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坂本くんはブレイバー  作者: 荒富良 戒
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坂本くんのプロローグ

ー 日々は単調だ。

なんの変化もない。だいたい同じ時間に起きて、支度をして、朝食を食べ、歯を磨く。

親に見送られ学校へ向かい、チャイムがなるギリギリで席につく。その後すぐに担任が来て出席確認をする。

「坂本勇人」

僕の名前を呼ぶ。いつものようにはいと返事をする。窓の外の青さに浮かぶ雲をじっと眺めながら。1日が始まる前から何となく悟って、窓にうっすらと移り込んだ自分のつまらなそうな顔を見て退屈だと声に出ない思いが身体の中を巡った。

変わらない日常に変わろうと思うことすらしなくなった僕は今日もそんな退屈をどうにか崩したくて、何も出来ずにいた。

高校2年生に進級してもうすぐ1週間。

僕は誰かにこのつまらない日々を変えて欲しいなんて他人との交流が苦手なくせに他力本願だった。

自分が変われる強さ、何かを変えられる勇気を持ってるなんて思えなかったから。

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