めちゃくちゃ
結夢からの報告があった場所に向かう。確かに居た。
「……げ、て…」
「やーだね」
「逃げてッ!」
操り人形のように武装を展開した少女は、その意思に反して私に襲い掛かる。
現在、私の武装は“時刻”しか無い。と言うより、この一対だけで十分だ。
「だいじょーぶ。私死なないから。マジで」
「…たす、け…」
「はいはい、分かってるよ。ちょっと待ってて」
こちらを向く銃口を無理矢理逸らしながら、彼女の中枢に巣食うモノを取り除く。しかし、
「…クソが」
彼奴等、どうやら彼女の身体を無理矢理改造したらしい。生体構造などを完全無視している。お陰で、このまま取り除くと彼女は無事では済まない。
「あーいや、行けるか…?でも賭けだなぁ…」
下手な賭けはしない。通信でももかを呼ぶ。
「「あいよ、ちょっと待ちなっ…!?」」
ももかが応答しなくなる。どうしたんだろ…?
「「…あんまりだよ、これは。栄養状態も悪いから生命操作は使えない、もちろん不死も。このままだと詰み」」
「…ねえ、君」
「…なん、ですか…?」
「君を助けるには、まず君を不老不死にしないといけないみたいなんだ。それでもいいかな」
使えないのはあくまでも生命操作による不死。擬似現象植え付けによる不死なら問題ない。
「…いい…おねが、い…します…」
「…分かった」
彼女の中に擬似現象を植え付ける。これで彼女が自死を選ばない限り、彼女が死ぬことは無い。
「「…良かった。此処まで来れたなら、くろのすでも行けるんじゃない?」」
「いや、ちゃんと専門職に頼みたいな」
「「おっけー分かった」」




