初めてのサマナー
「おはようございます」
「おはよう。」
「“いただきます”」
「今日の講義じゃが…」
「ついに!行商人に頼んでおいたサマナーの契約書が届いた!」
「おぉぉぉぉぉぉ!!!キター!」
「今のミキくんは魔力操作もバッチリじゃ!今なら必ず何かしらと契約ができるじゃろう!」
「楽しみです!先生!早くやりましょう!」
「まずはこの机をっと、」カタン。
「契約書の説明と注意点を言う。」
ワクワク
「まずこの契約書は安物である。」
「故に今のミキ君が最大限に魔力を流すとおそらく壊れる。」
「…」
「なので…今日の分の聖杯は作ったかの?」
「まだです。」
「じゃあ2杯分作ってくるのじゃ。」
「はーい」
「終わりました」
よろしい。
「二杯分なのでもうほとんど魔力ないですよ?」
「それでいいのじゃ。あまりにも強い魔力だとと契約書が燃えてしまうからもし最大限の魔力を使いたいならそれ相応の高級な契約書じゃないとダメなのじゃ。」
「そうなんですねぇ〜」
「それじゃあ両手をこの丸において」
「呪文を唱えながら魔力を流して行く。」
「わしに続けて呪文を唱ええて。」
「”異界の精霊たちよ、我が魔力に答えてその姿を現したまえ。“」
「眩しいっ」
「ワンッ」
「おおおおおおおおおお!!!」
「なんですかこの可愛いの〜!!!」
「ふむ。あれだけ魔力を削っても犬を出せるほどには魔力があったか…この契約書だとギリギリじゃったな…」
「ハッハッハッ」
「かわいい〜!!」
「おめでとうミキ君この使った契約書で耐えられる中ではかなり上位の精霊を召喚できたようじゃ。」
「おおおおお」
「これから一生を共にするから大切に接してあげるんじゃぞ。」
「はーい!」
「それと名前をつけてあげるとそれで契約は終了じゃ。」
「名前かー何にしようかな!」
「ありきたりだけど今日から君はワン太だ!」
「ワンッ!」
「可愛い〜」
「これで契約は終了じゃ。」
「ありがとうございます!」
「契約は何体でもできるが同時に召喚するとその分大幅に魔力を持っていかれるから注意して使うんじゃぞ。」
「はーい!」
「一度一回の召喚で何時間ぐらい魔力が持つかなどチェックしたほうがいいかもしれんの」
「そうなんですね!」ペロペロ
「この子って何食べるんですか?」
「ま、肉じゃな。しかしサマナーの精霊はテイマーの獣と違って必ず食事が必要というわけではないから嗜好品だと思って与えるのが良いと思う、しかし褒めるときなどご褒美にあげたりするのもまたいいと思うがの。」
「そうなんですね〜。私もお肉好きだしワン太もお肉好きだから私の魔力に惹かれたんだね〜」
「ワンッワンッ」
「今日の講義はここまでにするからたまには子供達と遊んで来なさい。ワン太も紹介してあげてな。」
「行ってきます!」
「いこーワン太〜」
「予想以上に魔力総量が上がっとるみたいじゃ…」
「途中で契約書が燃え始めなくてよかったー。」
「でも召喚されたのがあれなら十分ミキ君を守ってくれるはずじゃ。」
「さて、明日の講義は…プリーストか…」
「だんだんやることがなくなって行くといよいよ寂しいのう…」




