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きらきらスープとちいさなおほしさま

作者: Stellune
掲載日:2026/01/18

初挑戦です。

短く、それでも深く記憶に残る物語が好きです。

むかしむかし、雪がふかくつもった森に、

あたたかい「きらきらスープのおみせ」がありました。


おみせをひらいているのは、

やさしいオオカミの女の子・ミア。

ミアは、人と話すのはちょっとにがてだけれど、

スープ作りは森でいちばん上手でした。


ある夜、ドアが「ことん」と音をたてます。

入ってきたのは、小さな白いフクロウ。

羽をふるわせ、今にも泣きだしそうです。


「どうしたの?」

ミアが聞くと、フクロウはこたえました。


「空から落ちてしまった子どもの星を、

空に帰してあげたいんです。

でも、どうすればいいのか……。」


ミアはまじめに考え、

古びたレシピ帳をぱらりと開きました。


そこには、

“ほしの力をもどすスープ”

の作り方が書かれていました。


「きっとこれで助けられるよ!」

ミアは目を輝かせます。


でも、そのスープには

“きらきらのかけら”が必要です。


ふたりは雪の森へ飛びだしました。

風はつめたく、雪はしんしん。

それでも、あきらめません。


やがて、谷のなかで

ひとつだけ光る小さな粒を見つけました。

手にのせると、ちりん、と

鈴みたいな音がします。


「これが、きらきらのかけら!」


おみせに戻ると、ミアは大きなお鍋をだしました。


こおりのしずく、森の草、やわらかいお水。

ゆっくりコトコト煮こんで、

さいごに、かけらをぽちゃん。


鍋の中が星空のように光りだしました。


「できたよ。ほしのスープ。」


ミアは雪の上に落ちていたちいさな星に

そっとスープを飲ませました。


すると――

ほしの体がふわっと光り、

ゆっくり空へ浮かんでいきます。


「ありがとう、ミア。ありがとう、ふくろうさん。」


ほしの声は、鈴の音のようにきれいでした。


白いフクロウは深くおじぎしました。

「本当にありがとう。」


その夜、森の空は

いつもよりたくさんきらきら光り、

ミアのおみせも

ひかりに包まれていました。

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