貿易都市ベルグール到着
「おはよう…」
「おはようございますミキさん」
「おはよう〜」
「ふぁぁぁ…」
「そろそろ貿易都市だったか交易都市だったかに着く?」シャリシャリ
「あぁ、早ければ今日の夕方には着くと思うぞ」
「滞在期間3日なんだっけ?」
「そうだ、ゆっくり観光したい気持ちはわかるが3日しか猶予がない」
「なんで3日なんですか?」もぐもぐ
「宿代が高い」
「うんうん」
「都市だから?」
「それもあるが、仕入れた物を荷馬車に積んで置くのに安宿だと夜に盗まれかねないから鍵付きで護衛付きの安全な宿となるとそう長く滞在できないんだよ」
「そっかー…残念」
「まぁ他の都市に比べればうちの村から一番近いほうだしいつでも来ようと思えば来れるだろう?」
「ここまでの旅路…中々濃厚な日々でしたけどね…」
「なぁに、今回は荷馬車もある4人組で戦闘できる奴が2人だったからこんな旅だがミキくん一人やソウと二人ならもっと早くかつ敵と遭遇せず簡単にこれるはずだ」シャリシャリ…
「そうなんだ。」
「剣が握れない上に装甲が硬く矢が通じないソウが何度も行き来してるぐらいだ。ミキ君なら楽勝だろう」
「熱い風評被害が聞こえた気がする」
「風評被害じゃない事実だ」
「でもこれでようやく普通の食事にありつけますね!ミキさん!」
「おぉ…いとしのパン…」
「ナンか?」
「小麦粉を水で練ったやつか?」
「この世界には酵母菌は存在しないの?」
「話が噛み合わないからもういいや。」
「そろそろ出よう!」
「わかった」
「で、3日の間は何するの?」
「俺は北の商船と交渉しに一人で出かけるから1日目は別行動させてもらうぞ」
「この荷馬車に積んでる革どうするの?御者がいるでしょ?」
「リーフ、お願いできるか?」
「わかりました。」
「じゃあミキ君は俺と村人から頼まれた日用品の買い出しだな」
「りょーかい。」
「そして夜になったら俺いくところがあるから夜は帰ってこないぞ」
「なんで?何するの?」
「一年の疲れをゆっくり癒して英気を養うのさ…」
「ナヌ!?温泉?私も行きたい!」
「チッチッチ…女子供は入れないちょっとお高いお風呂なんだよ」
「えぇー!」
「ミキさん無理を言ってはいけませんよ」
「そうだぞ〜男ってのはな、女子供を守るために日々頑張って仕事をしているんだ。たまにはしっかりした休息は必要なんだぞ。うんうん」
「店主さんはお嫁さんに畑させて店で昼寝してる奴って先生から聞きましたよ」
「…」
「だから俺はお風呂に行けないわけだよ!?」
「なるほど」
「温泉いいですけどね〜高そうですね〜」
「高いぞ〜」
「そんなお金あれば妹達に美味しいもの食べさせてあげたいですね〜」
「良いお兄さんだ…(泣)」
「やだなー(笑)食べられないわけではないので、泣かないでくださいよ〜(笑)」
「ただ食卓が野菜が主なだけですよ(笑)」
(それを聞くと私が贅沢さんに思えてくる…)
「ソウとリーフは三日間観光な感じか?」
「僕もミキさんと店主さんについて行って取引とか見せてもらっても良いですか?」
「荷運び手伝うので!」
「おぉ〜頼もしい限りだ」
「流石に私も1日ぐらい観光できるよ…ね…?」
「それは頑張り次第だな」
「むぅ…」
「まず必要なものは村人から頼まれた商品の仕入れと村長からの依頼の品とうちの店の仕入れに弓×2と鏃多数、簡素だが丈夫な槍4本だな、これだけで荷馬車に積む荷物のおおよそを埋めるから各自他に持って帰りたいものは自分で持つようにしないと何も入らないぞ」
「ぬぬぬぬ…」
「リーフさんはどこか行きたい場所あるの?」
