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猫耳少女、或いは、ばけものたちの、日常と非日常。  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
3時、真夜中の小腹満たし。

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第一夜:げきあまウィンナーカフェオレ

 真夜中。ふと目が覚める。

 時計を見ると、午前3時。午後だったらおやつ時だ。


 …おやつ、か。

 なんか、甘いの食べたくなったな。とびきり甘いやつ。

 布団から出たくない気持ちもあるが、それ以上に甘味に対する欲求が私を起こした。

「んぅ…くろのす…?」

 あいも起きたようだ。ホント私に敏感だよね。

「甘いの食べたくなった」

「のみものでもぃい?ざいりょうあるし、つくれるよ」

「ホント?じゃあ一緒に作ろっか」

「ん」


 階段を降りて、キッチンに向かう。午前3時にもなれば、殆どみんな寝ている。強いて言うなら、闇カジノを潰したミライとその帰りを待っていたカコと階段ですれ違ったくらい。

「まず、かふぇおれをいいかんじにつくります」

 真夜中で眠気もまだ抜けきらないので、適当でいいのだ。

「かふぇおれに、はちみつをたっぷりいれます」

 これが無きゃ、はちみつかふぇのコーヒーじゃない。

「ほいっぷくりーむを、たっぷりのせます」

 白いふわふわクリームが、カップの口を覆う。

「さらに、うえからはちみつをかけます。おこのみで、めーぷるしろっぷとかも」

 少し贅沢して、巣蜜を使っちゃおう。

「しなもんぱうだーと、ほしかったら、さとうもかけます」

 見栄えのために、金平糖もかけちゃえ。駄菓子詰め合わせに入ってるような、ちっちゃいやつ。

「ましゅまろとか、くれーぷすてぃっくとか、すきなのをおこのみでのせます」

 私はマシュマロだけ乗っけた。

「かんせい。げきあまウィンナーカフェオレ」

 はちみつかふぇの裏メニュー。本当はもっとシンプルだけど、色々乗っけてみた。

 早速飲んじゃおう。ずず…

「「あまぁ…♡」」

 あー融けそう。

「ねぇ、くろのす」

 ん、何だろ?


「かくしごと、ある?」


 ………。


「あるよ」

「!っ」

「でも、今はダメ。万が一、悟られるわけにはいかない」

「さとられたら?」

「勝率が1%落ちる。その1%が命取りになり得る」

「さとられなければ?」

「勝ち確」

「わかった」


 …

「心配なさんな。悟られても99%勝てるんだし。それよりもさ」

「ぅん…?」

「今夜は、このカフェオレの甘さに身を任せて、身体も甘々に溶かしていきたいな、なんて…」

 きっと私の瞳からは、理性が欠如し始めているだろう。

 それは、見つめ合っている恋人も同じようで。

「…あしたは、なにも、よていなし」

「決まりだね。味を忘れないうちに」

「推定650〜750kcal。良い子は飲んじゃダメ!」

「くろのすとわたしは、とくしゅなくんれん(現象化)を、うけています」

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