プロローグ
6000文字程で長いです。2話からは普通(2000~3000字)の予定です!
久々なので下手になりましたねぇ...
「ちょっと! 待ってぇぇぇ! 負ける!」
1人の女性が目の前のパソコンに向かって叫びました。女性といっても知り合いの人です。職場の先輩で憧れですね、強くて体型もよくて、男勝りで髪の色は赤ですが根はいい人です。
「・・・ププ!アハハ!やっぱリーダーは最強だわ。 川田は諦めろ。敵わねぇよ。」
そのことを見ていた男性が馬鹿にします。体が細く引き締まっていて、髪は短いスポーツマン風。こっちは、梨さんです。
「ムゥ...ちょっとべっちゃん。あいつに何か言ってあげてよ!そりゃさ、確かにさ。べっちゃんは強いけどさ... 」
川田さんが私に向かって言いました。「あ、うん」などと適当に返したりしてます。
「それは置・い・と・い・て…」
そして、彼女は男の方に向いて不気味な笑を浮かべました。 怖いです。笑顔がより恐怖を掻き立てます。
「あ、梨〜。次〝川田〟って呼んだら殺るからね?」
そして、両手を重ねて指をポキポキと鳴らしていきます。
その姿からは殺気がビシビシと伝わってきました。
というか、戦闘中でもパソコンから手を離すんですか。ハハハ
あと、梨さんはへっちゃらみたいです。
「フゥ...相変わらずおっかね〜な、てか何してんの?負けてるぞ。」
その証拠に馬鹿にするように答えます。
そのことを聞いたら、川田さんはディスプレイをもう一度確認しました。
「え? あ... マジじゃん。 」
川田さんのデスクにあるパソコンを確認すると、〝Lost〟の文字があります。つまり、 負けということです。
「ほらほら〜。負けてますよ旦那。さっきまでの威勢は?」
男がその女を挑発するように言います。
「……チッ……」
女が怒りで男に殴りかかかりました。
ドン!パン!
取っ組み合いを始めまてしまいます。
床に穴が開かないか心配です。
「それでさ…その夫婦漫才?はいつまでやってるの? 」
呆れて口を出してしまいました。
「ムゥ... 誰がこんな阿呆と。べっちゃんでも怒るよ!」
「リーダー!! こんなやつと一緒とは思われたくない。」
2人は相性がいいのか悪いのか... どちらにしても見てて飽きない楽しい組み合わせ。
まぁ、口答えをしたらまた取っ組み合いを始めましたが。アハハ
「辞めなよ〜」
そんな具合で彼等の漫才を見ることを最近の楽しみにしているのは〝リーダー〟こと櫻木 とも。
そんな彼女が見られるのはいつからだったでしょう。
もしかしたら、すぐにかも。フフッ
◇
櫻木 とも__
私ーーいや、僕はごく溢れた家庭に生まれた子供で恵まれた子でした。幼少期から今の今まで何不自由なく生きてこられてそれなりに旅行も行ったこともあります。
そんな中、僕がはまった物はオンラインゲームでした。
インターネットの世界。
〝現実の自分というものを知られずに楽しめる〟 そういう空間をどこか求めていたのかも知れません。
正直、現実では自分に自信がなかったのですから。
最初はソーシャルゲーム__スマホなどでプレイするゲームに熱中しました、物足りないと思って親のパソコンでゲームを始めたのはいつだったでしょう。
暫くして、最終的に辿りついたのがパソコンでの〝MMORPG〟というジャンルのゲームでした。
容量の大きいゲームをダウンロードして親に怒られたものです。
消されていなかったのが不幸中の幸いでした。
そのゲーム、LLPーー正式名称〝ロストロジックファンタジー〟を始めました。その出来事は運命だったのかもしれません。
まず、僕はそのゲームでパーティーを作りました。友達に自慢したいというのも理由ですが憧れが1番でした。
