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異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
202/558

冬支度と遠征準備


~酒場~




「おーいマスター」ドンドン


ギィ・・・


「はーい。なんですか?」


「あれ?あのハゲタコは?」


「?」


「マスターだよ」


「あぁ!マスターさんは出かけております」


「そっか。なら殻と身はまたおはぎで囲って裏においておけばいいか。」


「盗まれるんじゃないか?今回は身もあるしもっと厳重にしたらどうだ?」


「わかった。じゃあこんもりやろう。公園にある半円のドームみたいなあんな感じで」ゴゴゴゴゴゴゴ


「わぁ!」


「立派なもんだな」


「まぁね♪」


「じゃあ疲れたし遅めだけど昼飯にすっかー」ハラヘッター


「うぃっす!」







「おかえりなさいマスター」


「あぁ。ただいま。」


「お、お前ら来てたのか」


「うぃっす!」


「ちわー」


「焼き魚ひとつー!」


「あいよ!」


「マスターこの近くに洞窟ある?」


「洞窟?・・・近くじゃないけどここから南のほうに村二つはさんで行ったところにならあったはずだが・・・」

「それがどうしたんだ?」


「あぁ・・・ちょっとその洞窟まで行かなきゃいけなくなってさ。」


「へぇ・・・何の用で?」


「野暮用かな・・・」


「まぁ言いたくないなら言わなくていいが・・・あそこは最近半魚人が住み着いてるって話だぞ」


「半魚人?魚と人間のハーフ?」


「そうそう。」


「うわ~・・・どっち寄りかな・・・人間が強い魚か魚が強い人間か・・・」


「半魚人ったら半魚人だろ」


「二足歩行はするよね・・・皮膚は鱗だろうし・・・」


「魔法は?」


「種族固有の水魔法を使うぞ」ジャー・・・パチパチパチ


「水魔法か・・・」


「お、それうまそうだな?」


「おう。今日はいいもん手に入れたからな。滅多にお目にかかれない肉入り焼き飯だ」


「俺それ一つ!」


「はいよ!」


「肉って虫?」


「持込された狼肉で少し値段あがっていいならそれにできるぞ」


「じゃあ私は狼肉のほうで」


「まいど!」


「あ、食べ物で思い出したけど貝取ってきたから報酬頂戴」


「ほう?何匹だ?」


「7」


「もうそんなにとれるようになったか。そろそろお前らもランクアップじゃないか?」


「Fから始まって次はEか・・・」


「俺の見立てでは2段階ランクアップだと思うぞ」


「Dか。Fと大して変わらなさそうだね」


「依頼幅も増えるし金になるクエストも増えるぞ~」ジャァジャァ・・・


「Dになったっとして現状貝以上に稼げるやつなんてあるんかね」


「はっはっは!そうだったな!」


「はい!焼き飯お待ち!」


「「おお!いっただきっきまーす!」」


ギィ・・・


「いらっしゃい」


「こんばんわ」


「お連れさんならここにいるぜ」




「私も同じのください」


「あいよ!」


「ロゼちゃん明日から休み?」


「やっと休みだよ~5日間疲れた~・・・」ぐで~


「私たちここから南側にある洞窟に行かなきゃいけなくなっちゃって、ちょっと行ってくるね?」


「南側の洞窟・・・?」


「あぁ・・・あの洞窟行くなら海草取ってきてほしいなぁ~」


「海草?海藻のこと?」


「海草は海藻の中に生える特別なやつであの洞窟にはそれが自生してるらしいのよ~」


「へぇ・・・それはどんな効果があるの?」


「色々だけど・・・私達的に言えば魔力回復薬が作れるかな~水中呼吸とかもあるけど・・・」


「ファンタジーキター!」


「海の中の魔物は強いからそもそも人が水の中に入ることのほうが無いしね」


「ファンタジー終了」


「魔物の住んでない池とかならたまーに需要あったりするけどね」


「どうやって見分ければいい?」


「それはもう簡単!暗い洞窟の中でも光ってるらしいからすぐ見分けがつくらしいよ」


「へぇ・・・」


「焼き飯お待ち!」


「わー!おいしそ~!」


「よかったらロゼも来る?」


「ん~・・・私はお仕事あるし・・・それに最近半魚人が住み着いたとかで危なくて誰も行ってないんだよね~・・・そもそも何しに行くの?あんな遠い所まで」


「野暮用で・・・」


「ふ~ん・・・」


「帰ってきたらロゼちゃんにも装備させてあげるから」


「うん?」


「それで、そこまでの道中とか半魚人の事とか教えてくれない?」


「いいよー」


次の日





「すっー・・・すっー・・・」


「「コソコソ」」




「休日の朝から起こすのも悪いしね。」


