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魔王軍に感謝…?

今回は短めです…

「基本ステータス平均値以下…。いやそれより、固有スキル???ってなんですか!?」


「いや、そんなこと言われても…」

どうやらそこらへんにいる普通の冒険者の9割近くの人は、基本ステータスが最低でも100はあるらしい。そこからして俺の数値は悪い意味で異常だが固有スキルが???なんて前代未聞らしい。いや、普通に考えりゃおかしいか。


「とりあえず固有スキルもこのままで登録しておきますので、詳細がわかったらまた教えてください」

と言われ、冒険者カードというものを渡された。


それから俺は、冒険者として旅に出ようと思い、親に許可を取りに行った。 返ってきた言葉はNO.

理由は俺の兄がそれで死んでるからだ。仕方なく、俺は親には内緒でギルドの依頼を受けることにし、日が暮れるまでには家に帰るようにしていた。


そんな生活を続けて約3ヶ月が経った頃、俺たちが住んでいた国は突如魔王軍によって支配された。 幸いにも俺は異国で依頼をこなしていたため、国にはいなかった。


そんな俺には家族を失った悲しみや悔しさなど一欠片もなかった。俺はこの世界に転生して、3ヶ月程度しか生活を共にしていない。なんならラッキーだ。これで俺は自由に冒険者をできる…はずだった。


国が魔王軍に支配されたため、その国の冒険者ギルドも当然無くなった。実質俺は、どこにも属していないフリーの冒険者。 他の国で冒険者登録をするのも考えたが俺の基本ステータスが平均以下と知り、恥ずかしくてそんなのできない。


しばらくはそこらへんの動物の肉を狩ったり、下級の魔物を金に変えて生活していこうと思う。

次回はカイのスキルが判明…!?

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