屁理屈とか関係なしに、僕にとっては〝リーダー〟というのになりたかったのです。経験がしたことがなく不安もありましたが、だからこそやってみたいと思えたのでした。
それが、2015年__小学生最後の夏です。
それから5年後
西暦2020年 8月31日 11時50分
通っている学校の夏休み最終日。
「よし! これで勝てる...」
僕はあの時と同じゲームを真っ暗な部屋でプレイしていました。
毎日コツコツと成長し、オフ会をしたことはありませんが、メンバーの性格なども把握していました。
このパーティーの皆で努力が実を結んだ結果がトッププレイヤーという名誉です。
「眠い...」
眠気がよぎり頭が重くなります。それもそのはずーー今日で3日目の徹夜。 3徹というやつで碌に眠ってもいません。
今まで強烈な眠気に打ち勝って上位をキープしてきた僕にとってはーー寝るなど言語道断です。
慣れた手つきでヘッドホンから出る音量を上げ、少しでも寝まいと抗いました。
「よし、もう少し... もう少し...」
ボスのHPが残り1割を切ります。心の中で喜びますが気は抜きません。
このゲームはそこまで重要か? と思うかも知れませんが、このゲームに夢中なのです。
夢中と言っても生半可はものではありません。
リリースしてから数年経った今でも不動の人気を誇るーーLLPでも名高いプレイヤーとなるほどです。
あの5年前からずっと、このゲームをやり続けているのですから。
1月前。LLP内で重大発表がありました。
このゲーム。LLPのVR版導入によるPC版の中止。俗に言う〝厄のVR化〟。
VRとは〝Virtual Reality〟という最近発展してきた技術であり、既に現実と変わらない空間の再現を可能にしていると言われています。
様々な大手企業がVRゲームを開発していく中、取り残されたゲーム達がありました。その中の一つがLLP。 海外でも愛好者が多い本格派MMORPGです。
ーー流石にこれでは先は見えている。
ということで決まったのが今回の〝VR化〟でした。要約すると〝PCゲームは時代遅れだから、このゲームもVR化します〟ということです。
今回の場合はPC版のサーバーは完全にストップーーゲームは終わり。
そのデータはVR版に引き継げるということでした。
それまでの期間がおよそ半年後。 そしてPC版最後のイベント__〝ボス狩り〟では、優勝チーム全員にβ版をプレイする権利がもらえるというものでした。
実際このゲームの人気度から、β版の抽選に当たるなどほとんど0に近い確率なのです。誰もが求める景品だったのでした。
勿論、自分たちのパーティーも優勝を狙います。
その為に使った課金額は_______まぁそこはいいですね。
とにかく、今は敵に負けじと徹夜で必死にボスを倒し、討伐数を着々と増やしています。
ーーボスのHPゲージが0になりました。
パララ〜♪
それと同時にそんな音が彼のヘッドホンに流れます。
これはボスが倒れた合図です。
「終わった〜! てか、セーフ」
彼は心の中でニコニコしながら呟きました。
少し喜色が悪いですが、辞められないほど嬉しいのです。
このイベントは今夜23時59分までなのですが、今は23時57分。
本当にギリギリでした。
最後に確認した時では、1位でほぼ同率。
そして、最も効率が良い最難関ボスに勝った。
つまりランキング念願の1位になれるでしょう。このゲームを初めて苦節数年。 トップの人達と肩を並べて、ここまで来ましたが1位は何度見ても嬉しいです。
そして、目の前の画面が切り替わります。
そこには〝Congratulation〟と書かれており、その下には『レアドロップ』とありました。
