誰にでも優しい佐倉さん俺にだけ棘がある
初めて投稿する作品です。
あるかもしれませんが最後まで読んでもらえると助かります。
俺は普通のどこにでもいる男子高校生。
名前は佐藤晴信そんな俺でも普通じゃない事がある。
それは俺が通う高校にある。
「おい、春!
そんな所で何してるんだよ!」
と窓際で空を眺めながら語っている最中に自分を呼ぶそんな声が聞こえる
ふとそちらを向けばクラスメイトで友達の杉山健司がこちらを向きながら何かをやっていた。
俺はそんな健司に向け疑問を投げてみる
「なにしてるんだっけ?」
「いや、文化祭の出し物を決めてんだろ」
「そういえば」
「お前大丈夫か?」
そういえばと俺は手元にある。
白紙の紙を見る。
「俺達男子は全員メイドカフェに決めるって話しただろ。」
確かに昼休み中にそんな話をしたような
とりあえず白紙の紙にメイドカフェそう書いた。
「よし書いたな」
いつの間にか健司俺の書いた紙を覗くように立っていた。
「ほら出しに行くぞ」
そう健司は無理やり俺を立たせどこかに連れていかれる。
そのどこかというのが
「あ、杉山くん」
そう、健司の名前を呼んだのは佐倉花見と言われる学級委員長の役割を持つ女子生徒である。
佐倉さんはいわゆるクラスの人気者と言われる部類の生徒であり、艶やかな黒髪に透き通る様に綺麗な肌に人形とでも間違うくらいに美しい容姿を持つ美少女だ。
そして誰にでも優しく誰からでも好かれるそんな美少女である。
「それと、佐藤さんですか・・・」
ただし俺、意外には・・・
なぜか、原因は分からない。
ただ、その態度は明らかであり今の声も普段みんなにかける優しい声とは違い佐倉さんが俺に向ける声はどこか冷たく棘がある。
「さ、佐倉さん。出し物のやつ。
じゃ、じゃあ、俺行くわ。」
そう、佐倉さんの機嫌が悪いことを悟った健司は急いで紙を出し逃げて行った。
「マジかよアイツ。」
「佐藤さん、今日は自分で来たみたいですね」
そう、俺は一度健司に提出物を出してもらった事がある。
そしてその時に佐倉さんの周りの空気が一瞬変わったという
その時の健司の顔は青白かった。
そんなこともあり今日は無理やり健司に連れられてきたとは言えない
「えーと、これ」
そう、紙を渡し自分の席に戻ろうとすると
「どこ行くんですか?」
そう佐倉さんに止められる
「そんな急いでどこかに行く用事でもるんですか?」
「イエトクにアリマセン」
俺はそう恐怖により早口と棒読みで答えてしまう
「そういえば、さっきから男子全員。メイドカフェと書いていますが」
「それはなんというか」
「佐藤さんもメイドすきなんですか?」
「は、はい!好きです!」
「そ、そうですか。もう行っていいですよ」
「は、はい」
心なしか佐倉さんに引かれたような気がしなくもない
そういえば勢いで好きですって答えたけど別にそこまで興味あるわけじゃないんだよなメイド
その後特に何もなく時間は過ぎた。
そして迎えた帰りのホームルームでそれは起こった。
「昨日提出した進路希望、佐藤と佐倉まだ出してないから残って書いてけよ」
えっ、まじで
佐倉さんと居残り。
普通の男子なら喜ぶシュチュエーシも俺にとってはかなり不味いことだ。
まさかの俺に対して棘のある佐倉さんと居残りって
いや、進路希望を書けば帰れるんだ急いで書けば
そう考えを巡らせている最中、肩に手が置かれ振り返る
健司がいた。健司はなにか憐れむように
「春、がんばれよ」
そう言い帰っていった
なに、俺死ぬの?
こうして佐倉さんとのドキドキな居残りが始まりました。
そして現在、俺は必死に俺はペンを動かしている。
手を動かすほど5分進路希望出すため立ち上がり教室から出るためドアに手をかけ開けようとすると
「待ってください」
「な、なに」
声をかけられると思ってなく声が上ずってしまう
「い、いえ何でもないです」
「そう」
俺はそのまま教室を出ようとすると
ふと彼女の方を振り返る
そこには何故か泣きそうになっている少女がいた
俺が振り返ると彼女は顔を隠しながら
「な、何でもないです」
そう言う。
「さっきなんて言おうとしたの?」
「別になにも」
「なにか言いたい事があったんじゃないの?」
俺はできるだけ優しい声を心がけ言う
「あ、昔の春くんみたい」
「えっ!?」
「いや、違うの」
彼女は恥ずかしいのか顔を真っ赤にして顔を隠
その仕草とさっきの呼び方
ふと、頭に桜を見ながら満面の笑みを浮かべている女の子が頭をかすめる
「花ちゃん?」
「えっ」
彼女は俺がつい呟いた言葉に反応する
「いま、はなちゃんって」
「えっつい口からでて」
「でも、私の事覚えてくれたんだね」
「私?」
彼女、涙を浮かべながら満面の笑みを浮かべていた
「もしかして、本当に花ちゃんなの?」
「そうだよぉ、思い出してくれたんだぁ」
彼女は泣きながら抱き着いてくる
俺はこんらがる頭を整理しつつある事が気になり聞いてみる
「本当に花ちゃんならなんでいつも棘があったんだよ」
「それは、私が見た瞬間気づいて春くんに話かけたのに気づかないから」
と彼女は不貞腐れたように言ってくる
確かに入学式の日にそんなことを聞いてきた人もいたような
「私、その時恥ずかしかったし、悲しかったんだよ」
「うっ、ごめん。こんな可愛くなってると思わなくて」
「可愛いって。でも可愛くなってるってどういう事!?
昔の私は可愛くないってこと?」
「いや、だって昔の花ちゃん髪短くて男みたいだったから」
「うーそれは・・・」
彼女は俺の言葉に納得しているところもあるのだろうそれ以上なにも言ってこなっかった。
「これで、約束果たせるね」
「約束?」
「そうだよ。私が引っ越しする時にまた出会ったら結婚しようって」
「えっ・・・えええええええ!」
今年一番の大声が出た
「確かにそんなこともあった気がしなくもないけど」
「えっ、してくれないの?」
その顔はズルい
なぜ、女子の上目遣いはここまで破壊力があるんだ
確かに花ちゃんのことを思い出した今彼女を見る目が変わったのは事実だけど
「でも、出会ってすぐ結婚は」
「じゃあ、結婚を前提に付き合うのは?」
「それなら、いいのか?」
「え、本当?」
「多分」
「大好きー春くん」
と彼女は抱き着いてくる。
「俺も好きだよ花ちゃん」
そして今日普通な俺に可愛い彼女ができた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
初めての作品と短編なので感想で良かった点などを書いていただくとありがたいです。
ありがちな話ですが気に入ってもらえたら嬉しいです。
これから色んな作品を書いていくので名前だけでも憶えていただくとありがたいです。




