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第三話 再会

授乳が終わり、面会時間も今日はここまでのようだ。父親も少し前に帰った。


最初は、はて乳首をどのように吸ったものかと憂いていたが、エロスの欠片もなくボロンと出された乳房に思うところは何も無かった。一応、「これは食事、これは食事…」と頭で唱えながら飲んだが次第に慣れるだろう。貴重な経験なので、乳が小さいことに言及はしない。




新生児室に運ばれて少しした頃、自分は他の新生児とは別の、少し暗い場所に運ばれた。研究室のようなものだろうか。何かの容器に入れられてはいるものの、物々しい雰囲気は肌で感じることが出来る。




ケラケラとした男の声が自分に話しかける。驚いたことに、その声には非常に聞き覚えがあった。


「その身体にも慣れてきたか?堀本。」


お前だったのか…グッチ。


初めて出た自分の声に笑ってしまった。高っ。



グッチこと山口遥斗は、自分が持病に倒れ、看取るまでを担当した主治医であり幼馴染だ。さらに、


「いやぁー脳の移植がここまで上手く成功するとはねぇ、これから研究楽しみだぞぉー!」


倫理観の崩壊したマッドサイエンティストでもある。

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