互いの正義
今回初めての投稿となりますが、結構自信があってしまいます笑
最初の方はう~んみたいな感じかとは思いますが、最後に差し掛かるにつれ2つの人格の想いが心を動かしてくれるでしょう。
この神話は今も尚語り継がれている神話の中で最も人々に親しまれている神話。貴方がそれをどうしても知りたいというのならさしあたって最初にこの者の説明をしておかなければならない。
___豊咲美月。美月は豊咲グループの令嬢で立派な豪邸に超エリート執事付きの生活をしていた。
そんな並外れの恵まれた生活とは打って変わって素朴で優しい友人、倉林凜祢がいる。
早織とはもう15年の付き合いの幼馴染であった。
カーテンから溢れる瞼の上からでも分かる心地よいくらいの光により目が覚め、美月は上体を起こす。
昨日までは二度寝が当たり前となっていたがこんなにも気持ちよく起きれた理由が今日と言う日にあった。
学校指定のブレザーのボタンを最後まできっちり締め終わると美月は足早にリビングへと向かった。
「おはようございますお嬢様。今日はアレの日でございますね」
ドアを開けると柔らかい物腰の、眼鏡を掛けた男性の声が響いた。
執事の瀬央功稀だ。
「アレの日」と聞いて自分の心臓がどくんと跳ねるのを美月は感じた。
「そ、そうね。今朝から緊張して口から心臓が出てしましそうだわ。こんなことなら日にちなんて決めておかなければよかったかしら」
「口から心臓が出てしまっては台無しです。時にお嬢様。ちょっとしたサプリがあるのですがお試しになってはいかがでしょう?」
「サプリ……?」
サプリと聞いて美月は執事が有名大学院の医学部を主席で卒業していたのを思い出した。
執事になる前は学者を目指していたそう。
「えぇ、緊張を和らげるサプリです。お役に立つか分かりませんが私は、その、少しでもお嬢様にお力添えしたいのです」
「ありがとう。頂くわ」
サプリを口に放り、それを水で一気に飲み下す。
一瞬口に不思議な苦味を覚えたが美月は「良薬は口に苦し」という慣用句を頭に浮かべた。
「そういえば瀬央、どうして学者ではなく執事になっ」
「お嬢様、そろそろご学友のお迎えが来てしまいますよ」
「えっ、もうそんな時間!?」
美月は行ってくるわ、と言い残し友達の凜祢と学校へと急いだ。
作者はですね、感動ものがすごい好きなんですよ。
なんですけども涙腺が硬いっていう矛盾笑
だからこそ、感動ものには目がないといいますか絶対心を動かしてやるーって気持ちがあるんです。
どうか皆様温かく見守ってくださると嬉しいです。