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第1話終わりの日の始まり2

家、狭い部屋、二人の人間、一人は男、一人は女、しかも女子高生、しかもかわいい、しかも、、

「何見てるの?」

「ごめんつい」

「女子高生を部屋に入れて、じっと眺めて、しかもつい眺めてるなんて、身の危険を感じるんだけど。まあ、いいや。それじゃあ本題に入るね。まず、私は誰なのか。私はリサ、ただの女子高生。」

「ちょっと待てよ、ただの女子高生な訳あるか!」

「最後まで話を聞いてよ。ただの女子高生だったの、昨日まで。」

「昨日まで?」

「そう、昨日まで。昨日まで私は平凡に生きて、平凡に死ぬんだと思ってた。けどね今日朝起きたら、君のことを知っていたの。これからのことも、これまでのことも。」

「それを夢だとか思わなかったのかよ?」

「うん、最初はそうだと思ったよ。でもね、妙にリアルで思い出そうとしたらあたかも自分が体験しているかのように覚えているの。そして土手で君と会うこともわかってたの。だから確かめに行ったらそこに君がいたの、のんきに普通に何事もないかのように。それで私は確信したの、これは本当だって。そのあと何が起こるか知っていたから泣き出しちゃったんだ」

「そうか、お前のことはわかった」

「リサって呼んで」

「お、おう」

「それでリサ」

「ん、なに?」

「リサは何を知っているんだ。俺のこととかこれからのこととか、これまでのこととか。」

「そうだね、順を追って説明するよ。まず、君のことを知っているといっても全てを知っているというわけじゃなくて、君の人生の総集編を知っているみたいな。もし私が君の人生のすべてのことを一度に記憶を植えつけられたら脳がパンクしちゃうしね。あと私が見た君の人生は第三者からの視線みたいで、その時の君の気持ちや考えはまったく知らないの。そして、これまでのことというかこの世界についてというかって感じなんだけどね。」

