魔王軍からの勧誘
「よし、行くか」
俺は今日、久しぶりにギルドの依頼を受けに行く。俺は自分の新たな固有スキルを試せるから楽しみだ。
だが、俺はバトルロイヤルで優勝し、有名になったので変装しなければならない。いざ有名人になってみると意外と大変だな...。_________
「本日の依頼はこちらになります」
ギルドの受付の人が言う。山菜の採取〜魔物の討伐など多くの依頼がある。しかし、今俺はDランク冒険者だ。ランクに応じた依頼しか受けられないから低難易度の依頼しか受けられない。仕方ない...。
「この依頼、全部受けます」
「え!?全部ですか!?」
「はい。5時間程で戻ってきます」
俺は早くランクを上げたいから全ての依頼を受けた。_________
「依頼処理お願いします」
「もう終わったのですか!冒険者カードをお預かりします。少々お待ちください」
俺は予定通り5時間ちょいで全ての依頼を終わらせた。でも依頼の内容はほぼスライム狩りだ。
「お待たせしました。依頼の処理が完了しました」
「ありがとうございます」
俺は冒険者カードを受け取り帰った。_____
次の日も俺は依頼を50近くこなし、2日で冒険者ランクがCになった。俺はその影響もあってか一躍有名になった。
そのおかげで俺は変装する意味がなくなった。_______
それから1週間、俺は順調に依頼をこなしていた。この調子でSランク冒険者になれば、勇者パーティーや国専属の騎士も夢じゃないだろう。そんなことを考えている時、とある亜人が俺の家を訪ねてきた。てかなんで俺の家を知ってるんだよ。森の奥だぞ。
「なんの用だ?用がないなら帰れ。」
この世界では亜人という種族はあまり良い立場にはいない。俺にも亜人に対する差別意識が染み付いてしまっているため、良くないと分かっていても少し強当たってしまう。
「単刀直入に言います。あなたは魔王様から直々に魔王軍に招待されました。5日後に返答を聞きにきます。断った場合は...、わかってますね?」
勇者パーティーでも騎士でもなくまさかの魔王軍からの勧誘。心外だ。
「...わかった。考えておく」
そう言うと亜人はなにも言わず去った。
...正直俺は魔王軍に入るつもりはない。理由は普通に良いイメージがないし、チヤホヤされないから。
断ったらなんかとか言ってたが、返り討ちにすれば良いだろう。気長に待つか。_____
そんな事を考えているうちにあっという間に5日が経った。




