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固有スキルの発動

前話の分、長めです。

あれから俺は宣言通り動物を狩ったり、魔物を倒したりして生活している。正直言ってこの生活は辛い。 理由はこの異世界に転生してから、目的(?)の恋を実らせるどころか人とすら話していない。


「…暇だし久しぶりに街にでも降りるか」

俺は約半年ぶりに街に行ってみた。 とりあえず、今ままで倒した魔物ほぼゴブリンを売り、そのお金を持って街をぶらついていた。その時俺は、あるポスターに目を惹きつけられた。


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オズル国王主催

バトルロワイヤル開催!

優勝賞品…「スキル覚醒の勾玉」

日程などの詳細はギルド役員まで

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「スキル覚醒の勾玉…」

スキル覚醒の勾玉とは、それを使用した者の固有スキルLvを最大限まで引き上げ、覚醒させるという代物だ。

固有スキルが???の俺が使ったらどうなるのだろうか。それが少し気になった。ただそれだけだ。

しかしこの後、俺がこのバトルロワイヤルに出場すると決心させる出来事が起きる。


「なんだよこれ…」

森に帰ったら、俺の住居が魔物に荒らされている最中だった。 そこらへんにいる下級の魔物なら追っ払えただろう。

だがそこにいたのは、ゴブリンキング。雑魚ゴブリンをまとめるリーダー的な存在。全ステータスが平均値以下の俺には倒せると思えない相手だ。


逃げよう、

そう思った時、運悪くゴブリンキングに俺の存在を気づかれた。


「グガアアアアアア!」

ゴブリンキングの雄叫びが森に響きわたり、殺気が滲み出ている。


だが俺はこんなところで死ぬわけにはいかないのだ。なぜなら俺はまだ非リア充だからだ。


「でも、どうすればこいつに勝てる?」


基本ステータス平均以下、唯一のスキルも使えないのに。


「ん? スキル?…」


俺は固有スキルが???だからって使えないと決めつけているだけじゃね?名前がわからないだけで能力はとんでもないものかもしれない。

と、いろいろ考えている内にゴブリンキングが攻撃をしてきた。


「まずい、避けられない!」


死を覚悟したその時だった___


「固有スキル_スキルFSC Lv.1を解放。 カウンターを獲得しました」


脳内に謎の声が流れた。


「ドカン!」


鈍い音とともにゴブリンキングが倒れた。

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