表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステータス切り替えとパーセンテージ  作者: りんご!みかん!
サーファさん
8/18

第8話 東西南北モンジェネ?


 モンジェネとは、モンスターマスジェネレーションの略の様だ。

 いわゆる、魔物大量発生のこと。

 友達からは、モンスターピートと聞いていたがこの異世界ではモンスターマスジェネレーションというらしい。



「エリアーナ、屋上に登り鐘を鳴らせ。冒険者強制参加だ」


 モンジェネが起きたら、冒険者は強制参加を強いられてしまう。

 モンスターを倒したことのない7歳児でも強制参加のようだ。

 モンスターと直接戦わなくてます物資の配達などの支援をしなければならない。


 例外もあり、ケガを負っている者などは、任意となる。


 因みにこの強制参加を、拒否した場合冒険者ギルドからの除名や罰金を受ける。



『ドォーン』


 重低音の鐘が鳴った。


「あの、自分はFランクだから支援ですか?」


 できたら、強いモンスターもでるモンジェネで写真を取りたい。

 

「アユムお前は、ギルマス権限でDランク冒険者だ。ちょっとカードを貸せ」


 ギルマスにカードを渡す。

 ペンでカードに書き込んだ。


「ほらよ。これで、戦場に出ても誰も文句は言えねぇ」


 Cランク冒険者になるためには、試験があるようでCランクからはギルマス権限で上げることはできない。

 すなわち、ギルマス権限のぎりぎりまでランクを上げてくれたことになる。

 Cランクの試験は、護衛依頼、採取依頼、討伐依頼の3つのうち2つをクリアし、その後、試験官との戦闘を行う。

 試験官には、力量を見せればよいようだ。

 

 


「ありがとうございます?」


 とりあえずランクアップについてお礼を言っておいた。



☆☆☆☆☆


 1階でギルマスから全冒険者に話をするみたいなので、女の子と一緒に降りた。

 助けた女の子の名前は、ルーナちゃん。

 スキルは、裁縫術と採取術。

 正直、冒険者には向いていないスキルだ。



 ガヤガヤと冒険者が、騒がしい中、ギルマスが咳払いをした。


 話し始めるようだ。

 その場にいた皆がギルマスに注目する。


「皆、集まってくれたようで感謝する。モンジェネが起きたようだ。モンスターはゴブリンとオーク。ゴブリンキングかオーガキングまたは、両方がいるだろうと推測している。数は、東西南北全ての門の塔からの使者の情報によると、1万を超えるようだ。辛い戦いになるとは思うが、心して望んでくれ」


「あのー、Fランクは戦わなくても良いんですよね?」


 手を上げながら、若い男が言う。


「あー、そうだ。Fランクの物は後方支援が、主になる。だが、戦う準備はしといてくれ。前には出なくて良い。いや、出るな。足手まといになる。生命を粗末にはするなよ。これから、ナンバーカードを配る。これは、討伐したモンスターが分かることになっている。討伐数と討伐したモンスターのランクで報酬が増減するマジックカードだ」


 ナンパカード?なんか、チャラチャラしてそうなカードですね。とツッコミたかったが、そんな雰囲気ではなさそうだった。

 皆、生きるか死ぬかがかかっているのだから。

 ナンパカードもといナンバーカード。

 ギルドの従業員が冒険者に配り始めた。

 手に持つと自分の名前が表示された。


「じゃあ、30分以内に東西南北の門に集合だ。解散」


 冒険者は、単体で行動することがほとんどなくパーティーを組むことが多い。


 ギルマスは東西南北にパーティーランクに応じて割り振った。


 俺などの単体の者は単独行動して良いらしい。

 どこに行っても良いということだ。



 とりあえずルーナちゃんの行く方角の門に行くことにした。



【切り替え可能な人間 NEW】


 ギルマス 豪拳術 斧術 威圧


 エリアーナ 嵐魔法 弓術 遠視


 ルーナ  裁縫術 採取術


 シェルト 周辺察知 害意察知 剣術


 トーラナ 虎瞬術(虎獣人の特別スキルである。味方が周りに多ければ多いほど攻撃力と俊敏力が上がる)


 冒険者A 剛力 


 冒険者B 俊足


 冒険者C 回復魔法 杖術


 冒険者D 斧術


 冒険者E 雷魔法 杖術


 冒険者F ハンマー術


 冒険者G 結界術


 30人ほど冒険者はいたが、これくらいしか戦闘で使えるスキル持ちはいなかった。

 スキルについて、知識をギルマスから読み取ったが、スキルを覚えるには努力、あるいは遺伝などがいるようだ。


 








 


 






お読みいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ブックマークや評価点つけていただけると励みになります
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