それを確認し、大きく息を吸ってこう言います。
「ヨッシャャャャャ!」
真夜中の街にそんな声が響いたそうです。
今思えば、そう叫んでしまうのも仕方がないのかったかもしれません、レアドロップが落ちたのですから。
レアドロップとは、その名の通り滅多に落ちないアイテムや武器のことを指します。
更に、このボスのレアドロップは今まで確認されていなく半端なく強いので「鬼畜!」と散々揶揄されていた代物でした。超レアです。激レアです。幻です。そんな魅惑なものでした。
ちなみにドロップした武器の分配ですが、パーティーの皆と相談して自分が貰い受ける事になりました。
しかし、その時はゲームに熱中していて気が付かなかったのです。
レアドロップを確認したのと同時刻、NYを中心に世界が光に包まれたということを。
後にその光はこう呼ばれるようになりました。
厄災の狼煙ーー〝厄兆〟と__
「寝るか〜」
欠伸をしながら布団に潜りました。
◇
「とも〜! 起きなさい〜!」
その日は、母親の声で目が覚めました。
「は〜い。眠い・・・って。ヤベっ、もう7時じゃん」
もう一度見ても、やはり時計の短針は7時を指しています。今日から学校が始まるのです、これでは遅刻は免れません。
「はぁ... 2学期の初日から遅刻か...」
3徹で睡眠不足の重い体を上げながら自分に呆れます。
「ん? てか... 何か...違う?」
ベッドから出て立つと、馴染んでいるはずの体に違和感を覚えました。
罪悪感や、嫌悪感のようなものではありません..背中に感じるゴワゴワ感。服ではない何かが当たっている感覚です。
「は?!」
触ってみるとーー髪?何故か長くサラサラ。 夢にしてはリアル。現実にしては、非現実過ぎています。
ーー落ち着け、落ち着け
そう心に念じました。
まず、カーテンが分厚く暗いのでカーテンを開けます。
「眩しい!」
カーテンから入ってくる日差しは3徹の体にはキツイです。少しチカチカします。
周りが鮮明に見えるようになり、ディスプレイの目の前に立ちます。
屈んで覗くとーー信じられないものがありました。
「何だろ。 何この美少女? パソコンはちゃんと...落ちてるね」
映っていたのは美少女、有り得ないと思いパソコンの電源を確認しますが、やはり電源は付いていません。
ディスプレイをもう一度確認してみても目の前の鏡に映ったのは、先ほどと同じ黒髪の美少女。 髪は艶やかな長いストレートで、ブカブカの男服を着ています。 身長は、160くらいかな?
男子が気になる胸は... 触ってみたらやっぱりあります。
「やっぱりーー俺? そいえば、声も高いし…てか、あの感覚は髪か。」
俺ーーいや、私でしょうか。
とにかく、体が重いのですが極めて冷静でした。 それは何故だか分かりませんが今はとにかく頭がさっきより冴えています。
だからこそ分かりました、ここまで鮮明なものが夢ではない__現実なのだと。
「まぁ、これじゃ不味いか... スマホっと」
彼女は、自分の身に起こったついて知るためにスマホを探します。
流石に世界で1人だけこんなことが起こると思うなんて、どこの自意識高い系ですか?
あ、そういうのは否定しませんが、とにかく調べることは重要です。
「あったあった」
彼女は地面に落ちていたスマホを拾い上げ、電源ボタンを長押ししてスマホを起動させます。
そして、スマホが起動したのと同時に『ブーブー』とバイブ音が鳴りました。
「あれ?メッセージがこんなに...」
机の前の椅子に座り、スマホにホーム画が映ったと同時に大量のメッセージが表示されました。
本人が驚愕する程、今までに類を見ない量のメッセージが...
