釣られたのはどっちだ?
初投稿の作品でございます!
深夜テンションで一時間で書ききったため、ミス等あるかもしれませんが、そこは多めに見て頂きたいです!
『どこに住んでるんですか?』
『一緒に遊びに行きませんか?』
この手の誘いのメールが今日も届く。
私はみどり、SNSをしている女子高生だ。
毎日毎日こんなメールが届いたらウンザリする。
どうせ彼女もできないブ男ばっかだろう。
そんなのがJKの真似して送ってくるのだ。
こんなの笑いものでしかない。
ある日、出来心から適当な奴の誘いに乗るフリをしてみようと思った。
ダサいオッサンならSNSで晒してやろうと思った。
早速送られてきたものを見ると、ご親切に写真付きのものがあった。
なかなか可愛い女の子だった。どうせネットで拾ってきたものだろうが。
当日、待ち合わせ場所を遠くから見ていた私はその女の子を見つけた!疑って申し訳ない気がした。
その日は楽しく遊んで、また遊ぶ約束をした。
それが何回も続き、その子の家で遊ぶ約束をした。
案内された先は…薄汚れたアパート。
彼女の家は貧乏なのだろう。
いや、違う!だったらこんな頻繁に遊べるわけない!
違和感を覚えながらも家に入った。
ずいぶんとシンプルな部屋だった。
「私、着替えてくるね」
女の子はそう言って、洗面室に入っていった。
しばらくして部屋に帰ってきたのは男だった。
お兄さん?いや、一人っ子と聞いている。じゃあ…
「ハハッ、女装するだけでも釣れるもんだな」