殺戮(殺しはしない)
警告!めっちゃスプラッタ!
次の話にこの話のグロ抜きあらすじ乗せるから、無理して読まなくても大丈夫だよ。
…責任は取らないからね。
開戦直後。辺りは真っ赤に染まった。
『フィルター無しはちょっとキツイ…見なきゃいい話って言われるかもだけど、ハナタバさん、グロにフィルターかけれる?』
『勿論できます!すみません、元々かける予定だったのですが、忘れていました…』
『ありがと、助かった!』
『無理すんなよ〜』
相手は人間。オーバークロック10×でも十分。それでも長引けばキツいけど、オンオフ切り替えをこまめに行えば、戦える時間は延びる。
開戦から10秒経過。既に、戦闘不能者が75人を越えていた。
時間軸を超越した“時刻”。刃の接近を感じる間すら与えない。
オーバークロックで急加速、目の前の味方が斬られたと認識する前に――
「自業自得さ」
意味深な一言と共に、血飛沫が上がる。
時刻と同じ手法で襲い掛かる“忘却”。斬られたら自己認識が揺らぐ。
「自らを無力化しろ」
全てを忘れた傀儡人形は、その指示に従う。一斉に、己を壊し始めた。
確率論を無視した“終末”。跳弾すら死を招きかねない。
避けようとしても、その先に別の弾が――
「動くな」
ある者は腕を。ある者は脚を。またある者はその両方を。ガラクタにされた。
戦車すら貫く“流星”。ヘリなど、ただの的。
「堕ちろ」
トリガーが引かれる。刹那、空が爆ぜた。
猛毒を纏う“桜花”。致死量ギリギリであるが故に死を許されない。
「苦しみな」
のたうち回るしかなかった。
物理を無視した物理、“氷華”。理外の密度が襲い掛かる。
「砕けろ」
殴られた骨が原型を留めることはない。
その氷華を超える理不尽の塊、“黄昏”。振るだけで空間が歪む。
「邪魔」
攻撃が直接当たることは無い。しかし衝撃波で十分だった。
何もかもを振り回す“時雨”。戦場を飛び回り、時には敵すら武器にする。
「脆い」
しかし叩きつける力が尋常ではない。戦車でさえ1台一撃が限界だった。
(――おかしい)
何かがおかしい。
だけど、何がおかしいのか、まだ分からない。
神の使いという言葉が似合いそうなくらい神々しい槍――グングニルを手に持つテラ。戦場で違和感を感じ、一旦後退して考えてみることに。
「エリさん!すみませんが、代わってもらえますか!?」
「あ、うん、分かった!ちょっと待ってな!」
…よかった。これで思考に集中できる。
考えろ、感じろ。
………
「…あ。分かった、かもしれないです」
「シエル:テラちゃん?どうしたんですか?」
「敵の人たち――」
――くろのすさんたちに対して“のみ”、明確な殺意を向けているんです。私以上に。
全員、嫌な予感がした。
直後。
ぱぁん
紅い花が、8つ
「くろのす:咲くわけないんだよ、ヴァ〜カ」
弾丸は、くろのすたちに届かない。だって時間の進みと確率論を弄くることのできる人が居るもん。尽く防がれるか、避けられる。
(…でも、嫌な予感は当たってた)
じゃあ、何故…?