「僕はせっかくなので港を見てみたいですね」
「港か〜賑わってるんだろうな〜」
「おう!一回は見といたほうがいいぞ!あれは活気があっていいものだ」
「商会がある支社は港から近いからその時見てみるといい」
「ほーっ」
「都市に入るのが楽しみだね〜」
「あれが貿易都市ベルグールだ」
「“おぉ〜”」
「壁がある…ゲームやアニメでよく見る石の壁だ…」
「大きい門ですね〜」
「田舎の子供達だな(笑)」
「初めて見ればこんな反応するだろう(笑)」
「門にちゃんと衛兵がいるね」
「そりゃそうだ」
「ていうかこの列に並ぶの?」
「そうだ。別に入市税を取られるわけじゃないが…どこから来てなんの用事で来て何日滞在するとか人数とかは聞かれるな」
「意外ときっちりしてるね」
「巨額のお金が動く所だからな。一応の検査みたいなもんだろ」
「ふーん」
「あ、あと先に言っておくけど町の中での魔法の使用は禁止されてるから見つかると数日牢に打ち込まれるから気をつけろよ」
「ワン太もダメなん?」
「ダメだな」
「ぬう」
「見つかると、だから見つからなければ何をしてもいいけどな」
「それってかなりギリギリ発言…」
「ギルドのランク持ちならある程度使える魔法等あるらしいけどな」
「そういえばここにギルドとかないの?私もランク登録したいんだけど」
「ミキ君…仲間いるの?冒険仲間」
「え?仲間必要なの?登録したあと仲間集めとか…」
「ギルドもそこまで暇じゃないからパーティーで申し込んでパーティー名と人数分の登録料払ってランクが与えられるけど…」
「一人だと登録できないの?」
「最低3人ぐらいからとか聞いたけどな」
「えぇ…ボッチ不可かよ…」
「ま、ランクがあれば有利になる面もあるが最初のうちは別になくても困りはしないさ、どうせランクの低いパーティーに紹介できる仕事なんてそう多くないからな」
(しょぼーん)
「さ、そろそろ俺たちの出番だ」
「こんにちわ」
「こんにちわ。わかっているかもしれないが少し質問をするから答えてくれ」
「どこから来て何用で、この都市を訪れた?」
「俺たちはルーク村から来た。村に来る行商人が来ずに物資が足りなくなり仕入れに来たんだ」
「ほう…冒険者にも見えないが…道中獣が出るのに女子供を連れてよくここまで無傷でたどり着いたもんだ」
「途中食料がなくて大変でしたけどね…」
「ハッハッハッ…そのぐらいならなんてことないだろう?旅をするならよくあることだ」
「何日ほど滞在する予定かな?」
「3日だ。長くとどまれるほど裕福でもないからな」
「ふむ…ルーク村からここまで無傷で来れるんだ。冒険者じゃなくても依頼は受けられる。一つでもいいから討伐してくれるとこっちは助かるんだがな」
「んなこと言われたって俺たちは女子供の面倒もあるからな。」
「そうだったな(笑)ここまでこれたのも運がよかっただけかもしれないしな」
「そうそう…ところで近くに、厩に鍵をつけられて護衛が巡回してくれるような良い宿はあるか?」
「村の仕入れなのにそんな豪勢な宿に泊まるのか?羽振りがいいんだな」
「んなわけねぇだろ(笑)ただでさえ予算が少ないから買った商品を盗まれないための予防策だ。しっかりとした護衛もいない商団だから安物でも盗まれたら事なんだよ…」
「なるほど、転ばぬ先の杖か…」
「それなら門の近くにある大魚亭がいいぞ。厩に鍵もあるし護衛も巡回してくれている。お値段も中々だが安全は買える(笑)」
「教えてくれてサンキューな。そろそろ行っていいか?」
「あぁ、引き止めて悪かったな。良い時間を」にっこり
「いい人でしたね」
「笑顔が素敵でした」