「この世界?」

「そう、この世界の始まりを私は知っているの」

「そんなことが分かるのか?」

「君が思っているよりも単純だよ。」

「え?」

「この世界は神様が造ったんだよ。」

「は?何を言いだすかと思えば、ふざけてるのか、そんなことが信じられる訳がないだろ。」

「嘘じゃないよ!まず君から私に聞いてきたんだよ。それなら最後まで聞いてよ。」

ばかばかしい、たまたま夢の声と似ていただけだ、さっさと追い出してバイトにでも行くとするか。

「そんなことがほんとなら証拠でもみしてみろよ。」

これなら絶対に嘘だとはっきりできるな。

「いいよ、わかった。見せるよ証拠。」

「え?」

「証拠ならあるよ。神はいるっていう。」

「な、なら見せてみろよ証拠を。」

「証拠なら私の目の前にあるよ。」

「何もないじゃないか。」

「目の前にいるといった方がいいかな。」

ん?目の前、目の前に有るのは、机、コップ、パン、ノートパソコン、あとは、、、、俺

「君だよ。」

「ん?」

「君が証拠だよ。」

「いやいや。」

「本当だよ。」

「何を言う苦し紛れの言い訳が下手くそだな。」

「言い訳なんかじゃないよ、君は立派な証拠だよ。というか、君が神なんだよ。」

「、、、、、は?」

「神様だよ、君が」

「いや、そんな馬鹿な。俺は普通に生きて来て、今はフリーターで、ボロいアパートに暮らしているただの人間だろ。」

「君はただの人間と同じような生活をしているけど、君には人とは違うところがあるんだよ。分かる?」

「いや、分からない」

「君は自分のお父さんについて何か知っている?」

「何も知らない。」

なんだ、こいつは俺が母子家庭だということを知っているのか。こいつは俺のことを知っているとか言っていたがほんとなのか。

「君はお母さんに育てられて、決して裕福とは言えない環境で生きてきた。」

なんで知ってるんだよ。

「お母さんを喜ばせようと必死で勉強して、いい高校に言って、いい大学に入って。」

やめろ。

「いい会社に就職して、お金持ちになって、お母さんにいい暮らしをさせてあげたかったんだよね。」

ふざけるな。

「私には君の気持ちや考えはまったく知らないけれど、君が必死に頑張ってたことを見て、分かったよ君のこと。」

何がわかっただ。

「でも、大学受験の前日に君のお母さんは、交通事故で、、」

「もういい、やめろ。なんなんだよお前は、なんで知ってるんだよ。何がわかっただ、お前なんかに俺の気持ちがわかるはずがないだろ。お前みたいなお嬢様学校に通ってる奴に分かるわけがない。」

「そうだよね、ごめんね。でもこれで信じてくれたでしょ。私は君のことを知っているって。」

「そこは信じるが、神様が俺だとか信じられる訳がない。」

「結論から言うと。君のお父さんはこの今の世界の神様なんだよ。」

「俺の母さんを見捨てたような奴が神様なわけないだろ。」

「見捨てたんじゃないよ、無理やり離されたんだよ。」

「誰に?」

「一から説明するから。最後まで聞いてね。

この世界はね、神様が造ったんだよ。そして神様はその世界で生物を作り文明を作って自分を信仰されるのが大まかな目的なの。でも生命が誕生するのは、神様の力だけじゃできないの。その場所の気候、状態、様々な条件みクリアした上でほんの少しの確率でやっと生命が誕生する。そこまでにとてつもない時間がかかった。その後はそこに生きるすべての生物から信仰されなくちゃならない。まあ、そんなことが起こるのはほぼ不可能だよね。それで、神様はものすごい時間を一人で生きているの。神様にだって感情はあるし、生きることが苦痛になって来るんだよ。そして、この世界を終わらせようとするの。この世界はの終わらせ方は、2つあって、さっき言ったようにすべての生物から信仰されることと、自分の代わりを作ること。君のお父さん、今の神様は二つ目を選んだ。でも二つ目の選択肢は大罪でこの世界に生きる人がも巻き添えにして、そこに生きるすべての苦しみを受けながら死ぬの。そして神様よりも上の存在がいるの。その人たちは神様に使命を与えている存在。その人たちには時間の流れなんて関係ないんだろうね。ただ神様が時間に苦しむのを見てあざ笑うだけ。その人たちにとってすぐに苦しみから逃れられちゃ楽しくないから君のお父さんとお母さんを引き離そうとしたの。そして、君のお父さんは今君を神様の引き継ぎ人として、この世界を終わらせようとしている。わかった?」

「理解はしたが受け入れられないそんな話。証拠になってない。」

「もうそろそろ君は神様に近づいていると思うんだけど。そうだね、神様にしかできないようなことも君はできるようになっているかもしれないよ。」

「そんな馬鹿な。」

「神様にしかできないことって言ってもそんなに何でもかんでもできるってわけではないんだよ。神様は自然に干渉できないし。ただ奇跡起こすことはできるよ。ほら、奇跡を起こして見せてよ。」

「そんなことが言われても、やり方も知らないし、まず俺にそんな能力ないから。」

少し信じる気にはなったがやはり、ふざけてるとしか思えない。とりあえず一度落ち着くために立ち上がりストレッチでもしようとした時に。

ことっことっがたっがたっガタガタガタガタと地震が起こった。とっさのことに地震の衝撃で後ろに倒れてしまった。自分の後ろには食器棚があり、それが徐々に自分に向け倒れ込んでくる。自分は、転けたせいで動けない。もう無理だ、終わったと思った瞬間。目の前で食器棚は、止まった。いつの間にか机の下に隠れていたリサが

「奇跡だよ、君が奇跡を起こしたんだよ」

と言った。いつの間にか地震は止まった。自分の部屋は見るも無惨に荒らされていた。


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