ワン太と二人でヒル討伐
「おはようございます」
「おはよう」
「“いただきます”」
「今日は流石に…新しい仲間もできたことですしヒル討伐行こうかなと思います。」
「おぉ、頑張ってくるんじゃぞ。ソウ君と行くのかい?」
「…いえ…できればあれ着たくないので今日は一人でチャレンジしてみます。」
「ふむ…それはくれぐれも気をつけてな。」
「大丈夫です!(現状)最強の剣のワン太と最強の盾のプニプニ丸がいるので!」
(あれ?名前変わってる気がするが…?)
「獣避け持った。矢も十分持った。短木剣に盾、弓、装備とハンカチ。」
「じゃあ行ってきます。」
「気をつけてな〜」
「ということで到着。おいで!ワン太!」
「わふっ」
「ここで待機だ」
「ハッハッ…」
「よいしょっと、予備の矢も上に持って上がろうかな。」
「んー…増えては無い。前回もだったけどあの一番大きな奴の周りを囲うようにヒルがいるけど…独自の防衛策なのかな?」
「前回よりは少し円が小さくなってるぽいねぇ〜」
「あ、獣避けをつけておかなきゃ…」
「えーと、獣避けつけた。退路確保した。ワン太いるー予備あるー森の中にも獣の気配なかったし…よしいくか…」
ギリギリッ…
「ふぅ…なんとか危なげなく倒せてる気がする。」
「今で小さいの5匹か…」
「ん?おや?」
モゾモゾッ…
「んー?何してるんだろうあれ…」
シーン…
「あ、もしかして狩られて穴が空いたからそこに他のヒルがやって来て円形に修正したのか。」
「てことはやっぱりそういう独自の防衛方法なのか」
「もしかしてあの大きいのがメスなのかな?」
「…」
「わかりませんけども。」
「でも逆にあの防衛方法を利用すれば確実に仕留めて行けそう。」
「矢もまだあるしこの感じで狩りをしていこうかな。」
シュッ…
「ふぅー結構討伐したな。」
「ワン太がすごい暇そうだ。君が暇なのはいいことなんだよ。」
「今で…11匹か…残りの矢は…15本か」
「小さいのなら3匹…大きいのなら殺しきれない。」
「また、モゾモゾ防衛体制とってる間に矢でも回収してこようか…」
コソコソコソ…
「ふぅ…最後あたり危なかった。なんかあの円がこっち近づいてる気がしたんだもん。というか近づいて来てたよね」
「ヒルって目無いよね?何で獲物だと判別して襲ってくるんだろうか?」
「大きく矢を外した時は無反応だし…生物にに飛びついてくるというのなら…ハチみたいな熱感知センサーとか…もしくは蚊みたいに二酸化炭素とか体臭とかで判別するんだろうか?」
「…」
「わからない。そこまで詳しく無いし。」
「まいいか。これでもう少し戦える。時間もまだあるし。」
「というか円形じゃなくて直線上になっててくれたら楽なんだけどね…」
「攻めずらく守りやすいってか?頭いいな。頭あるのか知らないけど」
「じゃあ再開しますか〜」
「ふぅ…」
「あれからさらにプラス5匹かな?」
「前回も思ったけど釣り出す時に使う矢が円陣のそばに固まってるけど…あれは全滅させるまで回収不可能だよねぇ…」
「まー、矢なんて使い捨てらしいしそんなもんだけどもったいない」貧乏性
「んー…だいぶ小さくなったな。なんだかんだで今日は何匹?1〜2〜3…」
「21匹か。小さいのがほとんどだけどまぁまぁじゃないかな?」
「うーん今4時ぐらい?」
「帰るorもう少しやる…」
「円がだいぶ小さくなったけど反対側や川の中にいるのが見えないから見えてる範囲でだけど…大1中15前後小13前後…」
「ソウ先生連れて来て二人で一日で殲滅させてやろうかと思ったけど」
「ちょーっと厳しいかな?」
「一番大きいやつなんて…小で五本の矢使うのに一体何本いるんだろうか…」
「中で小の4倍だから大も4倍だとすると…」
「うん。何も考えなかった。そういうことにしよう」
「どうしようか。もう疲れたんだよね」
「帰ろうか。魔核はだけ回収すればいいかな。」
「ヒルの円陣も小さくなったから今までほどビビって回収しなくていいのが少しだけらくですね。」
コソコソコソ…
「まず核を回収…」
ビクンッ
「キャッ…」
グニグニグニ…!!
「…」
ブンブン…ビタンビタン!
