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朝が弱い王子

いろいろある

気持ちの良い風が私の頬を撫でるのです。

そして目を開くとゆらりゆらりと揺れる紺色の鱗のついた太い龍の尾が視界に映ります。

そばには燃えるように赤い髪の男が寝てるので……ん?…

……男…?……‼︎‼︎

ヴァルトなのです!!


「あぁぁぁぁぁっ!」

「…うぅん……」


ヴァルトが眉間に皺を寄せて目を開けようとしたのです。


「…だれだ…ふぐっ」


私は素早くヴァルトの上に馬乗りになって枕をヴァルトの顔面にぶち当てました。

ヤッベェ、ヤッベェのです。

いつの間に魔法が解けたんでしょう?!

龍体から人形になっても角と尻尾とかがそのままになっちゃうのです!だから魔法で隠してたのに!?

いつも通りならあと一週間は人間の体のままのはずなのに!

お尻がなんか寒いと思ってお尻を見たらパジャマが破れてたのです。


「〜〜〜〜〜〜!」


声にならない叫び声が私の口から出て来ました。

やべぇやべぇヴァルトにバレちゃいけないのは龍だと言うことなのです。

まずは魔法で隠すのです!隠れろ!……あれ?!…隠れろ‼︎‼︎………なんでなのです!?!??

魔法使えないのです!

混乱してたらヴァルトの目が覚めたみたいです。


「……枕をどけ……」


めちゃくちゃ低いトーンの声で言われたのです。

もしやこいつ寝起き悪いのです?

そんなことよりそれは無理なのです。マジで。どかしたら私のおパンツと龍だということが丸わかりなのです。昨日見られましたけどあれは暗かったしインナーだし。てことでここは断固拒否でいくのです。よし、無視するです、無視!

頑なに枕を抑えたまま無視していたら視界がくるりと一回転したのです。


「ぬわっ」


おわぁぁっ?なんだこの状態…お?…え?

が、顔面近っ!??お?ん??

ヤッベッ、混乱しすぎて理解できないのです。

押し倒されてる…のです?……おっとぉ?なんでパジャマのボタン全部開いてるのですかねぇ?

oh…結構しっかりした胸筋やら腹筋が丸見え…だ…

一気に顔面があっつくなったのです。心臓もバックバクしてるのです。

なんかすごく恥ずかしのです!!なんかすごく!!恥ずかしいの!

あ、竜だってバレたのです。もうやだおうち帰りたい。


「……おまえ、つのあった、の…か….…」

「っ……」


やばい…何されるか分かりないのです。そしてヴァルトの表情も読めないのです!

ぅぉぉぉっ!

そんなことを考えていたらヴァルトの頭がぽふんっと私の胸に落ちてきました。

寝息が聞こえるのです…今のですごく分かりました。

ヴァルトは朝が苦手なのです。だからツノ生えてるんだで終わったのです。

でも…胸を枕にしないで欲しいのです。恥ずかしいしちょっと重い…

それに重くて身動きが取れないのです。

どうしよなのです。

寝てるのでついでに観察してみようと思うのです。

ふむふむ。こうして無防備に寝てるのを見ると結構可愛い寝顔なのです。

あ、なんかつられて私も眠くなって来たのです…

二度寝しよ。

この状況で二度寝もできちゃうルーシェすごい

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