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推してダメなら押してみろっ!!

作者:白波瀬いさな
トラックに轢かれて死んだ2次元リアコJK、一ノ瀬紬(イチノセツムギ)。

目を覚ますとそこにはイケメンな神様が。
(めーーーっちゃ性癖ぶっ刺さりなんですけどぉぉ!このお方推します、推させてくださいっ!!)

そう思ったのもつかの間、ツムギは彼が創った《世界》ゼファートに落とされる。

(もう会えないなんて……嫌っ、私の推しーーーッ!)

その途端、謎の声が聞こえた。
『固有スキル【推し】を獲得しました。このスキルは「推し」対象としたものはそれが持つ全ての能力を手に入れることが出来ます。よって、神ルイスの力全てを取得します。』

ツムギ、チートに。そしてさっきの場所へ帰る。

ーールイス、ツムギを見て固まる。

ツムギは目を潤ませて言った。
「ルイス様、大好きです!結婚してくださいっ!!」
ルイスは口を歪ませて言った。
「俺は出来損ないの神様だ。兄弟と比べて神の力が半分しかない。」
「そうだとしても、私はルイス様の全てが大好きなんです。」

ーーそんな会話が延々と続き、ルイスは言う。

「そのプロポーズ受け取ろう。だが、婚姻を結ぶにはお父様を含めた他の神々の許可がいるぞ。」

ツムギはケロッとした顔で言った。
「許可さえ貰えれば推しと結婚が出来るのですね!よし、そうと決まれば貰いに行きますよーー!」
「お前、メンタル強すぎだろ。怖いわ。」

ちょっと変わったツムギと、苦労人ルイスの波乱万丈のラブストーリーが始まる。
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