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若造

ルーシェのおとん視点です

「まだお前のところのガキは戻ってきてないのか??!」


醜く肥えた男が、贅肉のついた腹を揺すり、唾を飛ばしながら声を荒げる。

私はアーウィン・ド・オルコット。西の黒龍である。

昨夜、我が家の4人目の子であるルーシェが、この男の指示により王子の暗殺に向かった。だが、夜が明けたというのに、戻ってきていない。だがこれは計画通りなのだ。

そして、家畜のような醜い男にルーシェをガキ呼ばわりされたことに腹が立つ、ルーシェはあの見た目でも500年以上は生きているがこの男は人間であり、五十手前の若造だ。


「まだ戻ってきてないし、そう簡単に王子が殺せるわけがないだろう。」

「はっ!王子如きに手こずりやがって、お前のガキはの無能だな!」


バチッと怒りで静電気が起こる。

無能だと?あの子は龍種の始祖の生まれ変わりだ。龍種の誰よりも強く尊い存在。それを貶すとは何事か。


「無能だと?」

「ああ、龍種のくせにあんな王子相手に手こずるお前のガキは無能だ」


ふざけるな。王子の種族がなんだと思っている?鬼種だぞ?魔法を使える限られた種族でありその中でも最も強い。その種族を殺せと言うお前が無能で能無しなのだ。


「王家が人間だと思っているのか?!……あぁ、お前のような若造にはわからなかったな?」

「っ…!お、お前!生意気な口聞きやがって!!」


嘲笑うように言えば、男の地雷を踏んだようで顔を一瞬で真っ赤にし出した。

かと思えばあの忌々しい宝珠を出してきた。

あの宝珠さえなければルーシェに危険なことをさせずに済んだと言うのに…

バチバチと先ほどよりも強い静電気が飛び散る。


「お前には、罰が必要なようだな!」

「…っ……」

「誰がお前の主人なのかわからせてやる!」


男は口角をニタリと上げた。

次の瞬間には自分にかけていた魔法が解け、龍の稲妻のように光るツノと、黒曜石のように黒い尾が現れる。

そして宝珠に龍の力が吸い取られていき、宝珠が稲妻のように光っていくのと対照的にに、ツノの光は消えていく。

力がなくなるが獣人ほどまでしか弱らない。それも半日だが、相変わらず体が重く、これでは何もできないのだ。

自分に腹が立って仕方がない。


「罰としてお前の子龍を2匹…有効的に使わせてもらおう。」

「…っ、そんなことは、させん」

「その状態で俺を止められると言うならやってみろ。…できないだろうがな!」


男は宝珠が入った箱を従者に持たせ、私の屋敷へ向かった。

それを追いかけることができない自分が憎くて仕方がない。

きっと家にいる家族は皆、あの宝珠で抵抗できなくなるのだろう。

男を苛立たせた自分が許せなくなった。


「クソッ…」

王子の種族判明☆

パピー煽っちゃダメだよ

そしてなんか展開よくわからなくなっていく

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