表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

目が覚めるとそこは知らない場所でした

どうも「円男」と言います。

この作品が初投稿になるので優しい目で見てくれたら幸いです。

では、今後もよろしくお願いします。

 ……暑い。

 

 何故こんなに暑いのだろう。

 

 昨日は部屋で寝たはずだし、そもそも今は12月暑いはずがない。

 

 それなのにもかかわらずこの日差しを直接体に浴びているような暑さ、異常だ。

 

 まぁ原因は目を開けて状況確認をすれば分かるだろう。

 

 

 

 

 

「…………は?」

 

 目の前に広がるのは尽きることの無い緑。広大な草原だった。

 

 …………なんでさ。

 

 いやいや明らかにおかしいだろう。何で朝起きたら草原のど真ん中で寝てるんだ俺……。

 

 とりあえず現状把握からだと、そう考えたところで違和感を感じる。

 

 昨日は普通に大学に行って講義を受けて、帰りにコンビニで弁当とお茶を買って、自分の部屋で食って風呂に入って寝た。

 

 それは間違いないし覚えている。

 

 なのになんで自分の名前が思い出せない……?

 

 俺は誰だ?

 

 僕は誰だ?

 

 私は誰だ?

 

 一人称は何だった?

 

 性別は?

 

 本当にオレは俺なのか?

 

 昨日のことも他人の記憶なんじゃないかと不安が渦を巻き、疑心暗鬼に陥りそうになる。

 

 いや、そんなことを考える時点ですでに陥っているのかもしれない。

 

 怖い…怖い…怖い…。

 

 自分が自分じゃないと考えるだけでこんなに不安になるとは思わなかった。

 

 

 

 

 

 どれだけの時間考えていただろうか、もし周りに人がいたら草原の真ん中でただぼーっと立っているようにしか見えなかっただろう。

 

 だがもう答えは出た。

 

 割り切る。

 

 昔から勉強が苦手だった頭を捻ったがこれしか思いつかなかった。

 

 ここがどこだろうが俺は俺だ。

 

 それ以外の何者でもないし、この記憶も俺のものだ。

 

 そうと決まれば行動を開始しよう。

 

 こんなところにいても間違いなく良いことは無いだろうし、早く自分以外の人に会いたいという願望があるのは仕方が無いはずだ。

 

 そんなことを考えながら俺は周りを見回す。

 

「お、あれは道かな?」

 

 300mほど向こうに白い線が伸びているのが見える。

 

 その更に先に丘があるため道の向こう側は見えないがおそらく町か村くらいはあるだろう。

 

 安易な考えだと思うが他に手掛かりや情報が無いから仕方ないと自分に言い聞かせながら俺は先に進んだ。

………何を書こうか。

とりあえず次もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