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第四次世界大戦

掲載日:2017/09/21

アインシュタインはいいました。「第四次世界大戦では、人間は石とこん棒で戦うだろう」と。

 ずっと昔、世界で「せんそう」というものが起きたらしい。とても大きな「せんそう」であったそうだ。


 というのも、ぼくたちはよく知らないのだ。


 むかしは「もじ」というもので、記録を残していたらしいが、「せんそう」ですべてきえてしまった。


 ひともいっぱい死んだらしい。だから、いまはなにもないし、なにもしらない。


 いま、ぼくたちは、洞窟で暮らしている。


 木の実や小さな動物を狩って、なんとか生き抜いている。


 おとうさんがかえってきた。でも、手にはなにも持っていない。


 残念。きょうの夕食はどんぐりだ。わびしいな。


 おかあさんの機嫌も悪くなる。


 けんかがはじまった。


 「おとうさんの狩りが下手で困っちゃう」

 「おまえだって、木の実盗み食いしてるだろう」


 怒ったおかあさんが、石を投げている。もちろん怪我しないように手加減しながら。


 おとうさんはこん棒で必死に石をはじいている。


 ぼくはふと思った。


 「せんそう」というものはこういうものなのかもしれない、と。

 文明が崩壊した原始世界でも、続く人間の営みと変わらない本質というものを表現してみました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の作者コメントが蛇足だなぁ せっかくメッセージを織り交ぜてるのに、説明しちゃあかんでしょ
[良い点] 手加減しながらって、とこいいですね。 [気になる点] 空腹が満たされなくて喧嘩になる=せんそう これは間違っていないとおもいますが、なんとか生き抜いているって表現には矛盾を感じます。 おそ…
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