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もふもふ

ᓚᘏᗢ 猫の居場所 ᗢᘏᓗ

作者: 山目 広介
掲載日:2021/12/04

 ウチの猫は私の腕を冬場の居場所だと思っている節がある。

 本を読んでいると猫に構ってやらないからか、回り込んできて腕の上に座り寝たり、とかね。


 夜、寒くなる、大体10℃以下になると、布団の中に入りたがる。

 それまでは布団の上で寝ていたりするのだが、冷えて来ると暖を求めてくっ付いて来る。

 夜中、先に私が寝ていて、気配がすると見てみるとそこに猫が佇んでいた。

 布団を開き、小脇を空けて、ここと示すようにポンポンと場所を叩くとやって来て寝る。

 来たくない時はいくら場所を叩いても見向きもしない。


 あるとき、布団を開けて小脇を叩かずに待っていたら、すぐに動かずに座ったままで猫はいた。

 寒いために私が根負けして叩いたら、動き出したから、ポンポンと叩く行為を理解しているみたいだった。




 猫が佇んでいると布団に入りたいのかと思ってしまうが、入らなかったりすることも。

 そのまま私が寝ると、いつの間にか近づいていて、顔の横に床ダァンと、音はしないけども、してから顎のクイっとしてきたのはイケメンに限るとかかと思った。単なるエサが欲しかったようだ。


 暖かめだったりすると布団の外で腕を枕にして寝ることもある。

 私は、腕は暖かいんだけども、肩とかが寒いためにちょいと困る。

 腕枕する時点で肩が寒いんだけども、そこは上着で対策している。

 それでもだ。そういうときは腕の位置を移動し、猫が丸まって寝る性質を利用して肩まで猫が来るように調整する。

 これは場所が決まているわけではなく、私の腕を居場所だと思っている節があるからこそ可能だと思われる。


 また私がいない時に猫が自発的に寝ていることがほとんどない。ほとんどということは例外があるのかというと、私が移動したあと、そのまま寝ていたとき、とかだろうか。




 ただ、夏場はくっ付くと熱いために飯をくれという訴えのとき以外は近づかない。そのため冬になる度に居場所となる場所が僅かに違ってくるように思う。

 入院する前の2年前とかはクッションを用意していて、そこへ基本的に猫が寝れるようにしていた。

 だが去年はそのクッションにうまく寝付かなかった。

 今年もそうだ。腕に固執しているかのようだ。腕、あったかいからな。私もだけど。


 だからこそ、猫が移動したときの、あの、喪失感。

 ぽっかりと空いたような穴みたいに周囲の冷気が酷く寒い。

 心にも穴が開いちゃう。

 戻ってきて、その穴に丸くなってすっぽりと収まって隙間を埋めてしまう。()()


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