第五夜:クリアスカイサイダー
4日連続で夜に響く足音。減っている食材。
これらから察するに…
「みんな美味しそうなの食べてるね」
「オレらも食うか」
厨房へゴー。
とは言っても、ウチらは料理には向かない性格だ。なので…
「じゃーん、材料これだけー」
「炭酸水、ブルーハワイのかき氷シロップ、ザラメ、ミニ綿菓子機…なるほどな」
まず、グラスにストローを差し、氷を入れます。溢れて良し。
適当に綿菓子を作ります。少量で良し。
綿菓子を串から剥がします。ちぎれて良し。
グラス内でシロップを炭酸水で割ります。比率は適当で良し。
綿菓子を上から乗っけます。溶けるけど良し。
「完成、快晴サイダー」
「びっくりするくらい簡単、そして雑」
ただしカロリー計算をしてはいけない。
「オレらには丁度いいけどな」
「だね。ウチらめっちゃ動くし」
飲んでみる。
「…思ったより甘いね」
「今度はブルーハワイを薄めるか、綿菓子減らすかしないとな」
そもそも材料がどれも砂糖、砂糖、砂糖である。
「…」
「どうした?」
「いんや、何でも」
「しんみりしたくなっただけか?」
「ひょっとしてエスパー?」
「相棒の事なんざ丸分かりさ」




