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猫耳少女、或いは、ばけものたちの、日常と非日常。  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
16時、雷雨のち虹。

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初仕事

「…とりあえず、そのやべぇ組織潰せばいいのか?」

『うん、よろしく。相手が相手だから時雨は相性良いと思うよ』

「了解。念の為確認、躊躇する必要は?」

『無し』

「ありがと」


 通話先に居るのは、ユキ。あいつは情報収集・指示部隊(ミライと同じところ)に入ったらしい。

 今から向かう組織は、どうやら怪異の中でも凶暴な性格のやつを掻き集めているらしい。企んでいることも都市破壊とか碌でもないものだとか。

 怪異は大型のものほど凶暴になる傾向にある。実際、その組織が集めてるやつはみんな大型に分類される。最初はどうやって隠してんのか気になったが、目的地座標が地下を指していることで納得した。


「時雨、潜入する時は警備に弱いんだよな…」

『1体ずつ確実に、パターンだからね。最悪人振り回せば?』

「あぁ、それで行くつもり」


 絵面は想像しない事を推奨しておく。かなりスプラッタだからな。


「お邪魔しまーす」


 時雨の機動力を活かすために、怪異搬入口から侵入。分類上、自分も怪異だから、多分何も問題ないと思う()

 とりあえず、管理者部屋まで直行。


「…」

『どしたの?』


 …捕まっている怪異たち、放っとけないな。


「グルルルルルルルルル」

「…よしよし、怖かったね。もう大丈夫、大丈夫」


 ちょっと省略。


「…くぅん…」

『…何だろ。新しい扉開きそうになった』

「うっせ、黙れ」




 再び暫く通路を進むと。


「…奴隷?今の日本では禁止されてるよな」

『そうだね。まぁ違法なんてこれからはそこら中で見るよ、今のうちに慣れときな』

「疾うの昔に慣れてるさ。後で保護だな、先にラスボスを倒す」


 扉を開けた瞬間に想定できるイベントは…罠、もぬけの殻、囲まれ、エトセトラエトセトラ…


「…罠反応無し。このまま突撃する」

『了解』


 ばんっ!(ドアの蝶番が泣く音)


「クケケケケ、うちの部下共が世話になったn」


 時雨でヘッドショット。おしまい。


「ターゲット始末完了。ボスに繋いで」

『おっけ〜』

『ボス:アメ、ユキ、初仕事お疲れ様』

「ありがと。違法奴隷を5人保護した」

『お、マジか。収穫は予想以上だな。その奴隷たちはうちで保護する。連れてこれそうか?』

「ああ、全員心身共に別状無し…1名、オレに憧れた女子が居ること以外はな」

『正常だ』

「…血なまぐさい道を歩ませたくはないなぁ。本人の自由だけどさ」


 何はともあれ、初仕事完了。報酬は…え?何この金額?桁3つくらい多くない?あ、国からの調査報酬込み?あぁそう…

裏社会のアメとユキ

怒られそう

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