貴方がそこに立つ理由は
貴方はどうして悲しい表情をしているのですか?
貴方は笑顔を見せても、どうしてその目は悲しそうなのですか?
殺されかけても、笑顔で冷たい目で追い返して。
貴方は、こちらの世界に来る前に、何をしてきたのでしょう?
どれだけの人を、殺したのでしょう。
貴方はその場所で、何を見てきたのでしょう?
一体何を、してきたのでしょう。
どうして、絶望しかない世界から来た貴方は人らしいのでしょう?
何故、貴方は前を見ていられるのでしょうか。
起きた事を受けとめられるのでしょうか。
どうして貴方はそこに立てているのでしょうか?
誰よりも強くないのだろうに。
辛いことばかりで、泣き崩れそうな日々を送っただろうに。
私は、それを訊いてみたい。
貴方のこれまでを。
貴方のしたことを。
けれど、それを語るのは貴方自身出来たとしても、一部の経験はきっと、今まで培ったものを壊してしまい兼ねないのでしょう?
だから、今は語らないでいつか、信じれると思った時に、皆様に、私に。
それか、貴方と共に歩み、同じものを見てくれるお方に話して下さい。
異世界の話も含めて。
どんな毎日だったのか、またお聞きしたいですね。
学校、というものの話を。
そこでの毎日を。