「買い物するだけだしな」




「えーと・・・保存食は・・・「肉!」


「は、、、まぁ大事だけど最後に回すとして・・・」


「・・・」


「ん~・・・」ジー


「なんだよ?」


「ちょっとだけ装備買いにいこうか・・・」


「お?いいね!最近底冷えがするからそろそろブーツとかほしいと思ってたんだよ」


「ブーツと~・・・マントは二人ともあるけど・・・うーん・・・またしても主にアルトリアの装備で終わってしまうのか・・・?」


~中古の服&防具屋~


「いらっしゃいませ」


「すいません。大銅貨5枚で足りない冬用の物、見繕ってもらえませんか?」


「かしこまりました。ではどちら様を先になさいますか?」


「「じゃあ私(俺)で」」


「「・・・」」


「あはははは・・・じゃあ一人大銅貨2.5枚でご用意しましょう。」


「それならまぁ」


「そうだね。」


「物は中古でございますがこちらのマフラーなんかは可愛らしい作りとなっていまして・・・」


「わー!こんなのあるんだー!」






「女の買い物はなげぇ・・・」


「買い物ではなく商品を眺める時間が長いんですよね・・・」


「確かに。あいつあんだけ時間かけてまだ買ってないしな。」


「はっはっは・・・女というのはあんなものでございましょう・・・」


「確かに。」


「もしよろしければその間嫁にかわりましてお客様の見繕いをさせていただいても?」


「お!ご主人か。よろしく頼む。」


「ではこちらへ・・・」


「どんなものをお探しですか?」


「これからしばらく都市を離れるから野宿しても寒くないものをくれ」


「了解しました。ご予算などはありますか?」


「あいつと半分ずつで大銅貨2.5枚以内で頼む」


「かしこまりました。」


「それではこちらの厚手の布の服とズボンはいかがでしょうか?防寒効果がとても高く割安となっております」


「ふむ・・・なかなか良いな」


「こちらのベストは防風効果が高いので風がある日は寒さも感じませんよ?」ニコニコ


「それと・・・ふーむ・・・ブーツとグローブとマフラーも必要ですね・・・」





「どうでしょう?」


「全体的に茶色と草色で地味だが物は良いようだ。」


「これならご予算内かつ今うちがご提供できる品の中で一番の物でございます」


「暖かいし言う事無いな。」


「ありがとうございます。」


「代金はぴったりか?」


「おつりが小銅貨1枚でございます」


「うむ。満足だ。」


「ありがとうございます。」


「おーいそろそろ終わったか?」


「今半分ぐらい~!」


「はぁ・・・」


「心中お察しします・・・」



~午後~



「いや~!いい買い物したわー!」


「帽子とマフラー買うのに何時間かけてんだよ」


「グローブや服だって見てたよ!」


「それを無駄な時間と言うんだよ・・・」


「さてそれじゃあ防寒装備買ったし!水はあるし後は食料?」


「武器も手入れしてもらったしな」


「お金後いくら?」


「大銅貨2枚と小銅貨3枚」


「余裕で買えるね」


「調味料は買っていかなくていいのか?」


「あー・・・岩塩売ってるかな・・・」


「?」


その後買えるだけの干し肉を購入しロゼの家へ


「ただいまー」ガチャ・・・


「ミキちゅぁぁぁぁん!!!」


「おぶっ・・・」


「黙って行ったのかと思っちゃったよ!!!」


「ごめんごめん・・・そんなことしないから・・・」よしよしヾ(・ω・`)


「・・・」


「よしよしヾ(・ω・`)」


「・・・////」


「飯買ってきたし一緒に食おうぜ!」ニコッ









「買い物してきたわけね・・・」


「そうそう。道中寒いだろうし食料も確保できるか怪しいしこれで安心だ。」


「それで道中の事なんだけど」


「うん?」


「廃村が一つあるって話だったけどなんで廃村になったの?それと何か住み着いてないよね・・・?」


「廃村になった理由は知らない。何かが住み着いたなんて話も聞いてないと思う」


「ま、廃村の情報なんて誰も知らないし、洞窟で終わりで向こう側からやってくる人はいないから情報が流れてこないってのはあるけどね~・・・」


「ふむ・・・」

(事実上何もわからないという事か・・・)


「そんなに心配しないでも大丈夫だろ」


「万が一ってこともあるし用心するに越したことはないよ。アル」


「そりゃそうだけど・・・」


「出発は明日?」


「そうしようかなー・・・特に遅らせる理由もないしね」


「そっか・・・寂しくなっちゃうけど気を付けてね!二人とも!」




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