表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LAST CHANCE GAME.  作者: どこぞの悪鬼&kinsei
7/41

【Turn 悪鬼】6.

「殺戮人間β……? 既に二百人が死んでいる……?」

「むぅな君。そう焦るでない。βだって人なんだ。強いだけで撃てば死ぬ。」

「そこで冷静になれるあなたがおかしいのでは?」

 そう言うと、Qは高圧的な笑みを浮かべて持っていた銃を取り出す。

 どうやら、Qに何か申すのはやめておいた方がよさそうだ。とむぅなは理解する。

「別にいいじゃないか。殺せるチャンスが来たら殺したらいい。βよりも大量に殺している人を狙った方がポイントも高い。」

「……そうだね。」

 むぅなは頷いておいた。たとえ殺戮人間βを見つけても、倒せるとは限らない。

 にしても、まだ始まって二日目にもなっていないのにここまで死んじゃうんだなとむぅなは思う。

 どこかに殺人が趣味の物好きがいたのだろうか。どこかに人殺しの才能を開花させた狂人でもいたのだろうか。

 むぅなは考えを巡らせるが、結果は出ない。

 ぐぅ、と音が鳴った。

「……あの。」

「どうしたんだい? むぅな君。」

「食事にでもしませんか。お腹、空きましたし……。」

「……あぁ、もう間食の時間なのか。わかった、腹が減っては戦はできぬ、だからな。」


 だけど、問題があったとしたら一つ。

「食堂って……どこ?」

「さぁ? 問いかけようとしてもΩは反応を見せないからなぁ」

 そう、食堂が見つからないのだ。あんなに大きなビルで自室はたくさんあるくせに、肝心の食事だけが見つからない。

「もしかしたらサバイバルみたいに生き残れとか?」

「さすがにないだろう。四日間だぞ? 食事がないのはハードモードすぎる。」

「人肉を食べれば……、」

「衛生上問題だ。きっとどこかにはあるだろう。」

 ビルは二十五階建て。むぅなとQは現在、一階から五階までの部屋の散策を完了している。

 散策中も人と出くわし、その度に殺し続けた。

 少なくても、むぅなはニ十ポイント以上は持っているだろう。

 他の人が獲得したポイントも、その人を殺せば自分のものになるからだ。

「……だったら、最上階?」

「それはありそうだ。急ごう、僕まで腹が減って来た。」

 ビルには、一階ごとに一つ、エレベーターが置いてあった。

「これに乗れば、早く着きそう。」

「あぁ、乗るか。」

 むぅなたちはエレベーターの前でボタンを押して待機していた。

 ポーンとでもいえばいいような、そんな音が鳴る。

「むぅな君……っ!」

 Qはエレベーターに向かって銃を撃つ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