夢を捨つ
お初にお目にかかります
大学決めが本格的に始まって憂鬱になった時に
書いたものです
初投稿から異世界モノ書きたかったんですけど
語彙力が足りなさそうなのでやめました
思春期ィ…と思って読んでいただけたら幸いです
紗々
小学生の頃、
私は何か凄い才能で有名人になって、自分のことを一生愛してくれる人が現れて幸せに暮らせる、なんてくだらないことを考えていた。
中学生の頃、
自分の顔が優れているわけではない、と理解しつつも、まだ私には目覚めてない才能やセンスがあってスカウトされて歌手や声優になれる、なんて馬鹿なことを考えていた。
高校1年生まで、
環境が変わって自分の才能が開花して、初めての彼氏は将来旦那になって子供も出来て一生相思相愛で、なんて現実逃避していた。
高校2年生、自分には何もないと悟った。
・・・いや、「悟った」は間違っている。
愚かな私はようやく「認めた」んだ。
これからどうすればいいのか。
頭の中には叶いもしない夢物語ばかり。
「何になりたいのか」ではなく
「何に『なら』なれるのか」に変わってゆく。
何をやっても上には上がいる。
広告は成功談ばかり。
自分と比較しては心が病んでゆく。
「私」って何?
「君にしかできないこと」
それは私じゃなくてもできること
なんて思う愚かで我儘で高慢な私。
でも頭では分かっている。
現実を。真実を。
生きる為に捨てなければならない夢があることを。
神様はいないってことを。
それでも信じていたかった。
自分が何かを持っている、と。
自分に沢山の人の『唯一』になれる何かがある、と。
自分は選ばれた才能ある人間である、と。
そんな夢物語はないと分かっているのに
一日一日すぎていくのが怖い。
時の流れが今までよりもずっと早い。
楽しい今が続くことは無いと言われているみたいに。
楽しいだけで人生が終わらないことはわかっている。
頭では理解している。その通りなのだと。
なら私はどうすればいい?
「自分の興味があるもの」と聞かれて答えられない。
いかに自分が空っぽで今まで深く考えずにテキトーに
生きてきたかを思い知らされる。
高慢な態度のくせに弱虫で自分より下ばかり見る
卑怯で最低な人間。
こんな私を誰が愛してくれるのか。
いつかひとりぼっちになって寂しく死んでいくのか。
未来のことを考えるだけで気持ちが沈む。
助けは来ないと知っている。
自分で立って歩いていくしかないとわかっている。
それでも。
手を差し伸べて欲しいの思うのは卑怯だろうか。
何も無くても一人の人間として認めて欲しいと思うのは
傲慢だろうか。
承認欲求が強いことは醜いことなのだろうか。
性別を持った人間として一人の人間に愛されたいと思うことは恥ずべきことなのだろうか。
「いつか」と夢見ることは哀れなことなのだろうか。
嬉しければ笑い、悲しければ泣き、腹が立てば怒る。
家の中ではそうできても1歩外に出れば気持ちを隠し、
仮面をつけなければならない。
社会から浮かないように。
最大多数の最大幸福の為に。
生きる為に職を得て働き、小さな家に帰る。
ご飯を食べて、体を清潔に保ち、眠りにつく。
朝が来て一日がまた始まる。
繰り返す日々の中で何をしたいと夢見ていたのかすら
忘れていくのかもしれない。
他人のことにも、自分のことにも関心がなくなって、
空っぽのままただ寿命を待つだけの人と呼ぶには相応しくない何かになるかもしれない。
そんな人生は嫌だと思える今、何をしよう。
生きる意味なんてまだわからない。
自分が何者かまだわからない、ということは
意外とどんなものにでもなれるのかもしれない。
将来のことなんて今聞かれても分からない。
自分にも分からない自分自身のことが自分以外の人に
わかるはずがない。
分からないなら自分で勝手に決めていこうと思う。
だって自分の人生だから成功も失敗も全部自分のもの。
今まで後悔ばかり、きっと今後も後悔ばかり。
先の見えない道を自分の力で開拓しながら生きるのは
想像できないけれど、きっと大変なんだろう。
でもそれ以外に道がないことがわかった今、頑張るしかない。
未来のことを考えると現実逃避したくなる。
でもここで逃げたら今までの私と変わらない。
「変わる」なんて大層なことは出来ない。
弱虫はまだ直らない。
臆病も傲慢も口の悪さも粗相も直ってない。
でもこれも自分。少しずつ、全部直していく。
自分が自分の選んだ道を「微妙」だと思いたくない。
いつかの未来に今よりいい自分でいたい。
今より自分を好きになっていたい。
その為に今日、私は夢を捨てる。
まだ社会を知らない夢見る小さくちっぽけな私。
大人が何か今の私にもまだ分かってないけれど。
それでも私は大人になっていく。
ここからが私のスタート。
待ってろ、未来。
何が書きたかったのかわからないあたりが思春期です
いかがでしたでしょうか
次こそは異世界モノを書きます
果たして次があるのかどうか
ありがとうございました
それではごきげんよう
紗々