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異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
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男衆の会議



「オホン、それでは村の重要な議題を話し合う会議を始める。」

「では議題だが…………」











「最後に、今年に入ってから村の周囲に魔物や獣などのモンスターが多いことは皆も知っていることだとは思うが。今年はミキ君が来てくれて聖水を撒いてくれたり最近ではみんなの代わりに討伐まで行ってくれている。」

「もっとも、村の中には聖水のせいで村に魔物がよって来なくなった代わりに村を囲むように魔物が増えたんじゃないかと言う奴もおるようだが…」


「去年の冬はそのミキ君の聖水のおかげで誰一人餓死者が出ずに食べ物がなくて苦しい冬でなかったこともまた事実。」

「それだけではなく、小動物が増えたことにより林や藪で取れる果物も増えたりこの前の冬あたりから各家庭でも肉を食べれるほどの備蓄ができたほどだ。」


「ミキ君のおかげで、例年よりも畑を充実でき今年から小麦畑の作付けを行なっている」


「これは良い兆候だ。ミキ君がいる限りこれからも発展して行くだろう!」


「ぉぉー!」

「素晴らしい!」

「流石俺の嫁!」

「あぁん?俺のだ!」


「みんな!だが聞いてくれ!いつになるかわからないが教会の先生が言うにはいつかこの村を出て冒険の旅に行くらしいとの事を最近耳にした。」


「なに!許さん!」

「この村の宝をみすみす逃すと思うてか!」

「しかし仕方ないことではないかの…?」

「その前に俺と結婚するぅ!」

「お前!また!ふざけんな!」


「静粛に。」


「それで今後どうなろうと村が今まで通り安全で誰も飢えないように村長と重役とで話し合い一つの物を村に導入することとなった。」


「それは聖柱石だ」


「聖柱石とは魔物や獣を村に寄せ付けないようにするアイテムの一種で村の中心に設置されて魔物などのモンスターが村に入り込まないようにするためのものだ。」


「だけどよーミキさんがいりゃ別にいらねぇんじゃねぇか?」

「そうだ!」


「先も言ったように旅に出たりもしくは討伐でこの先命を落としてしまうかもしれない。」


「聖柱石は非常に高価ではあるが王都で作られる物でモノは確かだ。」

「そして…聖柱石は王都からの貸し出しと買取と2つの方法がある。」


「安全に畑仕事ができる分、貸し出しにすると王都に収める税がとても増えてしまう。」

「そこで思い切って聖柱石を購入するほうで調整したいと思っておる」


「しかしなぁ…」

「結構高いんじゃ無いか?」

「財産よこせとかは無理だぞ!いやだ!」


「皆が言いたいことはわかる。じゃが…ミキ君がいなくなった後またあの寒く餓えの厳しい冬を過ごす羽目に戻りたいか?!」


「…」

「…」

「…」

「いやだ!あんな飢えに苦しい冬は嫌だ!」

「そうだ!そうだ!」


「せっかく聖柱石があっても税が重くなって仕舞えば同じことだ」


「…」

「…」

「…」


「しかし聖柱石があればそれを中心に村を大きくできる。穀倉地帯も広く確保ができる。不作の時は苦しいかもしれない、だがそれで将来的に子供や孫たちが安心して暮らしていける村を作れればそれが幸せでは無いだろうか。」


「確かに…」

「そうだな…」


「村を盛り上げる。今ここにいる者たちには新しく村を増設した折には村内における税を軽くして行き、新規で村に引っ越しきた物達に安全と安心のかわりに税を払ってもらう。」

「そういった構想ができるのもミキ君がいてくれてのことじゃ」


「…」

「…」

「…」


「だから村の者には聖柱石ができるまでは少し苦労をかけるかもしれないが…先を思えばこそ、だ。」


「それとは別に村に聖柱石代として村に寄付か貸付をおこなってくれた者には…」


「ミキ君が旅に出た折…教会内の古い物の売り出しを行う予定がある」


「!?」

「?」

「!?」


「は?古い物売りだしてどうすんだよ?」

「うるさい!静かにしろ!価値がわからねぇ奴は黙ってろ!」


「これはこの集会で参加をしておる者(男衆)にしか話しておらぬ。この事は教会の先生のとも話しはつけてある。」


「村に寄付もしくは貸し付けを行なったものは優先的にそれらを受け取りやすくなる権利を与えよう。」


「なんだと…こいつはやべぇぞ…」


「もちろん、受け取りやすくなる権利だが…村に寄付の場合はその寄付分を使いオークション時に優先的に品物を手に入れることができる。貸し付けの場合は貸し付けたお金はいずれ村から全額帰って来る。オークション参加にあたり寄付ほどではないにせよ優先的に配分されるから、オークションに参加すれば利息は無しになるが、その分一度しか行われない古い物の売り出しオークションで欲しいものを優先的に手に入れるにはそれが一番良いだろう。」


「とんでもねぇことをおもいつきやがるな…」

「娯楽のないこの村にも一筋の希望の光が…」

「は?なんか良さそうに聞こえて来るが…意味わからねぇ…」

「ミキちゃんは神さまが使わせた天使っことだよ…」



「それでは諸君。村をより安全にするために聖柱石を皆で一致団結して購入するために力を合わせていこうではないか!」


「おぉー!」


「解散!」




一部描写を変更しました

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