【Turn kinsei】1.
「ここ、だよね。」
指定されていた日、七海は、マップアプリを開きながら、指定されていた場所へと足を運んでいた。
その指定されていた場所は、大きなビルであった。
そこには、参加者と思わしき人物が大勢いた。
すると突然、ビルの壁にくっついていたモニターが一人の男を映し出した。
その男は、短髪で高そうなスーツで身を包み、顔を真っ白な仮面で隠していた。
ある女の子が遅れて来たところで、その男が喋り出した。
「やぁ、皆さん、よく集まってくれたね。僕はこのゲームのゲームマスターそうだなぁ、『Ω(オメガ)』とでも呼んでくれたまえ。それでは諸君まずは、ビルの中に入ってもらおうか。ビルの中に一人一人の個室があるから自分の部屋を見つけて入ってくれ。」
そう言うとモニターはプツリと消えてしまった。
その後ぞろぞろと参加者達がビルの中へと入って行く。
私も他の参加者といっしょビルの中へと入って行った。
そこにあったのは100を超えるほどの部屋であった。
七海はそこから自分の部屋を見つけ出しその部屋に入った。
七海が部屋に入ってから10分ほど経った頃だろうか、目の前にあったモニターがついた。
そのモニターはさっきの男を映し出した。
そしてその男がまた喋り出した。
「それでは改めてゲームの説明をするね。このゲームはポイント制のゲームだルールは簡単参加者を一人殺すごとに一ポイント、プラスでその参加者が持っていたポイントを獲得することができる。」
(え?、人を殺す?)
「勝利条件は参加者1000人の中からポイントが最も高かった上位三名のみが勝者となる。禁止事項は、」
その男は一尺置いてこう言った。
「禁止事項はない。チーミングするもよし隠れてやり過ごすのだっていい、つまりなんでもありだ。上位三名以外は全員死んでもらうから頑張ってくれたまえ。この後、三十分以内なら質問を受け付ける。」
(まさか参加したのがデスゲームだったなんて。)
そんなことを考えていると、再び男が喋り出した。
「質問がきた。期間は?との質問だ。期間は四日間だ。もう一つ質問がきた二人で同時に殺した場合どうなるのか?これに関しては殺した二人に一ポイントと殺した参加者のポイントが与えられる。」
その後は誰も質問をしなかった。
「それではゲームを始めよう。先程も言った通り期間は四日間だ。それではゲームスタート」