表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
88/558

帰り道 王国指定の賞金首



むくっ…


「ん…寒い…」


ピチャ…ピチャ…


ザァァァ〜…


「雨降ってきた」


「うぅっ…寒い…」ガタガタ


「雨か…」


「雨ですね…」


「奴はこなかっただようだな…この雨じゃやつも雨宿り中だろう」


「もうそろそろ朝?」


「朝…」


「へっくしょん!…だー!もー!寝れやしない!!!」


「もういくか?」


「そうですね…雨にあたりながら寝るなんて無理だし今から屋根つけるのも無理だし…少し暗いけど行きましょうか…」















「…」


「雨…やみませんね…」


「俺たちの匂いは消えるから目視範囲に奴がいなければ…このままルフ村までいけるかもしれない…」


「そうなれば雨に濡れながら道を行くのも悪くないかもな…」












「坂…」


「油断するなよ。もしくるとしたらここだからな…」


ゴクッ…




一行は静かにしかし確実に素早く移動する




ガサガサガサ…


「”!?“」


ゾゾゾゾ…


「まずい!ウミウシだ!急いで坂を駆け上がれ!」


タッタッタッタ…


「ベアじゃなくて良かったが毒液を飛ばしてくるから油断ならんぞ…」


「ハッ…ハッ…」


「もう少しだ…みんながんばれ!」






のしっのしっ…


「止まれ!」













「最悪だ…」



GRRRRR…


「よりによって坂の上に陣取られたか…」


「お…おい…後ろからウミウシが迫ってるぞ…」


「ミキちゃん!ツリーハウスはどうだ!?」


「使ってもいいけど向こうが上だから多分登られちゃうかも…」ゴソ…


「…」


「これは真剣にまずいですね…」


「どうするんだよ!?死にたくない!俺は死にたくない!」





「ソウ先生ごめんね…」


「!?」








「ツリーハウス!」


ゴゴゴゴゴ…ゴボッ…

「うわあああああ」


「うっうわ!」


「ヒヒーン!!」


「なんだ俺だけおいてけぼりかと思ったぜ…」


「そんなわけない。流石に仲間を置いて逃げられませんし…」


「ミキさん!ソウさん!」


「さて…こっからどうするんだ?」


「ソウ先生にはそのくまちゃんの相手をしていただきますよ…」


「俺が大将首か…泣けるぜ…」


「私がウミウシをなんとかしますのでそれまで耐えていてください…」


「ほぼ死ねって言ってるようなもんだぞ…」


「そのときは私も一緒に死んであげますよ…」


「そりゃ…悪くねぇな…でも貸しだからな…天国に着いたら挙式で借りを返せよ…」


「それも…悪くないかもしれません…」


ピチャ…


「いくぞ!」


「リーヴェル!ワン太召喚!」


「キュイ!」


「わんっ!」


「ソウ先生の援護を!」


「キュイ〜!」


「わん!」


「そして私は…」グシャ…


「くらえ!岩塩!」


ビシャ…


「ゴォー…オー…」


「海牛には流石に効果抜群でしょう…?」

「はいはい!おかわりはこちらですよ!」ぽい〜


「弐の型!針山!」


サクサクサクサク…


ゴォォォォォォ!!!


バシン!バシン!


「苦しんでる苦しんでる。ナメクジに似てるから君にはきっと塩が効くと思ってたよ…」


「水が抜けきるまでもう少しかかるし、ソウ先生の援護だ…」








「来い!熊やろう!」


ガォゥ…


「キュイ!」


「ワン!」


(ありがてぇ…2匹もこちらに回してくれるとはな…)


ガフ!


「散開!」


「キュ!」


シュッ…



ゴォン…


「やっぱ俺狙いか…そんなに見つめてくれちゃって…そっちの趣味はねーっつの!」


「ワウ!」ガブッ!


ウゴォ…


「キャン…」


「余所見禁物…左眼頂き!」ドスッ…


ウゴオオオオオオオ!



「あー!クソ!この酒高かったんだからな!ふざけやがって!これでも食らいやがれ!」


バキッ…


バシャバシャバシャ…


グオォォォォ!


「ナイスだぜ!おっさん!」


フー!フー!…


(これで左目と嗅覚は潰した…)

(自慢の目と鼻を潰されてもこちらをきちんと見据えてきやがる…)

(お〜お〜怒り狂ってんなぁ〜自分が優位だと思ったら思わぬ反撃に会い頭に血が上ったってか…(笑))


(さてこっからどうすっか…)


「リーヴェル!ウィンドブレイド!」


「キュイ!」


!?


フォン…


「避けられちゃったか…」


(決まれば両目潰せたがそう簡単に行かないか…)

(やっぱりミキちゃんの土食って貰うしかないかもな!)



(魔力は…あと1割…気絶するまで使えば2割?)

(海牛はまだ死んでないし…この状況で気絶したくないなぁ…)

(でも時間が経過すればするほどリーヴェルとワン太の維持で魔力吸われるからこっちが不利…)


「リーフさん!岩塩と荷台に使ってる防水布頂戴!」


「わかりました!」


ガウッ!


「ゴハッ…」


「うっ…おえぇ…」


「ソウ!!!」



(ミキちゃんの声で油断した…でかい一撃を貰っちまうとはな…)

(あぁ…去年新調した皮鎧がもうボロ雑巾だぜ…)


「うっ…ぐはぁ…」ペッ…


(腹がいてぇ…)


「俺の血を味わえてご満悦か?ん?」


GRRRR…


「海牛さんにもう一個プレゼント!」ドガッ…


「岩塩のお味はいかが?」


ゴォォォォォォ…!



「いくぞ!クマ男!」


「ばか!やめろミキちゃん!」


「うぉおおおお!」


ガウッ!


「これでも召し上がれぇぇぇ!」


ガウッ!…バキッバキッ!!


「あ“あ”あ“!」


「“ミキちゃん!”」


(かかった!)


「おはぎの…おかわりはいかがですかあああああああ!?」


「!?」


ウゴッ…ウ”ウ“ウ”ウ“ウ”!


「私の全魔力を持って!」


「君のお腹におはぎをお届けええええ!」


ウゴオオオ!


「硬化!」


!?


「…………!!!」


ドシン…


「うっ…」


バタッ…


「ミキちゃん!」


「ううううっ…」ゴハッ…


(クソ…駆け寄ろうにも動けねぇ…)


「!?」


「海牛はまだ生きてやがったのか…」


ゾゾゾゾゾゾゾ…


(だが様子がおかしい…それに核が見えている…!)


………ギリギリ………


ヒュン…


バキッ…!


ギャアアアア!


ドスンッ…


「ふふふ…俺の相手は最初から海牛だったっか…粋なリーダーさんだこと…」バタッ…


「ミキちゃん!ソウ!」


「ミキさん!起きて!」

「ソウさん!」
























「やぁミキちゃん…」


「ソウ先生…ここは?」


「なんだか暖かいし…これが天国ってやつかもな…」


「そうですか…私達死んでしまったんですね」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