表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/83

イレギュラー

「さくら:にしても、2話目でイレギュラー登場って…上位存在(作者)は何考えてるんだか」

「よぞら:…そろそろ来る」

「ユキ:三…二ッ!?」

「カコ:急加速とかマジでやめ…天使!?」

『引退した元ベテラン:俺らの引退原因だ、仮称紛い物(イミテーション)

『ファッ!?』

「ミオ:ベテランさんやられた奴!?」「エリ:んなの勝てねぇよぉ…」

『引退した元ベテラン:そいつは芸術概念に所属する現象が弱点。音とか色とか、そういうのが良く効く』

「くろのす:辛うじて音は私とカコが使えるし、色彩は追加人員(よぞら・さくら・ユキ)がどうにかできるから…割といける?」

『無理しないでね』

「あと、元ベテランさん。今ボイスチャットいける?」

『いけるぞ』

「了解。権限付与しといた」

「元ベテラン:助かる」


 …というわけで、紛い物との戦闘が始まった。


『チハル(倉比 千晴、探索者、音響兵器を自衛隊に納品した経験あり):おひさ~、なんかいきなりヤバめ?』

『音が弱点の馬鹿つよ天使(模倣)に遭遇』『千晴ちゃん!?』『参戦すればかなり勝率上がるぞコレ』

『チハル:新作音響兵器の試運転もしたいからね。耳栓貸し出すから参戦いい?』

「「「今すぐ来て!!」」」

『チハル:了解。今すぐ行く。到着まで二分半は掛かる』

「カコ:おっけ…これさ、刻とか鈴付いてるから特攻あるんじゃ…?」

「くろのす:確かに。でも先に相手の初動見たい」


〈イレギュラーを排除します〉


「ヒナ:やっば!?なにあの初動極太レーザー!?」

「「ミライ&よぞら:あれが通常攻撃ぽいって言ったらどうする?」」「元ベテラン:それ通常攻撃だ」

「「「「「正気?」」」」」

「チハル:お待たせ!くろのす、これ刻に追加でつけて!」

「…え、新作って私頼み?」

「そうだよ!斬る度にクソでかい音が鳴るよ!あと他のみんな用もあるよ!」


 …とりあえず、戦っていればいいらしい。鐘みたいなアクセサリ型音響兵器を付け、試しに一発切りかかる。


[がいいいいいぃぃぃぃぃんんんんん!!!!!]


「音でかっ…でも割と通るようになったね」このまま行ってみよう。

 なんて思った自分たちが馬鹿だった。


「「「「「「「「「「ぐぁっ!?」」」」」」」」」」

『何が起こった』『大爆発した』『大丈夫!?』

〈神はあなた達の抹殺を命じられました。特に、神の紛い物など不要と〉

「…それって、私のこと?」

〈排除します〉

「あっ」

「「「「「くろのす!?」」」」」「「「「くろっち!?」」」」


 …


〈想定外。対象の排除に失敗〉「…あ。」「あーあ」『天使死んだな』「耳栓用意~」

〈再度実行「ざけんなよ」危険。危険。重大な脅威を検知「clock-cracking。怨響」


 音響兵器のでっかい音が、連続して、重なって、鳴り響く。

『鼓膜ないなった…』


〈がっ!?危険!危険!なんなんだこいつは「なんだ、"中の人"っているんだ」

「ボク達も参加しよう。無力化した上で拷…尋問しよう」

『がんばえ~』


 右翼が壊れる。二対のナイフによって。

 左翼が壊れる。一対の拳銃によって。

 右腕が壊れる。一丁のクロスボウによって。

 左腕が壊れる。一台のチェーンソーによって。

 右脚が壊れる。一組のガントレットによって。

 左脚が壊れる。一本の戦斧によって。

 胴体が壊れる。一本の槍によって。

 首と胴体が別れる。一本の刀によって。


「…さて。ミオ、何か言いたいことあるんじゃないの?」

「…ばれてたか。これ、どう見てもうちを産んだ二人のカルト宗教関連だね」

『古参:何それ初耳』『親と言わない辺りからどれだけ嫌ってるか分かる』

「あの人たち、カルト教祖なんだよ。多分くろっち潰すのとは別に、私のこと連れ戻しに来たんだと思う。ほんと屑な大人だよ」

『oh…』

『引退した元ベテラン:俺らの引退原因、人間だったんだ…』

「ヒナ:まぁ、親殺し(わたし)よりマシでしょ」「エリ:生死問わず(デッドオアアライブ)を殺しまくって日銭稼いでたオレより正常だよ」

『なにこのパーティー』『なんか色々ヤバい…』

『引退した元ベテラン:これ国が探索者を警戒する理由の一つね。素性ヤバい奴らの巣窟って面』『えぇ…』


「あとそこに居るのさ、神父様だよね」

〈黙れ、神気取りが!〉

「え?私、神名乗った覚え無いけど」

〈ギリシャ神話の神の名を名乗っているだろ!〉

「え、マトモな突っ込みできたんだ。でも残念。あなたが言っているΚρόνοςと私が名乗っているΧρόνοςは別物だよ」

『へー、知らなかった』『ギリシャ神話ガチ勢:読みが同じだから混同されがちだね。前者は農耕辺りの神、後者は時間を意味するギリシャ語。尤も、後者も後に神格化されているから神父の言い分もあながち間違いではなかったりするよ』『ガチ勢解説助かる』


〈何をごちゃごちゃと…がぁっ!?〉

「え、何々、何が起こってるの?」「空間逆探知…あ、神父が天使(本物)に殺されてる」

〈はぁ…はぁ…っ、ようやくこの屑を殺れた…!〉

「…あー、テステス。そこに居る誰か、ちょっと名乗ってくれる?」

〈えっ!?もしかしてあの…グループ名何だっけ。兎に角、くろのす様の探索者グループ!?〉

「お、知ってくれてるんだ。ありがとね~」

〈いえいえこちらこそ!あ、そうだ、お手数ですがくろのす様の能力で私をそちらに送ってくれませんか?そっちで色々話したいので〉

「了解。転送まで三…二…一…」

〈ひょわわっ!?」

新キャラ出しすぎなんだよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