主人公養分説
コンコン「こんにちわ」
「はーい」
「あ、村長さんこんにちわ〜」
「こんにちは。今時間はいいかね?」
「先生なら畑の方ですが…?」
「いやいや、今日はミキ君にお願いしたいことがあって来たんだよ。」
「私に?なんでしょうか?」
「実は折り入って頼みたいことがあってな。」
「私にできることなら任せてください」にっこり
「おぉ…それは助かる。」
「実は以前納品してくれた聖水の買取をまたしようかと思っての。」
「あぁ〜あの節はお世話になりました。」
「いやいや、こちらとしても大変助かりました。」
「聖杯の修行が終わってからも聖水撒きを続けていくれているそうで…皆感謝しているよ。特に戦えないお年寄りや女性子供達から多く感謝の声を聞くね。」
「そんなそんな…///」テレテレ
「それで前と同じようにポーション瓶はこちらで用意しよう。前と同じく1瓶銀貨1枚で買い取りたいのだが如何かな?」
「わかりました。今は特に魔力を使うこともないので大丈夫ですよ。」
「そのことなんじゃが…大変かもしれないが不定期ではなく作れるだけ作って納品して欲しいのじゃ。」
「?」
「それはいいですけど…1日に作れる数決まってますよ?」
「あぁその数で構わない。」
「わかりました。じゃあそれでお願いします」
「承諾してくれるか!ありがとう助かるよ!」
「いえいえ。こちらも助かりますし大丈夫です!」
「そうかそうか、ありがとう、それじゃあ瓶が届いたらそちらに運ばせるからよろしく頼む。」
「報酬は受け渡し時で現品買取でよろしいかな?」
「わかりました。」
「ありがとう。それじゃあ今日はこれでお暇させてもらうよ」
「はーいまたーです」
「ふぅ…引き受けてもらえてよかったわい…」
「安全で美味しいお小遣い稼ぎキター!でも纏まった数なんて何にするんだろう?」
「”いただきます“」
「ということがあったんですよ」
「そうかそうか。」
「まぁ実を言うと…それを元手に聖柱石の代金にしようとしておるんじゃよ」
「あれってかなり高いとか言ってませんでしたっけ?聖水売ってもかなりかかりますよね?」
「そうだの。だが村で取れるわずかな利益だけじゃとそれこそ何十年かかるかなんじゃよ。」
「売るときは危険があるらしいけど大丈夫ですかね?」
「ミキ君に危害がいかないように細心の注意を払うと言う話だったから大丈夫じゃが…村長があれをどう捌くか…じゃな」
「なんかブラックなものを取引する感じになってますね…聖水なのに…」
「まぁ…本家教会としては貴重な収入源をどこかから湧いて来たやつに取られたくはないじゃろうしの…」
「たまに思うんですけどなんで教会や先生は聖水づくりしないんですか?」
「ふむ。まぁ、よく考えて見なさい。急患が出た時に魔力を全て聖水にしたから回復魔法が使えないとなったら…どうじゃ?」
「それは…最悪のパターンですね。」
「都市部の教会もそうじゃが、いざという時に使えないと意味がない。」
「かといって聖水作りばかりしておっても日々の掃除洗濯ができないし、何より聖水作りは精神的に疲れ果てるじゃろ?」
「動けなくなったものが続出して教会として機能しなくなったらそれはもうただの商売じゃ。」
「その上、聖水を何本も作れるなら国に強制で雇用されておるし討伐やダンジョンでも魔力を使うから…聖水を作れる人というのはミキ君みたいに守られた環境にいる人じゃないとダメなんじゃ」
「…」
「それ故に前に話ししたプリーストなんかは守る(監禁)されて酷使される」
「なんか養分を吸われるだけのために生かされてる感じですね」
「まさか私も!?」
「村長がその気ならとっくに地下牢に監禁されてるじゃろうて。」
「あくまでお願いと売り買い取引だと言わなかったか?」
「言ってました。」
「そういうことじゃ。」
「ま…まぁいいです。中々利益になるしそれで色々買ってやりますよ!ふんす」
「無理しないようにの。」




