さよならの街
少女、リイラは真っ白なアパートの一室で目を覚ます。
そこは『誰かや何かにさよならを言わないまま、相手が死んでしまったりなくなってしまった』ことに後悔した人達が集まる『さよならの街』という街だった。
リイラは泣き暮れた一週間で、何にさよならを言えなかったのかを思い出さなければならなかった。
アパートの管理人であるヒイラギという男性や、その同僚で向日葵のようなおさげ髪のオネエ口調が特徴的なヒイロに世話になりながら生活を送っていくうちに、リイラは大切なことに関する記憶を少しずつ、少しずつ取り戻していく。
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数年前にとある短編賞用に書き下ろしたものです。
そこは『誰かや何かにさよならを言わないまま、相手が死んでしまったりなくなってしまった』ことに後悔した人達が集まる『さよならの街』という街だった。
リイラは泣き暮れた一週間で、何にさよならを言えなかったのかを思い出さなければならなかった。
アパートの管理人であるヒイラギという男性や、その同僚で向日葵のようなおさげ髪のオネエ口調が特徴的なヒイロに世話になりながら生活を送っていくうちに、リイラは大切なことに関する記憶を少しずつ、少しずつ取り戻していく。
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数年前にとある短編賞用に書き下ろしたものです。
1.思い出したら、さよならしなくちゃいけないの。
2018/10/02 23:16
2.「子どもは、沢山泣いた方がいいんだ」
2018/10/02 23:22
3.「覚えているわ。私、この本が好きだったの」
2018/10/03 00:00
4.「……本当に、最低なこと言ってもいい?」
2018/10/03 07:00
5.「僕も、リイラちゃんには思い出して欲しいから」
2018/10/03 08:00
6.「ばいばい」「また明日」
2018/10/03 12:00
7.「さよならの、まち。真っ白い素敵なお話よ」
2018/10/03 17:00