opening
誤字、脱字などあったら御指摘くださればありがたいです。
それではS,Cワールドへようこそ!
さぁ仕事だルーキー。
我々[WING・WIND]の仕事は沢山あるぞ。
書類の整理、掃除、その他の雑用。いろいろな。
だがな、お前らは違う、わかるだろう?
さぁ操れ!自分の手を!足を!武器を!
お前らは兵士だ。闘うんだ。
・・・わかったな。生きて帰れよ!
ゴオウゥン・・・・
「搭乗完了」「メインシステム((戦闘モード))起動します」
「move suitクローズ」
「メインハッチ、クローズ」
「メイン・サブウェポン、ブースター、オールグリーン。」
「思念ログイン、完了」
「[steel・wing]起動完了」
「メインカタパルト、オールグリーン」
「火力、出力最大」
「ブースターを起動してください」
ヴヴゥ・・・ン
「ブースト確認」
「出撃ハッチ、オープン」「ok」
「出撃準備、完了。」「出撃します。」
「3」
「2」
「1」
「GO,」
バシュッ
そう音がして、目の前に空が広がった。
荒れ果てた大地が近づいてくる。
「敵機、ターゲットロック。」
無機質な女性の声が響き、遠い大地に赤いターゲットマーカーが現れた。
ふうっ、と一つ息を吐く。此処は戦場だ、
生き残ることが仕事だ。
グッと武器を持つ「仮の」手に力がこもる。
大丈夫、大丈夫だ。
俺は「世界」に向かって飛び込んだーー。
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この世界は仮想27世紀、人類の間では巨大な戦争が続いている。
戦場はこの「地球」だ、だが、俺らが住んでいるのはこの「地球」ではない。
[TERA]。人工惑星のTERAだ。地球の一回り小さい人工の大地で出来た惑星だ。
だが、なにせ27世紀だ、人口の増加は留まることは無く、今ももっともっと増え続けている、そんな数の人が、小さな人工惑星に収まるワケは無い。
そう、もう「2つ」あるのだった。
三つのTERAは始めこそ共同製作、平和条約を結んでいた。
だが、一つのTERAが「戦争」をけしかける。
「MOON:TERA」、通称「MOON」と言うTERAで一番始めに完成した人工惑星だった。
・・・ちなみに他のTERAの名前は
「Re Generation」、通称「RG」。
「円月」。
である、これらのTERAを総称し「星家」といった。
戦争は長く続いた、始めは勢力が強く、「RG」「円月」の2星掛かりでも太刀打ち出来ない。
理由は明確、「兵器」だ。
「MOON」はこの戦争で強力な戦闘兵器を作り上げた。
人体の動きとリンクし、超高速機動戦を想定した強力兵器、それがーー
「|STEEL COMBAT MACHINE」通称[S,C]
である、
巨大兵装を装備し、なおかつブースタを搭載した巨大ロボットスーツだ。
・・・これの威力は絶大だった。普通の兵器じゃ太刀打ち出来ず、普通の部隊は職滅される。
だが、RGと円月はこの事態に応じこちらも独自でS,Cを作り上げた
そうなると事態は一変し、戦力は均衡、ついにはRGと円月の共闘で「MOON」を打ち破り、
また、世界は安息に包まれた。終戦は仮想25世紀である。
だが、また、世界は混乱に陥る。
第二次星間戦争である、
だが、今回はちがったのだ、何が違うか、それはTERA全てが敵になるということ、星々の戦争となったのだ、開戦は26世紀。
今までは少数だったS,Cもこの大戦により量産され、S,C部隊まで発足する。
そして、人類が生まれ、人類が捨てた地球を舞台に、今日もまたS,Cは駆け回るだろう。
ーーーーファリア・デリン・フライア著 「TERA間戦争」より。
これはそんな世界の一人のS,Cライダーの少年の生きる物語。
物語は、今も続いているーーー。