「えい!」
ブスッ…
「…」
「死んだふりとかやめてよね。心臓が止まるかと思った」
「矢で地面に縫い付けてあったから動けなかったぽいけどこれ先に矢抜いてたら死んでたかもしれない」
「ちょっと木剣でツンツンしながら死んだのを確認して回収しよう…」
「よし…次は矢だけど…なんか岩の向こうから何かを感じるんだけど…後ワン太がなんか低いうなり声でこっち見てる…」
チラッ
「!?」
無言ダッシュ
「ワン太いくよ!」
「獣避けも忘れずにっと」
「ワンッ!」
「ぬぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぉぉー」全力疾走
「はぁはぁ…」
「はぁーびっくりした〜」
「魔核回収に集中しすぎて接近されてることに気づかなかった」
「しかも普通偵察用に小さいヤツが来るでしょう?なんで一番大きいやつがこっち来てるんだよ。」
「…」
「栄養が必要とか?」
「そういえば梅雨になると繁殖の時期って言ってたっけ」
「…」
「背中が寒いなぁ…考えるな。今日のステーキだけを考えるんだ!」
「じー…」
「ん?あ、ワン太にもお肉あげるから今日は食べて帰る?」
「わふ!(喜)」
「ただいまー」
「お帰り。どうじゃった?」
「はい」
「おぉー中々頑張ったの!こんなに魔核が取れて…」
「そうなんですよー。でも核回収してる時に一番大きいヒルが岩陰の寸前まで来てて、危うく死ぬところでした」
「それは危ないの。宝を目の前にしてスキを突かれて死ぬパターンも多いから油断しないようにしないとダメじゃぞ。」
「はぃ。気をつけます…」
「あとで思えばワン太が唸ってたんですけどそれが聞こえないぐらい核の回収に集中してたみたいで…」
「ワン太はお利口じゃのう…よしよし」
「ハッハッ(喜)」
「お風呂行くので今日はご飯にステーキを追加してください!」
「私とワン太の分!」
「わかった。作っておこう。」
「お願いします」
「“いただきます”」
「どうぞーワン太も食べてー」
「今日も頑張ってくれたからね〜」
「ワンッ!」
「めっちゃ幸せそうな顔して食べてる…」
「ミキ君だってお肉食べてる時は同じような顔しとるよ」
「え?!そうなんですか?」
「飼い主に似たんじゃな」
「ぬぅ…」
「でも美味しく食べてくれるからこそ作りがいもあるというもんじゃ。」
「たーんとおたべなさい」
「わーい!」
「“ごちそうさまでした”」
「ふーお腹いっぱい。」
「あーソウ先生に予約入れておくの忘れました。」
「予約?もう一人で討伐できるじゃ無いか」
「そうなんですけどなんか討伐に行くたびに学習してるのか立ち回りが上手くなってきてて、長期戦でやるとなんかフリな気がするんですよね」
「長期討伐になるとそういうことがあるの。」
「だから次は朝から討伐に出て殲滅しようかなと思いまして。」
「なるほどのぅ、それで1日かかりで、か。」
「そうなんです」
「それと…核は回収しましたが、矢を回収できなくて…」
「もう手持ちの矢があんまり無いんですよね」
「それはいかんな。商店に行けば予備の鏃や矢も売っておったな。」
「商店か〜そろそろ本当に届いてもいい頃なんだけどなぁ…」
「長年来てくれた行商人が何も言わずに来なくなるなんてよっぽどでなければ無いはずだし。きっとミキ君が使うものだから良い物を仕入れてあげようと頑張ってるんじゃよ。」
「そうだといいんですけどねぇ〜」
「さて、明日は〜村長さんに報告と、見回りと、ソウ先生に予約して、…」
「そういえば魔核売ってないんじゃろう?そろそろ何か錬金でもして見たらどうじゃ?割れてる魔核などは錬金素材にしか使えんからの。」
「あー…それもいいんですが…ポーション用の瓶が無いんですよ。」
「わしがあげた瓶は?」
「一つは聖水いれてソウ先生にあげました。」
「もう一つは私用に聖水1瓶持ち歩いてて…」
「あれ?あと一個どこにやったっけ?確か村長にサンプルが欲しいとか言われて上げましたっけ?忘れました」
「ふむ…」
「商店に売って無いですかね?」
「多分無いじゃろう…需要がないしの…」
「明日聞いてみようかな」
「あー…ポーション瓶持って来てもらうにも、まだ来てないから頼むことすらできないのか…」
「そうじゃのぅ」
「うーん…何かいい方法ないかな…まぁ…急ぎじゃないからいいけど。」
「それじゃあおやすみなさい〜」
「おやすみ」




