討伐の下準備
翌日の昼下がり
コンコン
「はーい」
ガチャ「やぁミキ君じゃないか。どうしたんだい?」そわそわ
?「ソウ先生に聞きたいことがありまして。」
「ふむ…それじゃあ立ち話もなんだから家の中においで」
「お邪魔します。」
「さ、座って。今お茶入れるから。」
「あ、ありがとうございます。」
「それで聞きたいことって?」
「実は川の上流にいるヒルのことが聞きたくて」
「あの討伐依頼を受けるのかい?」
「受けようか迷ってて(笑)それで偵察にはソウ先生が行ってると聞いたもので…」
「あぁ…なるほど。僕が知っていることは…大小合わせるとどのくらいの数がいるかわからないという事と手前の森の木の上から狙撃できるポイントがあることかな。」
「なるほど。」
「近くに他の獣はいないんですか?」
「ヒルが凶悪だからか、あの辺一帯には他の獣や魔物はいないね。」
「そうなんですねー」
「ソウ先生は村からの依頼だったらしいですが討伐しないんですか?」
「聞いたと思うけどこの時期は一年の中でも効率よく稼げる時期だから、いつか来るかも、しれないという獣やモンスターを気にするよりも、今できるだけ多く稼いでおかないと俺にも生活があるからね。」
「…」
「うーんじゃあ私が慣れるまでヒルの狩りを手伝ってもらったりすることは無理か〜」
「無理じゃないよ」
「え?どうしてですか?だって今…」
「この前行商人からとある装備を入手してね…」
「その装備を”ミキ君が使ってくれるなら “そのヒルの狩りを、ミキ君が慣れるまで” 手伝ってもいいよ」(紳士スマイル)
「へ…へぇ…どんな装備なんですか?」
「うむ、それは引き受けてからのお楽しみという事にしておこう。」
「どうする?村で専任の偵察業務を行い、君の弓の先生でもあるこの僕が!君の仲間として君の護衛とヒルの討伐を手伝う。もちろん討伐による報酬や手に入る素材の取得権利はすべてミキ君のものだ」(イケメンスマイル)
「…」
「なんか条件よすぎませんか?」
「え!?いやそうでもないよ?」
「もしかしてその装備品呪われてたりしませんか?一度装備すると外れないとか…運が極端に悪くなるとか…」
「新品だからそんな事ないと思う。それに今都会で流行の装備品らしいんだよ。」
「きっとミキ君にとっても似合うと思ってさ」(イケメンスマイル)
「ふむ…それが本当なら願ったりかなったりですね!」
「あ、でも偵察や狩りの仕事もあるから連続で毎日ついて行ってあげることはできないことは先に断っておくよ。」
「わかりました。じゃあ討伐依頼を出してくるので明日ついてきてもらってもいいですか?」
「わかった。準備しておこう。」
「ありがとうございます。それではまた。」
「こんにちわ村長さん。」
「おぉ。新しい討伐依頼かな?」
「はい。これお願いします」
「おっ!ヒルの討伐受けてくれるのか?」
「はい。ソウ先生もついてきてくれるし、先生にもお願いされたので討伐できるかどうかわかりませんが一度やってみようと思いまして。」
「そうかそうか。1匹でも減ってくれるだけでも助かるから無理しなくていいから期待してるよ」
「わかりました。がんばります!それではまたー」
「気をつけるんだぞー」
「ということがあって明日ヒルの討伐行くことにしました。」
「おぉ、そうかそうか。受けてくれてありがとう。くれぐれも怪我がないようにな。」
「怪我って…吸われた瞬間死んでます」
「そうじゃったな。アッハッハ。」
「大型の物からなら即死じゃがある程度小さくなれば…確か30cm以下とかになれば即死はしないはずじゃから、それでも気をつけること。」
「わかりました。」
「それじゃ今日はおやすみなさい」
「あぁ、おやすみ。」
「ところで…ソウ君は何を思ってそんな破格の条件を…?」




