敬老の日だから不老不死の少女に肩たたき券をあげてみた
不老不死の少女に叱られたい
『敬老の日』
「そっかあ、敬老の日かあ」
うんうん、敬老の日。
あれだな、おじいちゃんおばあちゃんに優しくする日だよな。
といっても、僕には両方いないんだけど。
そこらへんのおじいちゃんおばあちゃんに親切にしたら、多分通報されるし、不審者で。
「あっ」
いたわ、おばあちゃん。
「♪」
肩たたき券作ろ。
「おばあちゃん、肩たたき券あげます」
「私は17歳なんだが?」
「そんなにキレないで、シワが増えますよ」
「あ?」
「今のはなかったことにして下さい」
仲がいいおばあちゃん。
僕の通う中学校で司書をしている。
年齢は原始人とあんまり変わらない、あくまで僕の予想。
不老不死で、見た目は高校生くらいの少女。
「あんまり歳上をからかうな」
はあ、とため息を吐く。
「歳上だからな、歳上」
ここはスルー。
どれくらい離れているやら。
「あっ、あとコレおはぎです。
おばあちゃんが好きな食べ物と言ったらやっぱりおはぎですよね、農協のスーパーで買ってきました」
○コープ。
「もー、またおばあちゃん扱いする」
今日は敬老の日だから祝日、学校は休み。
当然、図書室は開いていない。
僕の夢は作家になることで、この知識豊富な少女(見た目は)に応援してもらっている。
だから、この少女(見た目だけ、名前は咲、サキと読む)の家も知っている。
不老不死で驚かれない世界、優しい世界。
「朔」
名前を呼ばれる。
「ちょっとあがっていきなさい。
夫のために作ったおはぎ、処理しなさい」
「お、おっと…?」
「とっくの昔に死んだけどね。あの人、甘いものが好きだったから」
「縄文人?」
「そこまで古くないわっ」
「敬老の日、でしょ?」
「(コクコクコク)」
「肩たたきましょうか?」
「まだ言うかっ」
最後までお付き合いありがとうございました!
結局敬老の日っていつなん?
祝日とか関係ないからよく分からんし/(^o^)\




