商団護衛任務14日目 貝肉のスープとデザートはビワ
「おはよ〜」
「久々によく寝たな」
「んー…」
「おはようございます」
「腹減った」
「そういうな」
「ミキちゃんだってあんなに普通にやっているじゃ無いか」
「…」
「ん?なんですか?」
「いつから光合成でご飯食べなくて良くなったの?」
「え?光合成なんてできませんよ?」
「店主さんも食べますか?レモン」
「いらない」
「ていうかレモン食べてたんだ」
「レモンはいいですよ〜」
「…」
「それにしても…」チラッ
「保存食としてレモン3つも…誰が食べるんだよ」
「私食べるよ〜」
「ミキ君、お願いだから何か朝食になるようなもの取ってきてよ!」
「はい!」にっこり
「いや、レモンはいらない。そんな動物も食べないなんのために存在するかわからないようなモノ…」
「レモンは体にいいのにこの世界ではそういう認識なのか〜」
「しかもこれ無農薬だから皮まで食べられるじゃん!」
「ソウ、ミキ君はがあてにならないからソウがとってきてくれ!」
「…」
「俺の弓で仕留められそうな獲物がいない」
「いやいやいや!ミキ君の弓と違ってお前の弓ならイソガニ倒せるだろう!?」
「倒した後あの触手貝どうするんだよ?」
「…」
「ミキ君!」
「ん?」
「ミキ君には責任がある!」
「なんの?」
「海沿いで進みたいと言った責任が!」
「はぁ…?」
「山道ならまだ森に入れば食べ物にもありつけたかもしれない!だけどこんな海沿いじゃ食べ物が凶悪すぎて俺たち一般人には到底勝てない!」
もぐもぐ
「それに!ミキ君がそんなにレモンもぐもぐしてお腹いっぱいになったら!いったい誰が食料を取ってくるんだい!?」
スッ…レモン
「いらんわ!」
「ちょ!食べ物を粗末にするのは反対ー!」
「わかった。そこまで狩をしたく無いのならこっちだって考えがある」
「いや、ちょっと待って。そもそもいつから私が君の食料担当になったの?」
「私が肉に飢えているときに店主さん私に肉くれなかったじゃん!」
「あれは先生がああいうから仕方なくだ!」
「でも私が狩りに行かなくてもソウ先生に頼めばいいじゃん!」
「ソウの腕では倒せないんだよ!」
「おい、地味に失礼だぞ倒せるけど回収できないだけだ」
「ミキ君なら回収できるだろう!?」
「無理ですよ」
「そもそもできるなら昨日のご飯がアレになってないですよ」
「…」
「俺はお腹空いてるんだ…」
「レモ…「いらない」
「好き嫌いじゃん」
「好き嫌いじゃ無い」
「と言ってもさー」
ピーヒョロヒョロ…
「食べれそうなの無いじゃん」
「…」
「何か一口でいいから食べさせてくださいミキ様」
「えぇ!?なんで私!?」
「お願いしますどうかご慈悲を…」鼻水ダラダラ
「ちょ(笑)いや(笑)近寄らないで(笑)鼻水やめて!」
「どうか…どうか…」
「うわー!おはぎガード!」
うぅふん〜セクシーおはぎ顔のついた盾
ムチュー…
「oh…deep…」
「むっはぁ………」鼻水顔
「おはぎと熱いキッスのお味は…?」
「泥臭い…」
「そろそろ野営の時間ですね」
「この先にも漁師小屋があったはずだからそこで今日は休もう」
「さて…そろそろ何かまじめに獲物探さないとなぁ〜」
「俺も行こう」
「店主さん足手まといになりそう」
「俺も行こう」
「えぇ〜」
「この近さならミキ君が盾を出すよりも早くキスできるが?」
「あーはいはい好きにしたら〜」
「じゃあワン太は置いていくからリーフさんとソウ先生あとはお願いします」
「僕は構いませんが…でも漁師小屋までまだ少しありますよ?」
「では俺とミキ君とおはぎで漁師小屋までの間に何か食べられるものがないか探してくるよ」キリリ
「えぇ〜私も行くの〜しかも小屋についてからじゃなくて今から探すの〜」
「俺の間合い…「分かったから…」
「で2グループに分かれたんだけど…」
「お腹減ったから早くして」
(このおっさん…)
「今日はマツバガイみたいなちっこいのは無しだから」
「危険なく食べれるんだからいいじゃん!好き嫌い禁止!」
「そんな小物では余の腹は満たされぬ」
「どこの王族だよ」
「そこな娘、余を満足させるが良いぞ」
「もう店主さん触手貝に凌辱されてくればいいんじゃないかな」
「とりあえず小さいものだけでもいいので集めましょうよ」
「嫌じゃ」
「今日の夜何も食べれなくてもいいんですか?」
「…」
「保険…なんだな?」
「保険ですよ」
「時間も勿体無いし、小さいものを取りながら大きい獲物を探すんですよ」
「それがメインディッシュになることはないんだな?」
「大物が取れれば」
「…」
「器貸して」
「はい」
「…」
「…」
「結構取れたな!」
「いやー今日は集める時間長かったからいい感じに取れましたね!」
「満腹とは言わないがこれならみんなで3割ぐらいにはなりそうだな」
「チリも積もればなんとやらですよ」
「そうだな…」
「漁師小屋が見えてきましたけど…このまま回収しながら大きいのを探しましょう!」
「おー!」
「何もいませんでしたね」
「…」
「とりあえず帰りましょ?ね?」
「う“ん”」(泣)
「お帰りなさい」
「お帰り〜どうだった?」
「貝がこんなに取れましたよ〜」
「”おお〜“」
「こっちもこんなものが取れました〜」
「ビワですか?」
「ビワです!」
「それも大量に…」
「これだけあれば店主の腹も膨れるだろう!」
「ソウ…リーフ…おまえらあああ」
「うわああ鼻水やめろおおお」
「いやだなぁ…大げさですよ店主さん」
「一番の食いしん坊は私じゃなくて店主だと思うんだよ。ワン太くん」よしよし
「くぅ〜ん」
「“いただきます”」
「相変わらず良い出汁出てますね」ほのぼの
「今日は大量だからこんだけ食えばさすがに腹一杯になるだろう」
「大鍋で炊いたからな」
「美味しい!労働(貝拾い)した後のご飯が美味しい!(泣)」
「さーワン太〜今日は貝肉多めのスープとデザートはビワだよ〜」
「わふわふ!!!」
「いや〜うまい!」
「この山ほどのビワ…今日だけじゃ食い切れないな!」
「でも食いすぎて腹痛くなるなよ?」
「わーってらー」