「1日何百人と相手するんだから大変だな…」
「大変だけど農民とは違って喋って少し書いて雑談して…月給制のいい仕事じゃないか?」
「まぁそうだけどな」
「っと、ここが大魚亭か…」
「宿屋の主人と話をして来る。みんなはここで待っててくれ」
「わかった」
「こんにちわ〜。部屋を一部屋…3日ほど取りたいんだが」
「いらっしゃい。何名様でしょうか?」
「3人だ」
「3人でしたらちょうどいい大部屋が一つあります。ベットも広くて快適ですよ?ウフフ」
「追加で一人用のベットもお願いできるか?」
「かしこまりました」
「あ、後厩も一つ貸して欲しい。」
「承りました。」
「3日分でいくらになる?」
「お部屋代が3日で銀貨3枚と追加ベット大銅貨15枚と厩代で大銅貨9枚…」
「合計銀貨5枚と大銅貨4枚になります」
(たけぇ…)
(完全に予算オーバー…)
「ちなみに交渉は受け付けておりません。ウチよりも安い宿はいくらでもあるのでお気に召さなければ他の宿に行かれても結構ですよ」
「ちょっと仲間と話をして来てもいいか?」
「どうぞ。」
「ということなんだが…」
「…」
「予算っていくらなの?」
「村長からもらったのは3日分で銀貨3枚」
「肝心な厩代足りないじゃん!」
「村からの依頼で来てるから厩代はケチれない。」
「厩代だけで大銅貨15枚…?後大銅貨15枚しかないじゃん!部屋に泊まれないじゃん!」
「人間だけならある程度安宿でもいいけど荷物があるからそういうわけにも行かないだろう?」
「あぁ…」
「どうすんのこれ?」
「宿には、あまり歓迎されないが大広間という伝家の宝刀がある」
(厩に寝るとか言わないだけましか…RPG物では厩に寝て朝起きるとモーニングう◯こだったりするけどこの世界ではそういう選択肢はなさそうだしよかった…)
「それしかなさそうですね。私達はあまりお金を持っている方では無いので」
「火の番をしたり敵襲の警戒をしないで服も汚れずに安心して寝れるだけ感謝しないとな」
「なんか都市にて夢の宿屋生活だとおもってたら現実は違ってたけど仕方ないか〜」
「あ〜お金の不安がないお金持ちなパーティーリーダーとかがいるパーティーがよかったな〜」
「パーティーリーダーはミキ君だけどな?そういえばミキ君が持ってる魔核を売ればリッチな個室に泊まれるぞ?リーダー殿?」
「これは個人財産でーす。命をかけて獲得した個人財産でーす」
「まぁそういうことだ。」
「しょうがないなぁ…」ブツブツ
「そんなに柔らかいベットで寝たいならリーフとミキ君なら買い手はいくらでもあると思うぞ?」
「まじ最悪」
「遠慮しておきます…」
「じゃあ大広間で決まりだな。そういえばソウは完全に夜は帰って来ないのか?」
「あぁ、一応そのつもりだ」
「じゃあ宿代は3人だな。」
「あぁ、戻って来ても日中しか来ないから俺の分の食事代はみんなで好きなもん食べてくれや」
「ソウ先生ありがとう!」キラキラ
(そんな目で見られると良心が痛むからやめてくれ…)
「俺なりの気遣いってやつだ。せっかく都市に来たんだし、せめていいものぐらい食べないとな?」
「うんうん!」キラキラ
(…)
「じゃあそれで話をして来るからもう少し待っててくれ」
「“はーい”」
「という事で、大広間を借りたい」
「かしこまりました。今の時期混んでいて狭いですが一応気をつけてくださいね」
「了解」
「では3日分の大広間代大銅貨15枚と厩代大銅貨15枚で銀貨3枚になります」
(安くなったけど厩と同じ値段かよ…)
「…」
「どうされました?」
「いや…なんでもない。はい。銀貨3枚」
