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異世界転移した私  作者: たぬたぬたぬき
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未来の聖騎士(家事手伝い)







「あ〜休日さいこ〜」


「ミキちゃん。働きなさい」


「左手がいたくて斧が持てません。だから薪割りできません」


「ふむ…では片手で薪を割る練習を始めようか…」


「え!?」












今日は晴れ…梅雨時期の貴重な晴れ



「く…っ…おも…」


「だからそうじゃなくて…裏の筋肉を使って…こう!」タンッ…


「…」


「はいもう一回!」


「待って!その斧とこの斧じゃ重さ全然違うんですよ!?だいたいなんですか!?この無駄に両刃の斧!どう見てもこれ呪殺剣とか言ってたやつですよね!?」


「ミキちゃんがそんなふざけたアートを施すからじゃろう…さ!気合を入れないと両刃な分落ちてきたら腕ちぎれるよ!」


「これ持つところが長くて重いんです…よぉ!」
















「は〜疲れた〜」


(お疲れ様です♪)


( ̄ω ̄)…


「ああああ!」


(ビクッ…)


「これだ!これだわ!」


「夢の中で出てきた女神ちゃん!」


(…)


「そっかー…本当に祈りは通じるもんなんだねぇ…」


(そうですよ〜少ない信者だとより一層、神様との交信がしやすいんですよ〜)


「手を治してくれてありがとうございました!」


(いえいえ。よく頑張りましたね。)


「それでは巨乳になれるようにそのおっ…おっぱいを揉ませていただきます」


(…)


バタン!

「ミキねーちゃん!盗賊の頭が持ってた呪殺剣みせてえええ!………」

「何してるの?」


「今から神聖な祈りをするところだったのに…」


(子供達グッジョブb)


「見せるだけだぞ?」


「うん!見るだけでいいから!」










「これ」


「…」


「こういう偽物じゃなくて本物が見たいんだけど!?」


「いやいやいやこれ本物だって!」


「嘘だ!だってあのとき外にいた大人たちが言ってたもん!斧の真ん中に人の顔を埋め込んだような怖いデザインしてたって!」


「なんでそこまで知ってるのよ…」


「これどう見ても(`・∀・´)これと!(´・ω・`)これじゃん!」


「何を言ってるかわからないけどこれが呪殺剣の顔なんだよ!」


「見よ!この両方で顔の違う戦斧を!」


「…」


(もうひと押し…)


「この斧はね…ある特殊な操作をすると顔の形が変わって人の苦しみに満ちた顔に変化するんだよ…」


「特殊な操作…?」


「ここだけの話…この斧の力を解放するには特殊な操作が必要でね…」

「あの場にいた大人に聞いたでしょ?黒い光が出る前にお頭が斧に細工をしてたって…」


「「「ゴクリ…」」」


「だからこの斧もとある細工をすると真の力を解放するらしいんだけど…それはあの近くにいた村長と先生ぐらいしかわからなくて…」

「あの時私も他の周りの大人と同じところにいたから何をどうやって操作するかは知らないんだよね…」


「その操作をすれば昼の太陽を覆ってしまうほどの黒い光が出せるってこと!?」


「そうみたいだね…」


「うおー!すげええええ!」


「一体何が真の力の解放条件なんだろう!?」


「それは先生か村長に聞いて見ないとわかんない…」


「そっか〜…でもミキちゃんが教えてくれたおかげでまた少しわかったよ!ありがとう!」


「うんうん。ちなみに今これの所有者は私なんだけど…この斧で薪割りをしています」


「えぇ〜ダセェ…」


「何をいうか!この斧の力を使えばこの硬い樫の木ですら…ふん!」


ドゴッ…


「一刀両断よ…」


「うおおおおおおおおおおおお」


「すげえええええええええええ」


「しかも片手で!?」


「この武器の名前は戦斧…またの名をバトルアックス…」


「うおおおおおおかっこいいいいいいいいいいいい」


「見よ!この太陽に照らされて銀色に輝く光を!」


「「「うおおおおおおまぶしいいいいいいいい」」」


「これを片手で持ち上げて天に向ける時…君は最強の戦士となりうるだろう!!!」


「「「うひょぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」



「だがこれを扱うには並大抵の力では扱えない…」


「少しだけ持ってみる?」


「「「いいの!?」」」


「他の大人には秘密だよ?」


「ただし…一人づつ持つこと…それも片手だ…」


ゴクッ…


「おおおおおお…俺が聖騎士になる男だああああ」


「僕だって聖戦士になるうんだああああああ」


「光の輝きは僕にこそ相応しいいいいいいいい」










……………………………


…………………


………








「「「はぁはぁはぁはぁ…」」」


「これでわかっただろう?これは生半可な君たちの力では持つことも叶わぬ武器だということが…」


「ミキねーちゃんすげぇ…」


「ちなみに村長や先生は小指で持てるぞ」


「「「村長と先生すげえええええええ」」」



「これを持つようになるにはコツもある。それはたくさん勉強することにより効率よく持ち上げる方法が理解でき…そしてたくさん家のお手伝いをすることでこの武器を正しく扱い真の力を引き出す為の修行となる…」

「そこにある斧は昔の私の薪割り斧だが…これを何千回と振るい力をつけたおかげで私もこの戦斧を持てるまでに成長したんだ…」


「若き勇者達よ…勉学と家事手伝いに励むがよい…それが聖騎士や聖戦士になるための最短ルートだ…」


「俺はやるぜ!今からお母さんのお手伝いをしくてくるぜ…!」


「俺も!」

「僕も!」


「これは長く…苦しく…とても辛い修行になるだろう…それこそ10年…20年とかかるかもしれない…だが!その中の一握りの者だけが…世界に散りばめられた魔剣!聖剣!!神剣!!!の真の力を引き出せる者となるであろう!」


「「「うぉぉっぉぉぉおぉっぉぉお▷£&€〆※々$!!!!!!」」」」


「さぁゆけ!未来の勇者達よ!今君たちにできることはなんだ!?それを自分たちで考え何をすべきか親に聞き手伝ってくるが良い!」


「うおおおお俺が一番だあああああ」


「うああああああ」


「まけるかあああああ」









「フッ…」




「よくもまぁそんなデタラメをペラペラっと…」


「あ、先生。畑から戻られたんですか?」

「ていうかいつから聞いてました?」


「村長と先生は小指で持てる〜あたりから…」



「別に嘘じゃないですよ。ちょっと誇張しただけですよ…実際薪割りで筋力をつけて先生から持ち上げ方のコツを教えてもらえたので私も持てるようになったわけですし…」


「それだからって真の力を〜とかは言わなくてよかったんじゃないか?」


「あは?あれですか?なんかこう…勢い余って…」


「はぁ…まぁよいか…今すぐどうこうできるわけでもないし…」


「そうですよ♪家事仕事一生懸命手伝ってくれたらいいじゃないですか♪」






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