見ると1番上には『外出禁止!』の文字がありました。
「やっぱりか...」
自分の予想は正しく何かが起こったようでした。
学校は暫くないようだから時間はありそうです。母親も言いくるめられると思うのでメッセージを全部チェックする時間はあるでしょう。
そう思いメッセージを確認して行くと、友達から『大丈夫か?? 俺は...』などというメッセージが来ているのが分かりました。
既読は付けたくないので冒頭だけを見ます。
最近では、本文見ると返信をしないと怒られるのです。
ついでに、パソコンの電源もつけました。
〜数分後〜
「確認終了... まぁ、とにかく家から出るなってだけでいいってことね」
メッセージの内容を大まかに頭の中で整理しました。冷静にも見えますが、驚きで心臓がバクバクです。全貌は分かりませんが、予想以上に大きなことが起こったようでした。
次に、当初の目的通りネットで調べる為にパソコンのブラウザを開きます。
デスクトップまでは既に開いてるのでマウスでブラウザをクリック。
そうすると自動で大手検索サイトが出てきました。
「・・・は?」
『ニュース』というトッピックに『大陸消滅?!』という文字が大きく書かれています。
流石に気になるので記事を開きます。
「長そうだなぁ...」と思いながら記事を読み始めました。
フムフム
意外とスラスラと読めるんですね。興味の無い内容とはやはり別です。
ちなみに、書かれていた内容を簡単にまとめると__
ゾンビが出てきて、人を襲って一つの大陸を壊滅状態にしたとか。
もう生存者は確認出来ないそうです。
うん。少し意味不明です。ちなみに、この関連の事件〝厄災〟と語っていました。
普通は信じられませんが、この身に起こったことは事実なのでそれを完全には否定出来ません。
「流れ的に今回の__〝厄災〟ってやつの結果がこの体かな? 」
そして、〝あなたへのおすすめ〟という所にその事件の関連らしきものがありました。
気になるので新しいタブで開いていきます。
「はぁ... 結構あるなぁ。」
溜息をついてしまいました...
開いたタブの個数を見るに時間がかかりそうです...
重要そうな物ばかりでこれとは性格が悪い。
「眠い...」「これ読む必要なかったぁぁ...」
そんな愚痴を零しながらもなんとか読み終えました。
「疲れた!」
十数分ですが、3徹開けのこの体にはキツかったです。
椅子から立ち上がって体を伸ばします。
読んでみて分かったのですが、無駄なことはほとんどありませんでした。
確証がないのもありますが、このような感じです。
曰く、昨晩世界が光に包まれたらしい。
曰く、その影響かどうかは分からないが、世界中の人々に様々な変化が起きたらしい。
ある者は、性別に変化が。ある者は、体の一部に変化が。 ある者は人という種自体に変化が。そして特異な能力を手に入れた者も居るそうです。
とにかく、世界中が大混乱という訳でした。日本政府は辛うじて外出禁止例を出せたみたいです。
「うん。てか、この体どうしよっか。」
同じ奇遇の人はやはり居たようです。しかし、他の人は能力が手に入れられたとか羨ましいです。
結果は変えられませんが...ね。
後、自分のことですが性転換とは100%悪いとはいいません。しかし色々問題があります。
今一番重要なのは、母親への説明です。 「あ、性別変わりました」
まぁ、自分の母親なら納得するかもしれませんが普通はアウトです。
もう一つ厄介なのが、見た目に名残が残っていないという点。男の時は可もなく不可もなくという顔でしたが、今は真逆と言っても差し支えはありません。
考えても考えても、マイナスな言葉ばかりが出てきてしまいます。
「まぁ、、、ぶっつけ本番かな...」
嫌ですが、現実からは逃げられないことには変わりはないのでしょう。考えることを一旦辞めました。
そして、スマホを持ちながらリビングへと向かいました。
部屋を出て、廊下を通って、階段を降りる。
その先の廊下の右側にはドアがあって、ドアの向こう側がリビングです。
リビングとキッチンは同じ空間なので、母親はきっとこのドアの先に居るでしょう。
これから行うことを考えます。
一番重要なのが、いつも通りにやることと、確実に本人だと分かるようにすることです。
つまり、
普通に挨拶をして、疑われたら昔の思い出を出して納得してもらいます。母親の感に任せるので少し不安ですが。
ーーあ、忘れてた
父親が居るという可能性をすっかり忘れていました。不覚です。
もし居たとしたら確実に疑われるでしょう。頑固なので...
