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紅い瞳の冷たい王子様

3話目です!頑張ってます

……?


やられたと思ったのです

でも上着を切られて上着が脱げただけでした。まぁほとんど脱げかけだったのですが…

私は恐る恐る目を開けて顔を上げました。

すると月明かりに照らされて王子様のお顔がよく見えました。

薄暗い中でもわかるほど真っ赤な髪に、血のように紅い瞳。そして立ってるだけなのに何故か背筋がヒヤリとするのです。切れ長の目は考えていることが全く読めません。


「…名を名乗れ」

「いっ…言わないのです!」


名を言えばまだ子龍である妹たちが危険に晒されるのです。

命よりも私の家族の方が大事だから何をされようとも言わないのです。私は真っ紅な瞳を見据えます。

王子はふむ、と興味深そうにこちらを見てきました。でもあんまり表情が変わってません。


「お前は、自害しようとしないんだな?」

「じ、がい…?」


じがい?自害って自分から死ぬことだっけ?なんで死ななきゃいけないのでしょう、というか、龍だから死ねないのです。私は理解ができないので首をこてんっと傾けてしまいました。


「なんでなのですか?」

「ふっ…お前の雇い主はお前が相当お気に入りみたいだな?」

「雇い主?…雇われてなんかないのです。依頼主しかいないのです。それに、これは大事なお仕事なのです!」


ふふんと自慢げに言ってやったです。クソみたいな父様を()()()()従えてるブ男はいるけど、雇い主?なんていないのですよ、変なことを聞く王子様なのです。そんなことよりもやるのかやらないのかさっさと決めて欲しいのです。


「なんでそんなこと聞くんです?そんなことよりも殺すならちゃっちゃと殺るです。」

「っ……はっ…はははははっ!…面白いやつだ!…気が変わった、殺すのはやめてやる」


キリッとかっこよく言ったのに王子様は笑い出したのです。失礼なやつ!

殺さないと言うことは拷問でしょうか?私に拷問なんて無駄なのです


「拷問するですか?私にそんなことしても意味ないのです。」

「拷問なんかしない………そうだな、監禁だ」

「はい?」

王子が初めて喋った!

上着を切ったのはフード被ってたからです

無理やり…ここが大事ですねぇ

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