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異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
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買い物


「というわけなんですが…先生はどう思いますか?」


「良いと思うぞ。ただ…」


「ただ?」


「行商人から持って来てもらうから元値からするとそれなりに高価になるのう…運搬料が加算されるからの…」


「ふっかけられそうな気がする…」


「村が贔屓(ひいき)にしている行商人さんなら多少は安くしてくれるだろうが向こうも商売。作ってる街に買い付けに行った方がより良い品でより安く手に入るんじゃが…」


「そこにたどり着くまでにかかる費用とか考えると微妙か〜」


「うむ…村ゆえに…仕方ないの。」


「うーん…大切なお金だけど…もどかしい…」


「手持ちのお金で短剣と中剣とハードレザーアーマー一式買うことができますか?」


「剣の方を安物にすれば十分買えるとは思うの〜」


「安いのって…なんか悪いんですか?」


「まぁ…切れ味が落ちたり…鋳造の上に不純物が多く粗悪品とまでは言わんが…そういうやつじゃの…」


「正規店で自分で見て買うのが一番なんじゃがのう…」


「うむむむ…どうしょぉー!」


「ソウ先生が護衛できてくれたりしないかな…」


「今は春で獣も活発で獲物も取れる時期だし…いくらミキくんの頼みでも厳しいじゃろうなぁ…」


「そうですよねぇ…普通に考えて。」


「なんか近くに売ってある村か街はないんですか?」


「片道5日ほどいけば売ってある店はあることはあるが…あまり良い評判は聞かんのう…やっぱり大きめの都市などでなければ信頼できる商品は中々じゃの…」


「くぅ〜辛い世の中だ…」







「こんにちわ〜」


「おぉ!ミキちゃん!うちの店に来るなんて珍しいねぇ…」


「おじさんのところハードレザーアーマー一式とか売ってたりしない?」


「あ〜すまないね〜うちはどちらかといえば家庭用品をメインに扱ってるから武器防具の類は置いてないんだよ。」


「ですよねぇ〜…」


「でも俺の目利きで装備を持ってきた行商人に交渉なんかならしてあげられるよ!その分手間賃を弾んでくれるならな!」


「えーそれお金を出す私からは同じじゃんー!」


「同じじゃないぞ!俺の目利きをすれば品質の安心安全は保証される!こっちも商売人だから粗末なものをつかまされる心配は無いし、価格交渉の下がった分3割を別に報酬としてくれるなら値下げ交渉もしてやろう。どうだ?安心と安全と値段交渉もできてそれが今なら手間賃と3割で承ってやろう!かー!俺はなんて太っ腹なんだろうか!」


「すご良い話に聞こえて来る…」


「これ以上ない良い話だろう!?都市部に行けば確かに安くて安心して買えるが…旅の中でしかも寝てる時にモンスターにでも襲われて死んでしまいましたでは話にならん!ここは初めての装備だし!安心と安全!そしてこの俺を信頼して買うべきだと思うぞ!」


「確かに…」


「ちなみにハードレザーアーマーのフルセットっていくらぐらいするの?」


「そうだな〜大体銀貨10枚ぐらいだな。」


「えー!銀貨10枚!?高いよ!この前スライムの討伐で小銅貨3枚だったのに〜」


「しょうがないだろう?仕入れ値と運搬代合わせて都市の倍の値はする。防具屋も商売!それを運ぶ商人も商売!そして村から村へ~運びに運んでようやくお客様の元へ届く。」


「これより安くで買いたければ自分で都市部に買い付けに行くしかないな!」


「くぅ…」


「あ、それと短剣と中剣が欲しいんだけど結構高い?」


「装飾や有名な所が作ってるのや一品ものなら高いが鋳造品なら安いぞ。」


「いくらぐらいするの?」


「そうだな〜装飾は無視してシンプルで安値を優先するなら…短剣が銀貨2枚と中剣が銀貨3枚ってところだな。」


「ん〜?レザーアーマーよりは安い?」


「まぁ、ハードレザーアーマーの一式なんて普通、後衛は買わないか・・・買っても上半身だけだからな〜・・・あんまり作られてない上にハードレザーアーマー買うぐらいなら金属が付いているやつを買った方が防御力も高いしな、レザーアーマーにお金かけるのなんて資金が潤沢にあるアーチャーぐらいなもんだ」


「剣は一品モノに比べて鋳造品だから優先したとしても耐久力も切れ味もそこそこ。まぁ…ミキちゃんは弓がメインでもあるし鋳造品でも良いと思うぞ。」


「そうなんだー」


「そして刃物類を使うなら忘れちゃ行けないのがこの砥石!携帯性を考慮して作られた軽量型砥石!今ならなんと小銅貨3枚で売ってやろう!もしたびに行くときは砥石は必要だぞ〜特に鋳造品を持つなら切れ味が鈍るからな!切れない剣などただの棒だぞ!」