「ありがとうございます。お食事はカウンターで別料金となっております。」
「わかった。裏に仲間がいるから使いのものを出してくれ」
「わかりました。それではごゆっくり」
「こっちだ!ついてこい」
「はい、ミキさん頑張ってください」
「えぇ!?車庫入れ私がするの!?」
「僕は村でやり慣れているのでミキさんはいい体験だと思いまして、大丈夫、僕もサポートしますので」ニコッ
「…」
「おーい!なにやってんだよ!早くしろ!」
「うわあああすいません〜!!!」
「おいバカ!ちげーよ!まず荷台を移動させて最後に馬を…」
「慣れてないんです〜初めてなんです〜!!>< 」
「やっと終わったな。馬を引き連れて歩いてるんだがらこのぐらい慣れておいてもらわないと…」クドクド
「すいません!すいません!」
「じゃあな」
「ありがとうございました!」
「…」
(胃が痛い…)
「お疲れ様でしたミキさん」
「リーフさんひどいですよ!やったこともないのにいきなり任せるなんて!」
「先生に馬の扱い方を教えくれって頼まれてたのを突然思い出して…これもいい経験かなって…(笑)」
「(笑)じゃないですよ!」
「おーい宿の説明すっから早くこい〜」
「はーい」
「あ、待ってよー!」
「ここが今日から寝るところだ」
「えっ…」
「寝室だ」
「タコ部屋じゃん」
「大広間と言ってくれ」
「奴隷の寝床かなんか?」
「失礼なやつだな。これだから王室育ちのお嬢様は…」
「大魚亭での一番の人気部屋だぞ〜?」
「ただ単に最大収容人数が多いだけじゃん」
「しかも角空いてないし…」
「ていうか壁すらも空いてないんだけど?」
「見事に真ん中しかないですね〜」
「というか…」
ガシッ…「こんな美少女をタコ部屋に寝かすとかおっちゃんどうかしてるよ!」
「なんで僕の肩を掴んでそんなこと言うんですか?僕は男ですよ…」
「仕方ないだろう!厩代とこの大広間で銀貨3枚だ!文句があるなら自費で個室に泊まんな!」
「…」
「値段は聞いてないが個室でも銀貨一枚はするはずだぞ」
「一泊銀貨一枚って…」
(日本で言うところの景色のいい田舎のホテルとか…?)
「スライムの腹パン並みの攻撃食らって小銅貨2枚ぐらいだったっけ?」
「一泊銀貨一枚とか…」
「さて、それじゃ飯でも食って今日は寝るか」
「ソウは飯どうする?」
「俺は外で食って来るわ。そっちの方が幾分安いだろうしな」
「わかった。気をつけろよ」
ヒラヒラ
「じゃあ飯を食いに行くぞ」
「荷物は持っていけよ。お嬢様。盗まれるぞ」
「わかってるよ!ちょっと下ろしただけだよ!」
ワイワイ
「おぉー賑わってますなぁ〜」
「人が多いですね〜」
「まだまだ賑わうぞ。席が無くなる前に行くぞ」
「メニューは?」
「机の下に掛かってる」
「どれどれ〜!…おほー(笑)色々な種類がある!しかも絵まで乗ってる!もしかしてここ高級店だった?」
「個室が銀貨一枚すぐるぐらいには高級店だぞ。それでもまだ大衆寄りの高級店だ。見てみな。周りの連中を」
「身なりが良さそうな服着てますね」
「おぉーあっちには漆黒の鎧を着込んだ老イケメンが帯刀して飲んでる!」
「どうやらこの宿は羽振りのいいやつしか泊まれないような所らしい」
「衛兵さんもなんかそんなこと言ってたね」
「俺もオシャレして来た方だが…田舎者が頑張ってオシャレしたようなもんだったな」
「それをいうなら僕の方がなんだか恥ずかしいですよ///」
(美少年の羞恥シーン…イイ…)
「とりあえず俺はエールと…枝豆と小魚焼きだな」
「僕は水と野菜の包み焼きで」
(なんでみんな一つ二つしか頼まないの…?)
