帰り道13
「さー!今日は急ぎ足で進んで今日の夜には村に戻りますよ!」
「ごり…」
「無茶言うな。二日の距離を1日で行くなんて狂気の沙汰だせ」
「そうですよ。村の周りだって強いモンスターがいるんですから今まで通り安全に行きましょう」
「みんな地に足をつけてると言うか…マイペースというか…」
「あー!大魚亭のメニューに載ってたブドウジュース飲みたかったなぁ〜」
「あれ美味しかったですね」
「いや…私たち飲んでないじゃん」
「…」
「あ!もしかしてあのアルメニアさんといたとき!?」
「なんのことでしょう?王国宿にもあったじゃないですか」
「え!?私知らない!?」
「それもキンキンに冷えたブドウジュースでとても美味しかったんですよ〜」
「うわあああああ王国宿ではオレンジジュースしか飲んでないいいいいい」
「オレンジジュースも美味しかったですよね♪」
「あそこまた行きたいなぁ…」
「王国宿よかったですね〜」
「金持ちぽいしもうリーフさんアルメリアさんの嫁に行って私たちを毎日王国宿に招待してくださいよ」
「ミキさん、流石に僕も怒りますよ」
「じゃあ御者の仕事と言い訳して雇い主に純潔を散らされた…あいたたたたた」
「下品なことを言うのはこの口かな?」ギュウウー
「いらい…いらい…でも!御者の仕事だけであんなお金もらえるわけない!絶対雇い主とディープな床しご…いだいいだいいだい!」
「懲りないお口さんですね!」ギリギリ
「すいませひぇんすいまひぇんでした。もう言いません!」
「よろしい」にっこり
「華奢だと思ってたけど以外と力強いんでづね…」スリスリ
「僕だってムキムキになるために弟たちが寝てから筋トレしてるんですよ!」
(むしろ筋トレしてるのにその体つきならこれからもゴリラになることはないだろうね…)
「今日は雨も降ってないしここで野営しよう」
「う“い〜」
「どうした?ほっぺが腫れてるぞ?」
「なんでもにゃいです」
「もう少しで家についてお肉食べられるけど野菜生活はもう飽きた」
「我慢しろ。みんな野菜なんだ」
「塩のおかげで美味しいスープじゃないですか。これ以上は贅沢ですよ」
「…」
「帰ったら俺には燻製が待ってるな〜」
「燻製か〜旅に行く前にとってきた鳥まだあるかな〜」
「てか村…大丈夫だよね?」
「なんで?」
「私もうだいぶ聖水撒いてないよ」
「出発してどのくらいたったんだっけか?」
「えーとベルグールまで15日…?いや…ルフ村で二日ぐらい過ごしたっけ?
「それとベルグールで4日…」
「帰りがルフ村までとお二人のケガが治るまで合わせて15日ぐらい」
「そこから三日かけてヨーク村までついて…」
「ミキちゃんが寝込んだ」
「申し訳ない…」
「そこで三日過ごしてあと1日で村に着くから…」
「誤差入れても1ヶ月と半月だな」
「さすが自称頭脳派」
「予定より遅くなっちゃいましたね」
「なに。旅には予定外もつきものだ」