「まぁ、仕方がない・・・」と割り切って、汗ばんだ手でドアを開けました。
キョロキョロ
周りを見渡します。
幸い、そこには父の姿はありませんでした。
少し心配ですが今はそれより母のことです。
「お、おはよう!」
キョドってしまいましたが、一応挨拶は出来ました。
「おはよう」
焦って下を向いてしまいます。
母親はこちらを不思議そうにこう言いま
した。
「...ん? とも...だよね? 女...?多分、性転換ってやつ?」
冷や汗を掻きましたが、どうやら分かってくれたようです。
というより、流石母親ですね... 自分ですら疑うのに一目で見分けるとは。
ん? てか...は?
顔を上げると同時に母親の姿に驚愕しました。新しいゴツイ手が2本、背中から生えていたのです。
それも、当たり前の様に使いこなしています。
?!?!
驚きで言葉も出ません。
「あ、これ? 何か起きたら生えててさ。 便利だよ〜。多分今回の事件のやつかな。」
あ、意外と前向きだったようです。
まぁ、そういう性格ですからね...
なんというかーー母親は偉大です。
「ともちゃん、ニュース見た?? 今日外出禁止だから、学校休みよ〜。 ゴメンね。朝起こしちゃって。」
「あ、全然大丈夫。」
ーーそこか...
心の中で、母親の気にしてた事に半ば呆れます。
「そう?ならいいんだけど... あ、そいえば 服それで大丈夫? ブラとか必要? 服なら母さんのあるから。」
一応、思春期の子供の前でもそういうこと言うんですね。
でも大丈夫です。 胸、あまり無いみたいですから。
服もただのナルシかもしれませんが、ブカブカってのが萌えるからいいのです。
外出はしばらくしないと思いますしね。
ーーということは流石に言えないので、一言にしました。
「大丈夫」
シンプル・イズ・ベストですね。
「そっか。じゃあ、朝ごはんのパンケーキもうすぐ出来るわよ〜、チーズとバターどっちがいい?」
いつも通りのペースに戻りました。
てか、いつもより選択肢が可笑しい気が...
顔には出していませんが、同様しているのかもしれませんね。
「じゃあ、バター」
「了解♪」
そう言って、椅子に座ります。
「はぁ...」
胸を撫で下ろして、母親の適応力の高さに今更安堵しました。
「あ、そいえば父さんは?」
「うーん... 昨日の夜、単身赴任とかで大阪行っちゃったわよ。」
「は?」
「うん、だから大阪行ったよ。」
「連絡は?」
「いや、連絡出来ないのよ〜。なんでかしらね。」
ーーいやいやいやいやいや...
何言ってるんだこの人は。
「じゃ、どうするの?」
「あの人なら、無事よ。前だって紛争地域から帰ってきたじゃない。」
「あ・・・ はい。」
この人に何を言っても無駄な気がした。
というより、もう4本腕を使いこなしているようで、2本は料理もう2本はキッチンの整理をしています。
「テレビ付けていい?」
「いいわよ」
テーブルに置いてあるリモコンを取ってTVを付けました。
「ニュースばかりだなぁ...それに、文字だけって言うね」
どのチャンネルを回しても、同じニュース。〝厄災〟〝厄災〟〝厄災〟同じ単語ばかりです、それに外出が出来ないからかまともなテレビすらやっていません。
「これなら、録画したやつ見るか。」
そんな感じで朝は過ぎていきました。
◇
その時、ある地域ではある異変が起きていました。
「ごろじでぐれぇぇぇ」
日が登った頃から、ある生物が口々にそんなことを言い始めたのです。
彼らは俗に〝ゾンビ〟と呼ばれる者達でした。
〝ゾンビ〟は日が当たると、その効力が薄まるということを人々は知らなかったのです。その後も知る者は現れることはないでしょう。
生き残った人々は、船を使って逃げ出したのですから。
今は、ほとんどの〝ゾンビ〟が自害し、互いに殺しあっていました。
皮肉なことに、日が登ると人とゾンビの見分けが付かなくなるそうです。
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