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【Web版】騎士団長の息子に転生した俺は、目の前で婚約破棄されている悪役令嬢を助けて溺愛することにしました  作者: yui/サウスのサウス


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41 騎士団長の息子は商人の息子にお灸をすえる

何故か別の物語になりそうだけど、基本的にはイチャラブがメインです。その過程はめちゃくちゃかもですが(^_^;)


アリスとのデートを楽しんでから屋敷に無事アリスを送り届けてから俺はとある料理屋にきていた。所謂レストランに近い感じで貴族でも平民でも入れるそこに入ると待っていたのは本日の獲物ーーーいや、本日の用事がある人物。俺が知る乙女ゲーム最後の攻略対象の商人の息子である、マルケス・ステレオが優雅な出で立ちで座っていた。


「お待ちしておりました、お久しぶりですエクスさん」

「ああ、久しぶりだな。マルケス。てっきり家で大人しくしていると思ったらこんなところで夜遊びか」

「ええ、新しい商売で儲かってますから。エクスさんも順調みたいですね。なんでも殿下の婚約者を奪ったとか噂になってますよ。ま、そんなところに立ってないで座ってください」


店の中を見回してからだいたい把握して俺は席に座る。それを確認してからマルケスは手慣れたように店員に料理を持ってこさせる。ついでにお酒も出されたが俺はそれを軽く口にしただけにとどめておいた。一応この世界ではお酒に年齢制限はない。とはいえ、飲むのはだいたい10才を過ぎた頃くらいだろう。

儀礼的に飲む傾向が強いので、そこまで好んで飲むことはないが、炭酸などのジュースもないこの世界では水かお酒のどちらかになりがちなのは仕方ないだろう。


そうして運ばれてきた料理を口にしたのを見届けてからマルケスは聞いてきた。


「それで?本日はどのようなご用件で呼んだのですか?」

「なあに、少しばかり気になる噂を聞いたから様子を見にきただけだ」

「気になる噂?エクスさん以外にそんなものがあるのですか?」

「ああ、なんでもある商人が近頃幼い子供を拐って人身売買してるという噂を聞いてな。何か知らないかと思って訪ねたんだ」


正確には、様々な方法で身売りしかできない状況に追い込んだり、親を殺して子供を売ってるなんてものがほとんどだが、俺としてはその件はついででしかない。確かに外道な行いだけど、俺は決して正義感では動かない。ただ、降りかかる火の粉は払わねばならないだろう。


「それは恐ろしいですね。私の方では何も掴んでおりませんが、そのような行いをしている輩を見かけたら気にとめておきましょう」

「ああ、頼む」


そう言ってから俺はわざとわしく注がれた酒を飲みほす。と、そこで俺は体に違和感を感じてそのまま机にうつ伏せになる。それを見ながらニヤニヤしながらマルケスは言った。


「おやおや、まさか敵の罠に簡単に一人でくるとは本当に間抜けですね」

「・・・毒か?」

「おや?まだ意識がありましたか。ええ、あなたが口にした酒と料理には大量の猛毒を仕込んでおきました。それに・・・」


そう言ってからマルケスが合図をすると店の客と店員が一斉に武器を取り出してこちらを囲んできた。


「この通り、この店は私達が占拠しております。助けは来ませんよ」

「・・・お前達は一体なんだ?」

「冥土の土産に教えて差し上げましょう。私達は『プロメテウス』。いずれこの国、いえ世界を変える存在。神です」


ドヤ顔でそう言うとマルケスは部下の一人に合図をして俺にトドメをさそうと剣を向けてきたので、俺は芝居はやめて普通にその剣を叩き折ってからため息をつく。


「やれやれ、こんなに簡単に口を割るとは思わなかったけど、芝居も疲れる」

「なっ・・・き、貴様!何故動ける!?あの毒を摂取したらどんな生き物でもたちまち動けなくなりやがては死ぬはずだ!なのに何故!?」

「いや、死ぬならトドメさそうとするなよ」


思わずツッコンでしまっていた。


「別に難しいことは何もしてないさ。そもそも俺には毒は効かないからな」

「そんな馬鹿なことが・・・」

「さっきのありがたい説明のお礼に解説するとな、お前のチンケな企みは最初からわかってた。店の人間全員が敵なのも、料理に毒が仕込まれていることもな」


あからさますぎる客の入り具合と、わかりやす過ぎる毒の仕込みに正直げんなりしてしまったくらいだ。ちなみに毒については、騎士団長の息子として毒の耐性の訓練をしたのもそうだが、そもそも俺は身体強化の魔法の影響で基本的に身体を少し活性化させれば毒を無効化できてしまうのだ。ちなみに傷も活性化させればすぐに治る。本当にチート過ぎるけど、ありがたいので使わせてもらう。


「さて、とりあえずこの店の人間全員を取っ捕まえるが、その前に聞いておこう。降伏するなら今のうちだぞ?」

「・・・!?ほざけ!皆の者、こいつを殺せ!」


その指示で一斉に襲いかかってくる連中を俺は拳だけで黙らせていく。途中で逃げようとしていたマルケスを捕まえてから俺はマルケスの胸ぐらを掴むと笑顔で言った。


「今日の俺は機嫌がいいんだ。気絶程度ですませてやろう」


そう言ってから俺はマルケスを地面に叩きつける。するとしばらくしてマルケスが気絶したようなので引きずりながら他のメンバーの鎮圧に乗り出す。この日、攻略対象の一人である商人の息子のマルケスは違法な組織との繋がり、ならびに人身売買などの容疑で拘束された。図らずも攻略対象の一人を消せたので仕事としては満足だろう。






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