膿出し
かしゅっ。
ごくっ、ごくっ、ごきゅっ。
「…あぁ、エナドリなんて久々に飲んだな」
「無理しないでよ、倒れたら元も子もないじゃん」
「分かってる、けどミライがあんなだったからなぁ…姉のボクもイマも似たようなものだと思うよ?」
「…ま、そーだよね」
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数分前。
「っはぁっ、はぁっ、はぁっ…!これで、全部…挙げれた…!」
『全く、忠告を無視してまで仕上げるとは…しっかり休んでくださいよ』
「ゎぁってる、データ送信だけお願い…」
『畏まりました』
ミライが仕上げたデータは、悪質コメントや迷惑メールを何度も送ってくる奴らの個人情報。ボク達は今、そいつらを徹底的に掃除している。
とは言え、警察とかはこの手の事で動いてくれない。
故にボク達が動く。脅して済むならそれで良し、もし駄目なら片付ける。
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『カコ、疲労指数が危険値を超えました。これ以上の活動は許可できません』
「っと、マジか…やっぱエナドリって危険だね」
「カコ姉お疲れ。アタシが引き継ぐよ」
『ミライの推定活動限界は8時間です。その間にイマがカコと交代になります』
…多分、こんな事しても、くろのすは喜ばない。
だけど、あれだけ傷ついたくろのすを見て、放っておくことは出来ない。
罪の清算は、きっちりとしてもらう。




