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ステータス切り替えとパーセンテージ  作者: りんご!みかん!
サーファさん
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第5話 商業ギルド『ラナフィア』


 街では、洋服屋や防具屋をメインに見て周っている。

 もちろん、すれ違う人や視界に入っている人の撮影は忘れていない。


 防具屋では攻撃力倍加の鎧や俊敏力倍加の鎧、火耐性の盾などを購入した。

 洋服屋では、その鎧の中に着るシャツなどを購入。

 とりあえず、何かしらに秀でている者をチョイスした。

 お金ならある。

 俺が購入した物は、いわゆるマジック○○と呼ばれる物らしく、高級品のようだ。

 マジックシャツ1枚100万円とかした。

 マジック○○は、3桁万円は当たり前なのだとか。

 


 服を購入後は、商業ギルドに足を運んだ。


 財布をブレスレットに収納してから分かったのだが、俺の財布に入れてあった日本で所持していたカードなどは、この異世界使用に変化していた。

 

 冒険者ギルドカード

 商業ギルドカード

 魔法士ギルドカード


 などなどが入っていた。


 友達に聞いていた情報によると商業ギルドとは、商売をするには商業ギルドに入らないと基本的にNGのものと、所属は任意だが所属するといろいろと便宜を図ってくれる場合がある。




 

「こんにちは~」


 商業ギルドについた。受付が何個かある。

 受付では大勢の人間が、持ってきた商品を受付に置いて交渉していた。

 商業ギルドはかなり広かった。

 丸い木のテーブルが8つほどあり紅茶を飲んでいる者やコーヒーを飲んでいる者がいた。


 ‎商業ギルドの中に喫茶店があるようだ。

 ‎喫茶店のメニューに、コーヒーがあるのだが

お値段は、1杯2000円。


『たっけー』


 日本で1杯2000円のコーヒーがメニューにのっていたら、さぞかし美味しい豆なのだろうとか、マスターが特選した豆なのだろうとか、考えるが、此処ここは異世界。


 コーヒーを飲んでいる人の近くを通ってみたが、香りは大したことなかった。

 俺の好みでないだけかもしれないが。。。

 ‎


 俺は受付には向かわずに大きな掲示板へと向かった。


「へぇー。公衆浴場でマッサージのサービスが始まったのか」


 まだ、公衆浴場には行ったことはないが、掲示板に貼り出されていた紙にそう記述があった。


 マッサージされるの好きなんだよなー。

 気持ち良いよねー。



 掲示板をあらかた見終わり、受付窓口の列に並んだ。

 周囲を見渡していてわかったのだが、部下に受付窓口の列に並ばせておいて、商業ギルド内の喫茶店に座ってコーヒーを上司が飲んでおり、自分の番が来たら向かうというやり方が多かった。


 それを見て、ずるいなーと考えていると、俺の順番がまわってきた。

 ‎

 受付の女性に話しかける。


「こんにちは。掲示板についてなんですけど」


 自身の商業ギルドカードを見せる


「はい。張り出しでしょうか?」


 俺の見せたカードを確認後、話が始まった。


「そうです。おいくらでしょうか?」


「平均サイズだと、10万円ですかね。商業ギルドとこの街の中央掲示板にも張り出されますのでお高くなっています。張り出したい物のご記入は済んでいますか?」


「いえ、まだ記入していません」


「そうですか。もし宜しければ担当の者をお呼びしますが」


「いいんですか?お願いします」


 頭を下げお願いする。


「はい。では、あちらでお座りになられてください」




☆☆☆☆☆



「お待たせしました。アユム・ハヤカワ様でお間違いないでしょうか?」


 紙と羽ペンそして、インクを持って来た女性が俺の前に立つ。

 キレイな女性があらわれた。

 この世界に日本のような優れた美容品などないだろうに、艶のある肌とサラリとした茶髪だ。


「はい。そうです。宜しくお願いします」


「私の名前は、ラナフィアと申します。こちらこそ宜しくお願いします」


 ちょうど、俺が頼んでおいたコーヒーが届いた。

 もちろん、俺の担当をしてくれるという人の分も頼んでおいた。


「まぁ!宜しいのですか?」


 俺の方を見る、ラナフィアさん。


「はいっ、どうぞお召し上がりください」


 

「砂糖は、スプーンひとすくい、大銅貨3枚(300円)です」


 とても小さなスプーンを手に言う店員さん。

 3グラム位しか掬えなさそうなスプーン。

 この異世界、中世ヨーロッパ風の時代のようで、砂糖や塩が高いみたいだ。


「自分は、3すくいお願いします」


 お金を、渡す。


「私は大丈夫です。ありがとうございます」


 ラナフィアさんは、砂糖いらないみたいだ。


 砂糖を入れてもらいながら思ったのだが、ファミレスのグラスでコーヒー出せたよね。

 もったいないことしたなー。


 まぁ、この異世界でのコーヒーを知るためということにしておこう。


 店員さんは、コーヒーに砂糖を入れてくれ、多分マドラー代わりなのだろう木の棒でカップ内を混ぜてくれたあと、戻っていった。


「うわぁー、苦味がすごいきますね」


 ひとくち飲んでみた。

 素直な感想をラナフィアさんに告げた。


「はいっ。私も最初は苦手だったのですが、今ではこの苦さのとりこです」






☆☆☆☆☆


「ありがとうございました」


 お礼をラナフィアさんに伝えて商業ギルドを後にした。


 掲示板へ掲載してもらった内容は、


『仕事内容』

 家の中、庭などの周りの掃除。

 朝食昼食夜食の調理。


『給料』

 月給10万円。年に2回の昇給あり


『備考』

 住み込み可

 要面接

 制服支給


 という内容だ。


 この異世界も日本と同じで、1週間は7日のようだ。

 1年は365日。なんともわかり易い。

 ステータス画面で、年月日日付時間が分かる。

 この平民の月給は、10万円〜20万円くらいが多いらしいので、最低ラインで募集を募った。





 お読みいただきありがとうございます

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