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敬老の日だから不老不死の少女に肩たたき券をあげてみた

作者: 冬木 朔
掲載日:2026/09/19

不老不死の少女に叱られたい

『敬老の日』


「そっかあ、敬老の日かあ」

うんうん、敬老の日。

あれだな、おじいちゃんおばあちゃんに優しくする日だよな。

といっても、僕には両方いないんだけど。


そこらへんのおじいちゃんおばあちゃんに親切にしたら、多分通報されるし、不審者で。


「あっ」

いたわ、おばあちゃん。


「♪」

肩たたき券作ろ。




「おばあちゃん、肩たたき券あげます」

「私は17歳なんだが?」

「そんなにキレないで、シワが増えますよ」

「あ?」

「今のはなかったことにして下さい」


仲がいいおばあちゃん。

僕の通う中学校で司書をしている。

年齢は原始人とあんまり変わらない、あくまで僕の予想。


不老不死で、見た目は高校生くらいの少女。


「あんまり歳上をからかうな」

はあ、とため息を吐く。

「歳上だからな、歳上」

ここはスルー。


どれくらい離れているやら。


「あっ、あとコレおはぎです。

おばあちゃんが好きな食べ物と言ったらやっぱりおはぎですよね、農協のスーパーで買ってきました」

○コープ。

「もー、またおばあちゃん扱いする」


今日は敬老の日だから祝日、学校は休み。

当然、図書室は開いていない。

僕の夢は作家になることで、この知識豊富な少女(見た目は)に応援してもらっている。

だから、この少女(見た目だけ、名前は咲、サキと読む)の家も知っている。


不老不死で驚かれない世界、優しい世界。




「朔(さく)」

名前を呼ばれる。


「ちょっとあがっていきなさい。

夫のために作ったおはぎ、処理しなさい」

「お、おっと…?」

「とっくの昔に死んだけどね。あの人、甘いものが好きだったから」

「縄文人?」

「そこまで古くないわっ」


「敬老の日、でしょ?」

「(コクコクコク)」


「肩たたきましょうか?」

「まだ言うかっ」

最後までお付き合いありがとうございました!


結局敬老の日っていつなん?

祝日とか関係ないからよく分からんし/(^o^)\

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