表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
並行異世界ストレイド  作者: 機刈二暮
[第三章]異世界観光
22/439

貴方がそこに立つ理由は



 貴方はどうして悲しい表情をしているのですか?



 貴方は笑顔を見せても、どうしてその目は悲しそうなのですか?



 殺されかけても、笑顔で冷たい目で追い返して。




 貴方は、こちらの世界に来る前に、何をしてきたのでしょう?


 どれだけの人を、殺したのでしょう。


 貴方はその場所で、何を見てきたのでしょう?


 一体何を、してきたのでしょう。




 どうして、絶望しかない世界から来た貴方は人らしいのでしょう?


 何故、貴方は前を見ていられるのでしょうか。


 起きた事を受けとめられるのでしょうか。




 どうして貴方はそこに立てているのでしょうか?


 誰よりも強くないのだろうに。


 辛いことばかりで、泣き崩れそうな日々を送っただろうに。

 


 



 私は、それを訊いてみたい。


 貴方のこれまでを。


 貴方のしたことを。




 けれど、それを語るのは貴方自身出来たとしても、一部の経験はきっと、今まで培ったものを壊してしまい兼ねないのでしょう?


 だから、今は語らないでいつか、信じれると思った時に、皆様に、私に。


 それか、貴方と共に歩み、同じものを見てくれるお方に話して下さい。



 異世界の話も含めて。


 どんな毎日だったのか、またお聞きしたいですね。


 学校、というものの話を。


 そこでの毎日を。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