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異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
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帰り道6 治療






「うっ…」


「はっ…!ミキさん!聞こえますか!?ミキさん!」


「ここは…?」


「ここはルフ村の宿です」


「宿…?私たちは助かったの?」


「えぇ!助かりました!よかった…このまま死んじゃうんじゃないかと思いましたよ!(泣)」


「あはは〜迷惑かけてごめんね…」


「は“ぃ”…」





「うっ…」


「俺は…」


「ソウ!目が覚めたか!」


「すごい美女のおっぱいを鷲掴みにした気がするんだが…なぜだ…それ以外の記憶がない…」


「は?お前は大丈夫そうだな」


「…」

「!?」


「いでででで!?」


「おいおい!重症なんだからまだ動くんじゃない…」


「重症?」じわぁ…


「…」


「あ…これクマに殴られた時のか…」


「なんでそう冷静なんだよ…」


「慣れかな…」


「…」


「ミキちゃんは?」


「あっち」スッ…













「うっ…」


「あ!ダメですよ!まだ動かしちゃ!」


「…なにこれ?」


「左手と左腕…クマに噛み砕かれて粉砕骨折だそうです」


「私の怪我って左腕だけ?」


「そうみたいですね。」


「どのくらい寝てたの?」


「五日ほどでしょうか…今温かい消化にいいもの持ってきますね」












「なんとか生き残れましたね…」


「お互いボロボロだけどな…」


「あのクマ相手に生き残れれば御の字じゃないですか?しかも護衛対象の2名は無傷ですし…」


「そうだな。合格だな…」


「お待たせしました。」



「はい。栄養満点の野菜スープですよ〜」


「ふ〜ふ〜…はい。あーん」


「あーん…」


「食べられそうですか?」


「なんとか…」


「ならよかった」







「ふーふー」


「あーん♡」


「…」

「チェンジ」


「できません」


「俺初めてのあ〜んは可愛い子って決めてるから」


「ほらはやく食えよ」ニヤニヤ…


「…」


「ミキちゃんがいい」


「ミキちゃんも動けないんだよ」


「…」


「あむっ」


「あ〜いいこでちゅね〜さーもう一口…」


「…あむっ…あっちい!」


「あ、すまんすまんふーふーすんの忘れてた」


「…」







「ところであの後どうなったんですか?」


「あの後…」

「知らない女性の声が聞こえてきてツリーハウスを解除してくれて」


「落ちたんだ?」


「落ちずにゆっくりと地上におろしてくれました」


「…」


「そして僕達で二人を村まで運んで宿屋に運んで村の人に手当てをしてもらいました」


「よく村長さん許したね」


「最初は許してくれず追い出されそうだったんですけど…ココにいるいさせてもらう代わりに倒したというグレートハウンドベアの死体と海牛の魔核の無条件譲渡?。それに宿代として一泊大銅貨5枚と言われて…」


「え!?死骸はともかく一泊大銅貨5枚!?ここそんなに高くなかったよね!?」


「危険料だとよ…クマを狙って他の魔物や獣が村を襲わないとも限らないだからここにいさせてやる代わりにこの値段なんだと。」


「相変わらずいい趣味してるね」


「死に目は見ものだな」


「まったくだ」


「じゃあ一刻も早く出て行かないと…お金なくなっちゃうね…「いたた…」


「まって。ミキさん。まだ目が覚めたばかりで治ってないんだからもう少し安静にしなきゃ…」


「そうだぞ。出て行きたい気持ちはわかるが二人のその怪我じゃ1ヶ月はかかる。そこまで路銀が持つかどうかわからないが道中襲われたらひとたまりもないぞ」


「…」


「幸い御者の仕事をした時のお金があるのでしばらくは大丈夫です。」


「あぁ…すまない…あとでお金返すから…」

「ごめんね。迷惑かけるね…」


「お金はいいんですよ!あの時動けなかった僕達をツリーハウスで逃しくれなかったらグレートハウンドベアは僕に狙いを定めていたでしょうし…」

「お二人の頑張りに比べたらお金なんて大したことないですよ」


(“神さますぎる…”)


「おぅおぅおぅ!リーフさまが宿代と飯代を出してくれいるんだ!さっさと怪我治して村に帰るぞ!」


(“こいつ…”)


「あぁ〜それにしてもあの時投げた俺の酒高かったんだよな〜」チラチラ



「…」

「…」



「一言でいいんだけど誰か”返す“って言ってくれないかな〜」チラチラ



「おやすみ。」


「私もおやすみ」


「おやすみなさい。」


「おい!寝んな!俺の酒!…「店主さん行きますよ…」


「…」















「リーフには世話をかけな…」


「そうですね」


「早い所回復しないと…」


「…」


「なにしてるんだ?」


「動かせる右手で左腕に回復魔法かけてます」


「!?ずるい!俺にもかけてくれ!イテテ…」


「私だって痛いんです!それに立ち上がるにも痛すぎて立ち上がれません…」


「…」


「ソウ先生には私の作った傷薬の軟膏を使ってもらってるので私の方は自力の回復魔法なんですよ」


「そうか…ありがとな」


「…」


「でもなぜか傷の治りがかなり良い感じがするんですよね」


「あぁ…それは俺も思う。ミキちゃんが作る軟膏のおかげか?と思ってたんだが…」


「いえ、あの軟膏は確かに錬金術で作ったとはいえここまで急速に治癒する力はないはずです…まるで自動回復魔法(リジェネレーション)が発動してるような…」


自動回復魔法(リジェネレーション)?あの中級プリーストが使えるという?ミキちゃんそんなすごいプリーストだったのか…」


「いえ。私は使えませんよ。せいぜい魔法が使える人なら誰でもできる小回復魔法ぐらいです」


「じゃあ一体誰が…」


(もしかしてあの夢であった守り神さま?)








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