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異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
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鹿狩り




「おはようございますソウ先生」


「おっ!おはよう、井戸で会うなんて久しぶりだね」


「はい、お願いしたいこともあったのでちょうどよかったです」


「結婚の申し込みならいつでも…」


「シカ狩りに私も連れてってください」


「あぁ、うん…いいよ…」(凹)


「ありがとうございます!」


「いつ行けますか?」


「今日でも良いけどミキ君は予定大丈夫?」


「はい。大丈夫です。」


「わかったじゃあ後で迎えに行くから。」


「はい!お願いします!」











ガチャ…


「迎えにきたよ!俺の嫁!ミキちゃん!!!」


「…」


「いやんwソウさんってば大胆なコクハク!」


「みきねーちゃんはどうするの!?」

「愛の告白されてるじゃーん!」

「ヒューヒュー」


「…」


「娘は嫁に出さんよ」


「”!?“」


「予想外のところから予想外の発言が飛んできた!」


「ソウさんが見るからに凹んで灰になってるね!」


「じゃあ私着替えて来るから」


「いってらっしゃい」






「お待たせしました。ソウ先生」


「あぁ…うん。」

「必要なものは準備したかい?」


「はい。あります!」


「この前あげたアレは?」


「え?アレは要らないんじゃないですか?獲物はソウ先生と半分ずつにするので」


「俺は一人で取りに行けるから要らないよ」


「…」


「だからあの装備も持ってきなさい」


「…」


「でないと教えてあげられないなぁ〜」


「わかりました」


「いい子いい子」







「まったく変態なんだから…」


「あれでよく俺の嫁なんて言えるもんだ…ブツブツ」




「お待たせしました」


「では行こうか」



「あれ?荷台ですか?」


「そうそう、シカぐらいになると重いからね。男ならそのままでも背負って運べるけどミキ君は無理だからね。」


「それもそうですね。」





ソウ先生&ミキ移動中







「ここが狩場なんだけど…」


「森ですね」


「ミキ君も獣避けの香を炊いてくれ、ここは危険だからね。主に出るのがシカ、イノシシ、獣だが狼、他にもいるが稀に魔物も出るな」


「魔物?そういえば魔族もいるんでしたよね?どう違うんですか?」


「大体は会話できるかどうかだけど…人のそれに近いか、獣に近いかで魔物か魔族かになるね。獣は言わずもがな危害を加えて来るのが獣、同じ狼でも普通より強ければ魔物に分類される」


「なるほど」

「ところでそんなに危険ならこのスカートやめていいですか?」

「なんか二足歩行の獣に襲われそうで怖いです」


「二足歩行!?そんな獣この辺に居たかな?怖いことを言うのはやめてくれよ」


(あなたの事です…)


「荷車は入り口に置いてそれじゃ行こうか」


「スカートの件はスルーなんですね」


「さぁシカが取れることを祈りながら元気に出発だ!」





「ストップ」

「しゃがんで」

「あそこにいる。」


シカが群れで草を食べている


「あの中でなら中位のメスを狙おう」


「はい。」


「大体前足の上に1発入れて一瞬動きが鈍ったらすかさず追い討ちをかけるのが普通だ。」


「なるほど」


「ちなみに俺ぐらいになると1発で頭を射抜くからそれで終わりだけどミキ君は上達したとはいえ初めてだし確実な方法でいこう。」


「はい。」


「お腹に当てると内容物が漏れたり逃げられたりするから一番は頭、二番目は脊髄三番目は心臓という感じで狙ってくれ」


「わかりました」


「ミキ君が射った後に俺も続けるからどんどん打ち込んで行こう」


「はい」


「では、行きます!」ギリギリギリ…









「まさか命中した後に逃げて行くなんて思いませんでしたよ。」


「大型になれば生命力も大きいからね。」


「俺も若い頃一人でやってるときは良く逃げられたもんだよ」

「でもこうして仕留められたからよかったじゃないか」


「はい。でもトドメ刺すときに悲しい目してました。」


「お肉を食べるということはそういうことなんだよ。」

「だからその命をありがたくいただく、手を合わせて“いただきます”なんだよ。」


「はい…」


「さ、モツ抜きをして早くお暇しよう」

「香を焚いているからといって血の匂いでいつ狼が来てもおかしくないからね」


「ミキ君モツは食える?」


「遠慮したいです」


「いかん!いかんぞ!ミキ君!」


「今回はアレだけどいつか臓物の良さを理解してもらう必要があるようだ!」


「お肉だけで結構です」


「…」


(今度臓物パーティーを仕掛けてやろう)


「じゃあ撤収しよう」


「よっ…ふぅ。それなりに重かったな…」

「それじゃあ帰ろうか?あれ?」


「ミキクーン」


「なんですか?」


「いきなり消えたからはぐれたかとおもって心配したよ」


「すいませんズボンを着てました」


「!?」


「なぜ…着替えたし…」


「だってもう、教えてもらいましたし」


「ぐぬぬぬ…わかった…」


「それじゃあ行こうか」


「え?荷車引っ張ってくれないんですか?」


「前回でコツは覚えただろう?それに今回の獲物は全部ミキ君のものだからね。大丈夫、前のヒルよりは全然軽いから」


「…」


「後ろから押して欲しいなぁ…チラチラ」


「今回は軽いから大丈夫だよ押してみな。」


「…重い…けど運べなくはない…」


「荷車を引っ張るには全身に筋肉をつけないといけないからね!そーれ!がんばれがんばれー!」


「くっ…おも…い…」

「いいんですか?このままいくとソウ先生みたいにバキバキのムキムキな女の子に仕上がりますよ?」


「ふくよかな女性も嫌いではないが兵士によく見かける筋肉質な女性も悪くないと思っている。」


「ふくよかは居たとしても筋肉系女子はこの村では見かけないし魅力的かもしれないよ?」


「くっ…筋肉バキバキに鍛えて筋肉質のオークみたいになってあげますよ…」ゴロゴロ…


「ハッハッハッ期待しているぞ。」


「くっそぉーソウ先生のばかー!」


「そういう顔も可愛いね!」


「変態」








「ついた…」


(なんか悲しい顔した男性がこっちみて来るけどこれ間違いない。前回見られてたわ。)


「今まで皮はもらってたけどちゃんとなめせれば収入になるから教えてあげるからそのシカを解体したら皮を持って来なさい」


「スカート履きませんからね?」


「ハッハッハッ前に矢の作り方を教えた時もスカート履いてなかったじゃないか」


「汚れてもいい格好で来なさい。」


「わかりました」


「それじゃあまたねー」にっこり


「またーです」





「ただいま。」


「お帰り、おお。大物じゃな!ソウ君と半分づつかい?」


「例の服を着させられたのでこれ全部私のものになりました」


「複雑じゃの…」


「はい。困ったもんです」


「とにかく、これだけあればご近所さんにおすそ分けもできるじゃろうて。」


「そうですね!」

「くよくよしてても仕方ないです!ポジティブにいきましょう!」


「それが一番じゃ!」

「二人で解体してご飯にしよう」


「わーい」




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