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猫耳少女、或いは、ばけものたちの、日常と非日常。  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
20時、もう誤魔化せない。

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最終手段

 轟音と閃光を凌いで数秒。辺りは更地と化していた。

『エグ…』『無事で良かった…!』『どうやって凌いだんだアレ』『閃光の直前に一瞬だけ色彩反転があった、時空操作で壁か何か作ったんだろう』

 身体は何とか無事…だけど、頭痛も耳鳴りも、酷い…

『通常の25倍の弾数に確率操作掛けた上で防御壁作ったんだからそりゃ頭痛も酷かろう…』『やばいじゃん…』『とにかく生きて…!』


 …使うしかない、か。


「…禍ヰ者(みんな)、見てるよね」

『エリ:全員見てるよ』

最終手段(ラスト・リゾート)を使う。後の事、よろしくね」

『…分かった』


『マナアンプル?』

『ミオ:完全な別物。中にはちょっとしたおクスリが入ってる』

『えっ』『触法…』

『カコ:してるよ。というか、“最終手段”の名前通りマジでギリギリの時じゃないと使わない』

『何入ってるの…?』

『ウメ:あー、それ聞いちゃうんだ』

『えっなになに』『触れたらマズい代物?』

『ユキ:触法してる時点でね…まぁ、そんなに難しいモノでもないよ。成分の都合上、心臓近くの静脈に注入しないといけないけど』

『は?』『あの、中身は…?』『そこまでして使うモノとは…いや状況的に使わざるを得ないんだろうけど』

『ハナタバ:…超高濃度のブドウ糖、適量のアドレナリンとノルアドレナリンと魔素、それから1日の推奨消費量ギリギリを毎日詰め込み続けた、使用者のエクトプラズムです。溶血が起こらないように、塩化ナトリウムも少々加えております』

『劇物じゃねーか!!』『まってやめて早まらないで』『逃げるだけでいいから!周りの被害とか考えなくていいから!!』


「オーバークロック∞、流星群直撃100%、閃光、絶対負度、召雷、精神狂掻」


『ファッ!?』『えっえっえっえっえっ』『待て待て待て何で何で』


 怪異の首を全て刎ねる。スタンピーダーは全員、手足を折って腱を斬って無力化。


「…どうして、私たちを襲った」






 …尋問の成果は芳しくなかった。強いて言うなら、こいつらがあまりにも無計画だった、という事くらいか。

 そろそろ最終手段の効果が切れる。最後に禍ヰ者の皆を転移で召喚して、私は離脱するとしよう。転移…自室。おやすみ。

CheckPoint#9:LastResort

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