「もー商売上手なんだからぁ!」








「結局いくらになるんだっけ?」


「ハードレザーアーマーが銀貨10枚+短剣と中剣で銀貨5枚+砥石が小銅貨3枚」

「合計銀貨15枚と小銅貨3枚だな!」


「うぅ〜ん…結構行くね…」


「これだけ買うんだったらこの辺じゃこんなもんよ!後は俺の交渉次第だな!」


「おっちゃんの交渉を期待しよう!」


「任せときな!。それで行商人が来るのが3日後でその時注文しても最短でも半月後だからしばらくかかるがいいか?」


「なんだかんだで1ヶ月ぐらいかかりそうだね。」


「まぁなぁ…ここは都市部から離れてるからな。」


「わかった。じゃあその予算でお願いします。」


「おうよ!お金は先渡しな。はいこれ契約書。」


「ありがとう。」


「他にも何かいるときは行商人が来る3日後までに俺に言いにくるんだぞ〜」


「わかったー!そのときはまたお願いします〜」







「一気にお金が半分に…でも安全には変えられないか〜ネズミ戦の再来だけは避けたい。あれ一歩間違えてたら死んでたし…」


「お?ミキちゃんじゃないか!いやーなーんか久しぶりだねぇ!」


「あ、ソウ先生!お久しぶりです」


「財布なんて見つめちゃってどうしたの?」


「はい、商店のおじさんにハードレザーアーマー一式と短剣と中剣の注文をお願いしてきたんです。」


「へぇ〜この村で買おうと思ったら結構かかったでしょ?」


「結構かかりました…それはもう…全財産の半分ぐらいがなくなりましたよ…」


「ハッハッハッ!まぁそんなもんだろう!でも安全には代えられないから仕方ない。

ハードレザーアーマーといえば弓を使うものにとっては上々の装備になるわけだしこれから長く使っていけるぞ!」


「長く使って行けないと私が困ります!」


「そうだったな!(笑)」


「ソウ先生から見て私に他に買っておいたほうがいい装備って何かありますか?」


「うーん…セクシーな下着…」


「怒りますよ」


「怒った表情もたまらんな…」


「もういいです。」


「まっまちなさい!今のは冗談だ!だが男を落とす武器でもあるわけだしあながち間違ってはいないはずだ!」


「まぁ…そうかもしれませんが…」


「おほん、まぁ、真面目に言うと消費期限があるが…照明弾なんかは役に立つね。」


「う〜ん…でも三つで銀貨一枚は高いです…」


「そうだよねぇ〜」


「俺は基本的に狩人のものしかわからないから…他の人に聞いて見たほうがいいかもね!」


「わかりました〜他の人にも聞いてきます!」


「あぁそれがいい。」






「と言ってもなぁ…う〜ん先生に聞いてみようかな!」


「他に買うもの?そうじゃなぁ…」


「昔ミキくんが魔法使いになりたいと言っとったし…初心者用の魔法使いの本なんかはどうじゃろう?」


「おおーいいですね!」


(後は〜プリーストの小物があるが…それはワシからこの前の罪滅ぼしでプレゼントする予定じゃから…)


「あ、そういえば…」


「なんですか?」


「そこそこ値は張るが…魔具とかはどうじゃろうか?」



「魔具…確か、村長の家のお子さんが持ってたやつですか?」


「そうじゃ。あれなら何度も使えて身を守るにはなかなか良い品物だと思うぞ。」


「たしか結構良いお値段するって聞いたような…」


「モノによるの。と言うか正直、一回の威力は各々じゃが自然回復させると時間が長いがミキくんなら自分の魔力を魔具に流して魔力をチャージすればどれも単発じゃが

とっさに魔法を使えるようになるからワシは今のミキくんにはうってつけの装備品だと思うぞ。」


「確かに!大切に使えば、長く使えるはずだし、魔法の詠唱と暗記を無しに気軽に魔法を使えるのは非常にありがたいですね…」


「旅をしたりすると村の土壌の改良に土魔法が入っている魔具なんかを持っておると重宝されるし、ソウ君が持っておる照明弾のかわりになる魔具もあるのぅ…」


「おぉ!それは良いですね!」


「後は威力と効果時間と何の魔法かで大きく値段が変わるのう」


「なるほど。」

「高いのは途方も無いとして一番安いのは何属性でいくらぐらいなんですか?」


「光や闇、氷雷etcと言った特殊なものでなければ、土風火水の4つなら概ね安い値段じゃの。」


「例えば土魔法が入った魔具なら指定された面積ごとの値段や耕すだけのもの、荒地や、石混じりのところを粉砕して畑にする魔法、作物を作る土地に魔具を埋めて痩せた土を良い土に変えたりするものなんかがあるの。」


「個別の効果の魔具やこれらの効果全てを持たせた魔具なんかもあって、種類が豊富すぎて一口には言えないのが魔具と言うアイテムじゃ。ちなみにこれらの効果を全て持たせるタイプは中々良い値段がするぞ。」


「なるほど〜…他人事じゃないけど…なんか大変そうですね…」


「陸上にいる敵と対峙することが多そうなので、その辺りの敵に効果的な安い魔具は…何ですか?」


「う〜んこれまた一概には言えないが…集団相手なら砂埃を立てる風魔法や単体相手なら火魔法なんかがいいかのう…正直、土魔法の安いものはさっき言った畑の方がメインじゃから多く生産されて安価ではあるがそれでも大銅貨はするからそれだったら自分たちでやった方がタダじゃし。水魔法の魔具もまぁ…畑用か…何かしらの作業に使われることが多いの。」


「生活密着型魔具ですね。」


「その通り!」

「旅では水魔法の魔具があれば水には困らんし、土魔法は行く先の村で感謝してもらえやすい。攻撃は火魔法、撹乱や逃げるときなんかは風魔法じゃな。」


「う〜んどれも大事な気がする…」


「この辺は言い出すときりがないの。」


「は〜どうしよう。どれも便利そう〜」


「そもそも、魔法使いやプリーストが貴重じゃからそのかわりに使われることが多いのが魔具でもあるから、逆を言えば魔法を覚えれば魔具なんてものは必要ないわけで…」


「確かに…」


「とりあえずは初心者用の魔法の本を購入して覚えられるだけ覚えてから魔具を買えば良いんじゃないかな?」


「それが一番手っ取り早そうですね。」




一部わかりにくい表現を訂正しました

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