「って高ッ!?」
「それなりに高級店って言ったろ?」
「ちなみに一食にかけられる金額は今までと同じですか?」
「無論だ」
「…」
「じゃあ私も野菜の包み焼きと水で…」
「おねーさーん!注文〜!」
「はーい」
「ではここまで無事に来れたことを祝いまして…乾杯ー!」
「乾杯!」
「かんぱーい…」
「…」コップを見つめながら
「水だけどね」
「ん!ミキさんこの水美味しいですよ?」
「ほんと?…あ、美味しい。もしかして何かフルーツの汁でも入れてあ…「ぷっはああああああああああああああうめええええええええええええ」
「もう出来上がったのか…おっちゃん…」
「乾いた喉に流れるキンキンに冷えた酒の味は最高だ!」
「キンキンに冷える?なんで?」
「ここは専用の魔法使いが酒樽を冷やしてくれているから料金は少し高いがいつでもキンキンに冷えたやつが飲めるんだよ」
「なにそれずりぃ…」
「少し高いって言ったろ?」
「お待たせしました。野菜の包み焼きです」
「おぉー待ってましたー!」
「“いただきまーす!”」
「うん。ソースのないお好み焼きだ。でもお好み焼きの中に魚介類の粉末やダシが使われてるからすごい美味しい!」
「うーん…たまりません…贅沢な一品です…」
(このお好み焼きで小銅貨5枚もするんだから美味しくて当たり前か…)
「もう少し食べたいね」
「そうですね。」
「ソウ先生の分ありがたく注文しよう!」
「いいですね!」
「おっちゃん!ソウ先生の分で野菜の包み焼き頼むよー!」
「あぁ…いいぜ!」
「お待たせしました。野菜の包み焼きと水です」
「じゃあこれ半分ずつにして…はい、水」
「“いただきまーす!”」
「半分ずつにして食べるとか(笑)まだまだ子供だな」
「まだお腹は満たされてなかったし、なによりお金がないんだよ〜!そこに成人も子供も関係ない!」
「ま、微笑ましくてイイけどな」
「おっちゃんこそご飯食べなくてイイの?」
「キンキンに冷えたコイツはここでしか飲めないからな。今日ぐらい味わって飲むさ…」
「ふーん」
「ふーお腹いっぱいになった。」
「美味しかったですね〜お腹いっぱいなんて久しぶりでした〜」
「あのお水も美味しかったね〜」
「はい!レモン水か何かだったのかもしれませんね」
「ところでこの酔っ払いどうしようか…」
「あははは…ここまで酔われると大変ですね…」
「お金は先払いしてたしもう大広間に行って寝ちゃおうか」
「そうですね」
「ほら!おっちゃん!もう寝るよ!」
「ううーん…」
「あ“ー重かった!」
「大変でした…」
「おはぎで運送できないから大変だった」
「あはは。じゃあ少し早いけど寝ましょうか…」
「寝たいけど…落ち着かないね」
「そうですか?僕はいつもこんな感じですよ」
(あぁ…兄弟多いんだっけ?私は個室だったからなぁ〜)
「おやすみ〜」
「おやすみなさい」
ガヤガヤ…
(うるさい…)
「俺はッ!俺は今日も頑張った!」
「酔っ払いうるせーぞ」
(安眠できない…)
「ぐがあああああああああああ」
「ごおおおおおおおお」
「ズズズズッ…」
「ヒュッ…」
「いびきがうるせぇ…しかも誰か無呼吸症候群になってるじゃねーか!痩せろ!」
「スー…スー…」
(この美少年は何事もないように寝ていらっしゃる…たくましい…)
(私も早く寝なきゃ…)




